カバン少年

晴れた日は相変わらず自転車で出勤。コースは信号の都合で気まぐれ。
汗だくにならないようにペースは抑え目でね。

向こから少年が自転車でやってくる。ほうほう夏休みだもんね。学校があればこんな時間に少年に遭うことも無いし、まして自転車に乗っているなんぞ。

でもなんかカバンを斜めにかけている。遊びに行く格好じゃないよな。
と思いつつも特段気に留めずに流した。つもりだったが、

向こからまた少年がやってくる。カバンを背負ってるぞ。

カバンには、

いつのまにこんな所まで!!
密かにわしも昔持ってたけどね。

官能の世界

仕事の内容については書かん主義だが、差し障りの無い範囲でたまには書いてみるか。

今日は某試験品の喫味のチェック。17人の技術員が密室に会した。
密室で17人が4本ずつ、一斉に火を着ける。合計68本の両切りたばこが生臭味のある紫煙を吹き上げる。
密室は、バルサンでも焚いたかのような状態に陥る。
換気扇はあるが正に焼け石に水。

たばこは人差し指と中指の間に挟んで吸うのが一般的だが、喫味をやるときは普通に物を摘むように親指と人差し指で持つ。4本吸い比べるので、当然両手を使う。

謎の会話が飛び交う。
12種類の試験品と、CTLの標準品を合わせて何本吸ったろう?
各人2時間で缶ピー1缶空けるような感覚ね。マイルドセブンスーパーライト換算すると100本/h。

4年前は10本ぐらいで手足が冷たくなり、20本ぐらいで吐気を催したもんだが、今は若干食欲減衰するくらいで何とかなる。口の中は荒れるが。
もちろん、ダメージを抑える吸い方のコツってのはあるんだけどね。
親指と人差し指の先は巻紙を透過したヤニで黄色くなり、その色と臭いは、洗っても1週間は、消えない。

あなたの健康を損なうおそれがありますので、吸いすぎに注意しましょう。



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