Exchange lightvalve about GTS1000/A
笑っちゃうくらいえぐいGTSの(たかが)ライトバルブ交換作業を、ご紹介。
車両は98GB仕様で、2灯式(左H4 Hi/Lo)/(右H3 Hi)なのだが、作業自体は他の仕様でも変わらないと思います。
(これは98GB仕様の取扱説明書に載っている交換方法です。実際にはライト下のネジをコインで回して開ければ左右ともバルブ交換は可能です。本来このように交換するように設計されていると思われますが、何らかの問題が発生して取扱説明書の内容が変わったと考えられます。実際この手法だと、完全に手探りになってしまいますので、初めて行う場合、一度は取扱説明書通り上から覗いて作業をすることをお薦めします。)
これが、今回使用したバルブ。左のうすら青いやつ。右のは最初に付いてきたやつ。
光の色は特に青くなるわけじゃなくて、ほんの少し黄色がカットされて白さが増す程度なのだ。
使用工具
これでも、+ドライバー1本でできるのだ。^^;
全然関係無いけど、これがガレーヂ036武蔵新城支部だ!
シートを外す
いきなり、全然関係なさそうなシートから外す。ちょろい。
タンクのトップカバーを外す
GTSはダミータンクなので、タンク相当部も全部カウルなのだ。
ネジは、シート側に2本、一番前に2本、給油口リッドの中に2本の計6本。
トップカバーを外す時に、タンクキャップが引っかかるので、キャップを外す。
トップカバーを上に上げると、給油口回りに入った水やこぼれたガソリンを抜くドレンホースが繋がっている。こいつも外さないとカバーがうまく取れない。
クリップを取ると、クリップがホースを伝って下に落ちて、とんでもないことになるので、ホースにタイラップをつけてクリップが落ちないようにしておく。カウル外すときはいつも役に立つので、タイラップは付けっぱなしにしておくのが吉。
ようやくトップカバーが取れた。
給油口のキャップは、すぐに閉めておこう。
インパネの手前のパネルを外す
インパネ回りがフルカバーになっているのが諸悪の根元。いや、悪いことじゃないんだけど。
このパネルを外す。左右ある。右は、まずパネルにさらに付いている冷却水のリザーバのところのフタを取る。ねじ1本。ちょろい。
そのフタを取ると、中にネジ1本。最初から露出しているネジが2本(内1本はトップカバー下から出てくるのだ)。これで右側のパネルは外れる。
左側は露出してるネジを3本取れば外れる。
ここでネジ計7本。上記トップカバーのネジと同じネジなので、混ぜても問題無い。
スクリーンを外す
今度はスクリーンを外す。
別に最初に外してもいいんだけどね。
プラスチックの弱っちいネジ6本で留まっている。舐めないように注意。取り付けるときはさらに注意。締め過ぎてもネジがバカになるからね。
蘊蓄:この弱いプラネジ、事故とかで体が前に放り出されたときに、首がスクリーンに引っかかって死ぬのを防ぐために、何かあったときはスクリーンごと吹っ飛ぶように弱いネジで留めてあるのだ。お洒落でカラーアルマイトのネジとかに換えるやつも多いけど、命が惜しかったらやめておけ。
フロンとカウル上端の裏のカバーを外す
左右ある。これはほんとにぼろ隠しのカバーで、それぞれネジ1本で留まっている。
最初に外しても問題無い。
インパネ回りのパネルを外す
スクリーンの下から現れるネジが2本。
手前パネルの下に現れるネジが2本。計4本のネジを外すと、インパネの回りのカバーが取れる。
これでようやく準備完了なのだ。
バルブの交換
ここからはどんな車種でも同じ。
でもあれだけいろいろ外してもようやく手が入るだけの隙間があるだけ。手が痛い。
コネクタを外し、
ゴムのブーツを外し、
バルブを押さえてるクリップを外し、
バルブを外すのだ。
あとは一切、これまでの逆の作業。まあ30分くらいでなんとかなるかな。
結果
良好、良好!
ITOH Osamu/
Sachi/
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