安全運転講習会
何の前触れもなくビッグイベント。
熊本に来たのはこれなんだな。社有車管理の担当として出張した。別に免許汚したわけじゃないぞ。
場所はHRS九州。その筋の人には有名なのね。わしゃクローズドコースの人間ではないので全然知らんかった。
座学では事故の起きる理屈を少々。かいつまんで、
人間の安全速度は時速4km
安全速度というのは、突然目の前で何が起きても正確に避けるなり止まるなりできる速度。
殆どの動物はその最高速度付近に持っているものなんだそうだ。
例えばネコならビックリして全力疾走中でも自分より遅いものは避けられるし。狭い穴もくぐれる。
しかし人間は、人ごみの地下道をぶつからずに掛け抜ける程度のことすらできない。せいぜい歩く速度まで。
不適切な行動と、不適切な環境
が重なると事故が起きる。
ちょっと違う言葉だったかな。
環境には他人の不適切な行動も含まれるわけだ。
いくら腹を立てても、環境は変わらん。
そして実習。
発煙筒を焚く。
「はい点けて」
と渡されたしとは、まず使用法を読む。読んでるうちに、
「30秒たちました。電車来ましたー」
なんかのデータによると遮断機が下りてから平均30秒で電車くるらしい。
猿でもつけられるほど簡単だが、知らなきゃ話にならんてこと。
最後に急制動や回避。車両はABS付き(OFFもできる)シビック。ミニバイクレースにも使う高μの路面だがこれをdryやらwetやらにしてブレーキペダルを蹴飛ばして遊ぶ。
普通のドライバーはフルロックのブレーキングなんかしたことないようだが。単車乗りにはコケない車のタイヤロックさせるなんぞわけない。タイヤの焦げる匂いを堪能した。
なかなか良い講習だった。明らかに自分がレベルアップした気がする。
特別なにも技術の向上とかはしないで、知識と意識と体験だけで確実に安全性が向上されるということが実感できて、目から鱗。
前日に義父がHRSの所長とゴルフコンペ一緒でなんかわしが今日来るって話もしてたらしいので、無視して帰れねーので最後に所長をつかまえて御挨拶。
ITOH Osamu/
Sachi/
Guest Book/
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