K&N Air Filter for GTS1000/A
ことの起こり
GTS純正エアクリーナは高い!
専用品が2個必要で、一度の交換で7500円くらいかかります。
しかも、詰まってくるとインジェクションの調子が悪くなるような気がするんですね。あんまり関係ない気もするんですけど。
2005.7 追記:ほぼ関係ないです。まずはチェーンを張りましょう。
いずれにしても、低抵抗なフィルターにして困ることはなさそうですので、K&Nを入れたいと思った次第です。
純正はこんなやつ。使用済みですが、気流が内側→外側なので外側は綺麗なもんです。
GTS用は
当然というべきか、残念ながらというべきか、K&Nからリプレイス品あるいはキットは販売されていません。アダプタを自作するか、専用品を作るかしか手はありませんね。
2005.7 追記:T-MAX用が流用可能という話です。若干干渉しますが、どうにか入るとか。
そして無謀にも後者を選んだバカが、ここにいます。
そしてこれを真似した外人が
ここにいる。
流石二番煎じ、良くできます。
リプレイスフィルター作ろう
やりたいことは、純正のフィルター枠にK&Nのフィルターだけを移植することです。
買ったもの。なぜかFJ1100/1200用です。なぜって、たまたま売場にあった同じサイズのフィルターが取れるものの中で一番安かったからなんですね。
と思ったら、Zepyer1100用のフィルタは円筒形ででかくて、1個あればGTS用2つ分くらいのフィルタが取れそうなサイズであした。でも、最初からオイル(赤紫のアレだ)が浸みさせてあると作業がやりにくくて、あとで接着も難しいでしょうから、白い奴を買って正解だったんじゃないかと思います。
2000年頃の話です。
FJ用でもその後は赤くなってしまったかも知れませんが・・・・。
作業する前に、クリーナーでよく油分を落とせば使えるかも知れなませんけど、大変でしょうね。
これが箱。古いデザインですね
これがフィルター本体。
最近のはオイルが染み込まされてから売られていますので紫色のフィルターですが、これはまだオイルが染み込まされる前の状態で売られているので、白いです。
付属品でフィルターオイルやステッカーなど。
純正フィルタをばらすとこうなります。
パーツ同士はなんだかビロビロした接着剤でくっついているので、隙間にカッターの刃を差し込んで少しずつ剥がしていきます。
K&Nフィルターから、フィルターだけを切り取ります。
何でどうやって切ろうかちょっと悩みましたが、大きなカッターナイフでザクザク切ることができました。刃を1本ダメにすれば何とかなります。
フィルターを潰さないように少しずつ切っていきます。
左がGTS純正。右がFJ用K&Nから切り取ったもの。
長さはギリギリですが、幅は結構余裕があります。
幅をGTS用に合わせて切ります。
切り取ってしまったフィルターは押さえにくいので更に切るのはちょっと面倒です。
型にうまくはまるように形を整えます。
接着は、フィルターオイルその他で侵されないものでないといけないので、エポキシ系を使ってみました。純正と同じような弾力性のあるやつがいいのですが、あれは何なんでしょうね?
シリコーン系の接着剤の方が良いかも知れませんね。
接着剤を付けたら、枠に押し込めて固定します。固定は適当にガムテでやってしまいましたが、理想的には治具を当ててクランプで留めたりできれば確実ですね。
まずは、両側の半円形の型と下の薄い枠だけを接着。
土台の枠は後回し。
エポキシでの接着だけでは隙間が開いてしまいそうなので、フィルタの周囲はシリコーン充填材で埋めることにしました。水漏れ修理とかに使うやつですが、この類はピンキリあります。どんなのでも良かったのですが、開封するとあまり長持ちしないので、使い切れるサイズのものの方が良いと思います。
今回選んだのは、地元のスーパー西友で一番安かったやつ。色は無難に白にしてみました。
これで、ちまちまとフィルタ周囲にシリコーンを盛っていきます。案外、固まり始めるのが早くて、棒の先で隙間に押し込めていくような作業はとてもやりにくいです。
まあこんなもんかな。
フィルターオイルを付けると一気にK&Nらしくなります。
インストール
書いてもあまり意味無いけど、ご参考。
お約束でカウルを外します。ここまでの作業がえぐい。
これがエアクリーナボックスです。
周り中のゴムシートは、下のラジエータからの熱気が余計なところに入り込まないようにするためのもののようです。
エアクリーナボックスのふたを開けると、フィルターが出きます。
手前の4本の曲がった筒がインマニへと続くパイプ。
これを高効率のファンネルにしてみたいですね。
フィルターを外すとこんな感じ。
吸気はフィルターの下側から入ってきます。
フィルターの内側。約1万km走行でそれなりには汚れています。
芝みたいな草とかが少々。虫みたいな大物は入りにくいようです。
いよいよ(偽)K&Nの取付けです。あつらえたようにすっぽり収まります。
あつらえたんだってば。
さりげなく主張します。
見えない所に凝るのがお洒落だと思ってます。阿呆です。
あとは、カウルを組み付けるだけですね。慣れれば20分くらいでしょうか。
効果は、よくわかりません。当初の目的通り、消耗品経費の節減効果だけで満足してます。
吸気や燃調のセッティングに関しては、また別の機会に・・(ネタはあるんですけどね)
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