q20(3日目)
6:00頃起き上がって、炊事場で洗濯。
切羽詰ってないけど、初日に着ていたTシャツが猛烈に馨しくなってきたので、洗っとこう。
パンツと靴下も洗ったのでこれで帰るまで必要分はok。
7:00前に管理小屋にさっと挨拶して出発。
山を突っ切って大村へ抜けるR444は道も広く快適。佐賀南部方面から長崎空港へのアクセス道路として整備されたんだろう。
朝日を浴びての下り中高速コーナーが心地よい。
野母崎へ
長崎市から、南西へ鋭く伸びている長崎半島。地図上でも結構目を引く。
西九州を目指したとき、もっとも最果て感のあるところだ。
泊まったところはだいぶ北よりなんだけど、やっぱり行っておきたい先っちょ。
人間は高い所と水辺と先っちょを目指す
わしの持論です。
長崎半島の南東岸はローカル色強い山道。でも長崎の中心部から距離は5km余りしか離れていない。
尾根より西側は長崎市のベッドタウンとして小奇麗に開けている。険しい斜面に出来上がった高級そうな住宅地はヨーロッパっぽさすらある。
一方、東側の海岸端はさびれた漁港の町でほんとにド田舎。
まだ朝の8:30頃だが、狭い集落の道をグネグネと通過していると、
町中の人が掃除をしている
すばらしい結束と見上げた習慣である。
と感心していたら、どうも掃いているゴミが異様だ。
爆竹カス
丁度旧盆明け。どうやら昨晩盛大にやった模様。
へえー長崎ってやっぱり中華色も根付いてるんだね。
ローカル県道34号は中々ペースが上がらず、ほんの20kmくらいだと思うが1時間くらいかかった。
9:30頃ようやく
先っちょ
の「口の鼻」に着いた。変な名前。
地図を見ると、先っちょは二つに割れていて、東側が「口の鼻」で西側が「野母崎」らしい。でも口の鼻の方がより
先っちょっぽい
ので、こっちだけでええや。
爽快すぎ。
美しすぎ。
クマゼミに警戒心無く10cmまで寄れる。
うーん。今までにいろんな
先っちょ
に行ったけど、ここが一番良いかも。
長崎県道204号
西彼杵半島の尾根伝いを行く激走2車線。
小僧は引退したんだってば。
呼子
佐賀の唐津の北に呼子って言う有名なお魚の名所があるけど、そこではなくて、
西彼杵半島の北西の肩の辺りに大島と言う島との間の狭い海峡「呼子の瀬戸」というのがある。
そこのこと。
久々に、いや初めて、
昼飯時にメシの美味そうな場所に来た
今まで、別に貧乏決め込んでたわけじゃないんだけど、どちらかと言うと食事より走る方の優先順位が高くてろくなもん食わないで来た。
ここではしっかり美味いもん食べてやろうじゃないの。
呼子定食1500円
刺身と天婦羅の定食です。これは美味いよ。海老の天婦羅が良かった。
九州の美味い刺身も、脂が乗ってて確かに美味いんだけど、江戸前の赤身の鮪で育ったわしとしては淡白な味わいのサッパリしたやつの方が本質的に好きみたいなんだよね。
九州に住んでいる間に、これを覆すほど美味い刺身に出逢える日が来るか楽しみでもある。
団体さんが入っていたせいもあり、だいぶ待たされた。
でも景色も良くて、ゆっくりくつろげました。
良いです「呼子」
N33.02.16.5 E129.39.0
洗濯物も乾いた。
エイブラハムリンカーン
佐世保に原子力空母エイブラハムリンカーンが来てたらしい。すぐそばだったのに全然気付かなかった。
大村湾
300km
2
くらいありそうな大村湾だけど、外海に繋がってるのは幅300m程度の針尾瀬戸だけ。干満の差で渦潮が見られる西海橋を渡りある意味九州本土に戻る。
渦潮と言うより、勢いよく流れているように見えたけど。
唐津
有田、伊万里を通過して唐津へ向かう。R202は渋滞してダメじゃ。
途中県道で渋滞を避けながら唐津へ。ここで時間があれば本当の呼子へ行って美味いもんくいたかったけど、昼に食ったばかりだし、今日中に福岡にたどり着きたかったのでパス。
唐津の虹の松原は結構爽快。流れないけど。
博多
18:00頃かな。
博多に着いた。
博多と言えば、
ラーメン
ラーメン食ってから今日はビジネスホテルでも探そうかと思っていたけど、
去年行って感動した毬屋に行ってみたら、
違う店になってる
牛骨プンプンだったからなあ。BSE騒ぎで立ち行かなくなったのかな。
勿体無い。
ってか、また喰いっぱぐれかよ。
結局、博多に程近い、義祖父母の家に突然お邪魔して泊めてもらうことにしてしまった。
近くまで来て素通りするのと、突然押しかけるのと
どっちの方がより失礼か
という究極の選択の末ってことで。
電源が取れるので、PCやら電池を充電。
携帯の電池もやばかったけど、こっちは
充電器忘れ
これは結構痛い。
愛想の悪いデブ猫に乗られながら就寝。
本日の成果
ITOH Osamu/
Sachi/
Guest Book/
036@itoh.gentei.org