餃子放浪記
研修中の休日である。
外出はできるので、実家に帰っても良いんだが、折角こっちに来てるのでできるだけ小山近辺を堪能しよう。と思う。
しかし、小山には、
猛烈に何も無い(失礼)
ということが、夕べの散歩でわかってしまったので、宇都宮まで足を伸ばすことにした。
宇都宮と言えば、
餃子
である。餃子喰いに行こう。
研修所は小山と小金井の中間くらいにある。自転車を借りて小金井まで行く。最寄は小山だが、これで宇都宮まで往復160円儲かる。
みんみん(パセオ(駅ビル)店)
E139.54.5.3 N36.33.26.0
言わずと知れた宇都宮餃子の雄みんみん。焼餃子と水餃子が各1人前(6個)にライス付いて580円。のセット。かなり安め。
味はかなりあっさり。そこいらのラーメン屋の餃子よりは皮もぷりぷりしてるし野菜多くてジューシーではあるが、またわざわざ喰いに来るほどのもんではないかな。普通の餃子の延長線。
餃子そのものの味が薄いので、タレは出来るだけつけないほうがよさげ。そういう意味で水餃子の方が堪能できた。
他のみんみんはどうなんだろう?
宇都宮餃子マップ(無料)を手に入れた。
めんめん
E139.53.27.8 N36.33.19.0
とりあえずみんみんでマトモな量喰ったので、宇都宮の街でもウロンチョロン(宮崎弁)すっかなと思って歩き出したものの、どうも腹が物足りない感じ。
餃子はラーメンと比べて血糖値が上がりにくいのか?
ということで、近くて正統派でおいしそうな(餃子マップ見た感じ)で、めんめんというラーメン屋へ。
ラーメン屋だが、真面目に中華もやってそうな感じ。ピータン豆腐なんかがメニューにある。
ライスもビールも無しで(焼)餃子1枚だけ注文。ちょっぴり恥ずかしい。
パリパリの板見たいのが付いてくる餃子だ。
うまいー!
ある意味普通なんだけど、肉のジューシーさと味付けが結構絶妙。
また来ても良い。一枚(6個)400円(税別)だ。
とりあえず腹も満ちたので、街を散歩する。中心街のアーケード「オリオン通り」とか、パルコとか見るけど、物欲もないし見るもんがない。
適当に本の立ち読みとかしてたけど、いよいよ暇で死にそうになってきた。
駅前に戻り、ロビンソン百貨店の10Fへ。
ハリーポッター
そんなわけで映画見た。券買ったら、最終のがもう始まってたみたいだ。20分程過ぎたところから入場。
入学前で、道具を買いに行く前くらい(豚のシッポが生えた辺り)から見た。
なんか素直に結構面白かったぞ。内容はコテコテの定番ファンタジーなんだけど、それなりに凝ってて、かつベタベタに定番な表現が妙に心地よい。
自称辛口のわしとしては、何か難を書かなくっちゃね。
あの不自然な主人公えこひいきは何だろね
表彰みたいなので〆る(そのあと2を匂わせるシーンあるけど)ベタなメリケン映画
ギンギンにCGっぽさ爆発だったけど、それは許そう。
さて、映画も終わるともう外は真っ暗。餃子食って小山へ帰ろう。
イキイキ
E139.54.12.1 N36.33.12.8
言わずと知れた宇都宮餃子の雄イキイキ。定番らしい元祖餃子色々10品10個で950円(税別)
壁に下がったメニューを見ると、もう
何でもアリ
って感じ。振り返って、向こう側の卓のお客さんの頭の上のメニューだからちょっとジロジロ見るのはよろしくない状況。最初のポジショニング失敗だったな。
これもライス無しビール無しの餃子だけ注文。単価高いのであんまり恥ずかしくない。
喰ってみる。皮が良い感じ。プリプリ感もあり、柔らかいわけでもない。その皮に、10個全部別の具が入ってる。
メニューが見れないので、それぞれが何なのか良くわからない。1個ずつなのでなんだか良くわからないうちに食べ終わってしまう。
ベースの肉の練り具合と味付けがとても良いので、何が混ざっても美味い。自分の家で餃子作るときの参考になるね(何でもアリさ加減と、それのまとめ方が)。
モロヘイヤかなんか入って、糸引くやつが結構好きだったかな。
また来ても良いと思うけど、オーダーの仕方には悩むね。メニュー多すぎ。
ラーメン類もあるし、餃子も焼だけじゃないし。
青源みそしる亭(パセオ店)
E139.54.5.4 N36.33.26.1
イキイキでライスを頼まなかった理由は、餃子10個だけで腹が満足するかもと思ったのと、
満足しなかったらもう一軒行けばいいや
と思ったのとある。結果は後者。
青源みそしる亭も本店は別にあるが、ここはパセオのみんみんの
隣
にある。真向勝負状態。
客の入りでは完全にみんみんに軍配だが、かといって閑散としていることも無い。それなりにリピーターもついている感じだ。
店の名の通り、味噌屋から派生した餃子屋で、味噌味が特徴。最初にみんみん喰った時から密かに気になってた。
美味い餃子喰った後だし、腹もそれなりには満たされているので、ここで中途半端な餃子喰ったら後悔しそうだ。でもこういう特徴あるやつなら、仮にハズシても前の美味いやつを反芻できるから良いのだ。
流石にライス無しで餃子ばっかり喰ってるのでちょっとモタレ気味でもある。なんか米も喰いたい。
ということで、
青源水餃子セット
を注文。味噌汁に餃子が浮いてるような水餃子で、ちょっと酢味噌系、柚子の皮入ってサッパリ感を演出。
そんな感じでしょか。それに、おにぎりつき。おにぎりにもこれまた味噌が塗ったくってある。
味噌スープはサッパリとして悪くない。でも好き嫌いもあるかも。出汁の効いてない味噌汁に耐えられない人は要注意(なにがだ)。
餃子の中身は肉ばっかって感じ。肉が独特の濃い旨味を醸し出す。この味は、
粗挽きウインナー
ウインナーを砕いて練って餃子につめたような味なんよ。不味い味じゃないけどコッテリした単調さがある。下品な旨味。
スープのサッパリとのコントラストを楽しめばいいのかな?
とはいえ微妙に何か違和感。
わざわざ喰いに来る味ではないけど、何かのついでなら寄ってもいい。
隣のみんみんと、どっちに入るかは悩むな。系統カブらないから、そん時の気分で。
て、次に来ることあるんかな。
ITOH Osamu/
Sachi/
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