GPS "eTrex" on GTS1000/A
目的とか
GTSに乗ってると、地図を見るのが大変。というのは、タンクバッグが付かないのです。
いや、付かないわけではないんですが、元々タンク相当部が高くて、さらに盛り上がっていてバッグを付けるのに向いた形状じゃない上、そこに便利な小物入れとかが付いているのでタンクバッグを付けるメリットが無いんですね。少なくとも私はそう思います。
地図は通常ケツバッグに入れてるわけですが信号待ちくらいの時間では見れないし、あのバイクでホイホイ路肩に停めるのもどうも面倒くさい。そうやって適当に走っているうちに完全に現在位置と方角を失ってしまうわけですがその後で漸く地図を見ても結局わかんないのですね。
そこで、やっぱりGTSにはGPSだろーということになるわけです。(意味不明)
GPSと言っても、いろいろ有りますな。普通は「カーナビ」を想像するんでしょう。ハンディなカーナビをGTSにドカンと付けちゃってる人もいます。確かにいるんですが。結局タンクバッグを付けてカーナビを積むか、それに近い付け方になっちゃって根本的に解決にならないのですね。あとは個人的な趣味ですが、気軽にバイクから離れられなくなるし、ナビまで付けちゃうと折角気ままに走れるバイクの魅力をわざわざスポイルしているようで気持ち悪く感じるわけです。
おそらくカーナビ積んでも紙の地図が荷物からなくなることはないし、重複する機能の余計なものを持っていくのはツーリンガーとしての美学にも抵触しますな。
そこで、最低限欲しい機能を絞り込むと、
現在位置がわかる
登録したチェックポイントとの位置関係がリアルタイムでわかる
くらいで、私の場合OK。いわゆるハンディGPSでOKってわけです。
とりあえず使ってみる
調達したのはeTrex。米国GARMIN社製の現在一番シンプルなものです。
候補は山ほどあったのですが、上記の最低条件をクリアしている「自己完結」したマシンの中では最も安いのがこれだったかなと。
とりあえず携帯してバイクで走ってみると、良く見えるとことに常置しないと持ってるだけの地図と何ら変りが無いことに気付きました。やはり。
さて、どこにどう付けようか。
トップブリッジに取り付けよう
いろいろ考えるとトップブリッジ上が一番使いやすそうです。取り付け方で一番簡単なのは 、
両面テープ付きのマジック
なんでしょうが、重さや形状を考えるといくらなんでも心配。雨にも当たる部分に両面テープとかはちょっと嫌ですね。あと、マジックも絵的に好きじゃないです。いや、好みの問題なんですが。
なんとか、ネジ留めしたマウントに「カチッ」と嵌めるようなのにしたいなあ。
そこで、オプションの自転車・バイク用アタッチメントを購入。こいつを改造してGTSにスマートに付くやつを作ろうってわけです。
取付けに使えそうなネジは、トップブリッジ裏の左側に1本だけありました。
クラッチホースやらハーネスを束ねるフックを留めているネジなのです。M6。
このネジで供締めして、トップブリッジ上までぐいーんとプレートを伸ばして、そこにマウントを装着する。てんで、
こんなんできましたけど。
ステンレスで肉厚の適当なアングルを買って来て、曲げただけ。
自転車アタッチメントは、マウント部しかいらないので、パイプを噛む部分をばっさり切断。フラットに削って、これをアングルに貼り付けて一応ネジ留め。おしまい。
この時点で既にあんまり美しくないけど手作業じゃこれが限度。
現物に当ててみると、アングルの先端部がクラッチホースと干渉しました。
これはクラッチホースの向きを根元からちょっと変えて解決。
で、マウントを取り付けるとこんな感じ。
意外とすっきりしてると思いませんか。
さらに、eTrex本体を取り付けるとこんな感じ。
まあとりあえずはこんなもんでしょか。
改良の余地は結構ありそうですね。まあ当分はこれで試してみます。
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