ユーザー車検レポート

ユーザー車検レポート


最近、限定な人々の間でユーザ車検が流行している模様なので、私も挑戦して見る事にしました。取る前はなにかと心配な状態でしたが、いざ終わってみるとあっと言う間に終わってしまったのが率直な感想です。尚、受検に際し、限定解除MLの川手さん、小泉さん、野島さんの手記が非常に参考になりました。この場をお借りして、御礼申し上げます。

【車両】


95年4月初回登録のTRX850 (白)
走行距離12800km
2度目の継続車検

【事前整備】


3/13(午前)
ユーザー車検とてやっぱり整備なしで受けるほど、簡単なモンでは無いと思い、まずは自分なりにやってみました。

・ 洗車
整備の基本は洗車が第一と思い、ますは洗車から始めた、案の定よーく見て行くとリアショックからにじみ出たオイルに埃が混ざってペースト状になっていた。なんかオイルもれの漏れのようで見栄えが悪かったので、クリーナーと歯ブラシで清掃。
あとは通常の清掃に気を持ったくらいで完了しました。

・ ブレーキ
通常の清掃でキャリパー内部まではとても洗えないので、フロント・リア共に車体からはずして、清掃する事にした。
車体からはずして、パッドを取り外すとあとはブレーキクリーナーで吹きながら、歯ブラシでごしごし、でもクリーナー自体揮発性が高いので、すぐに乾燥してしまうので、洗い油として灯油も併用しました。
最後にエアーガンでしゅーっと一吹きしておしまい。

・灯火器の確認
これは、ウィンカー、ストップランプ等の動作を念のためすべて確認しただけ

【自賠責の継続】


3/13(午後)
バイク屋に行って今の自賠責を継続するために22900円を払い新しい保険の証明書をゲット

【車検場の予約】


栃木陸運支局は電話予約となっている
TEL028−658−9711

3/16
まず、車検日を3/18午前で予約しようと思い昼休みに電話予約にTELしましたが、音声案内にしたがって手続きをしていくと、17・18両日とも一杯とのことで、一旦あきらめ。
どーしようかなぁ?と考え天気が悪そうだから来週にしようと思い、夕方再度電話をかけると17日が開いているではないか、つかさず17日午前で登録すると登録完了。17日って考えてみると明日ではないかぁ。でもいっちゃおー!
この場合、予約受け付けが完了すると5桁の予約番号が音声で流れるので、メモっておく。当然、車検の受け付けで必要な番号である。

【車検当日】


3/17
栃木陸運支局は午前の受付け時間が8:45〜11:45になっているので車検場に8:30に入る事を目標に家を7:10に出ました。
途中でフロントブレーキの泣きに気づいて、路地にバイクを止めパッドを外し、パッドのエッジを落としました。ヤスリが無いので縁石のコンクリートにこすり付けると、見事に角が削れ感激モードに浸ったが、組み直しても泣きはおさまらなかった。ま、いーかと開き直ってしまった。分解整備でパッドグリスがかなり落ちてしまったらしい

・テスター屋
ライトの光軸に関しては自信が無かったので、車検場近くのテスター屋に駆け込んだ。
バイクの場合はブレーキ・スピードは見てくれず、ホントに光軸のみでした。でも結構光軸テスターのメーターを見ているとずれていて、整備のおにーさんが、左右・上下ともアジャスタースクリューをぐるぐる回して調整してくれました。
費用2500円也、高いか安いかは考え方次第ですが、自分には納得の金額でした。

・書類の準備
到着がすこし遅れて9:00頃となってしまった。まず入ったすぐのB棟で受検用紙をもらい、必要事項を記入、その後D棟にいって、1400円の検定費用の印紙と重量税5000円の証紙を購入して、受検用紙にある。あと納税証明書を見せて、ハンコをおしてもらう。
で、窓口でマークシートが買っていない様ですから隣の9番の窓口で買ってください。といわれた。結構ユーザー車検には親切に対応してくれるなぁと感心しました。
で、9番の窓口でマークシートの申請書を購入して鉛筆で書き込み書類はずべて整いました。マークシート50円也。

・車検場
書類が整った所で、B棟に戻り受付けをすませる。その時に予約したときの予約番号5桁を知らせる。受付けのおじさんがオートバイは0番のコースへ行ってくださいと教えてくれバイクをもってコースに出向く。
0番のコースはバイク以外に特殊車両もやっていて、コンテナ車の後ろに並んで15分位待ったら二輪のコースにたどり着いた。で、多分テスターにバイクを入れてどんどんやって良いのだと思ったが、なにぶん始めてだったので、職員の詰め所に行って、すみませーん、初めてなんでと言うと、あ、じゃちょっと待っててください、今そちらに行きますからと、ここでも親切な対応。
その後試験管のおにーちゃんが柄の長いハンマーをもって出てきて、
はい、ウインカー右、左、フロント、リアブレーキ、ホーンと電送系のチェックをすると、そのハンマーでフレームやホイールを叩き出して、はいOK!
続いて、最大関門のテスターへ、フットスイッチをまず押して40Km/hになったらスイッチを放す、まず○が付く
次フロントブレーキ、で、リアブレーキも一緒に踏まなくてはいけないのだが、フロントだけだったので、フロントタイヤがローラーから外れてしまった。あれ?テスターが止まってしまったので、、試験官がテスターをリセットしてくれて再度挑戦、結果ここも○。
最後に光軸デスターでテスターのフットスイッチを踏むとフロントタイヤを押さえる金具が両脇から出てきて、受光のユニットがライト前方にスライドしてくる。待つ事20秒位。で、ここも○。やっぱテスター屋で光軸あわせてきて良かったと、一人で感激する。最後に試験官のハンコをもらって、検査をすべて終了しました。

・新車検証の交付
その後受付けをしたB棟に戻り受検書類一式を窓口に提出して新し車検証とステッカーをもらい、すべて完了!時計を見ると10:10だ、むむ、高速を使えば、フレックスぎりぎりの11:00に間に合うぞ、つかさず鹿沼ICから東北道に乗り佐野藤岡ICまでひとっ飛びで、会社に丁度11:00着、ふー間に合った。

【総費用】


自賠責 22900円
車検費用 1400円
重量税 5000円
マークシート代  50円
テスター代 2500円
合計 31850円也

【感想】


特にユーザー車検だったせいも有って、受付けや各窓口の応対、検査官は非常に親切であった、今までの役所のイメージは微塵も有りませんでした。わからなければ素直に聞けば教えてくれます。
あと大切な事は車検が通ったから安心と思わず、日頃のメンテナンスは大切な事ですねぇ、今までバイク屋さんに任せていたことを自分でやっただけの事ですから、トラブっても自らの責任になるわけでなんですよね。その分メンテをマメにする事で尚一層バイクへの愛着も湧きます。
AT OWN RISKって事ですね