q20(4日目)

義理の親戚の家に押し掛けておいて、朝になった途端ハイさようならってのも失礼すぎ。
で、普通に朝食を戴いて、9:00頃出発。

義祖父母の家からは金印で有名な志賀島が近い。海ノ中道を通って志賀島まで行っとく。
これには目的が二つあって、一つは、

志賀島にテレビでやってたサザエ丼の有名な店がある

もう一つは、

20マップル九州のp7に足を踏み入れるため

結局、中西食堂は発見して、10:00過ぎで営業もしていたんだけど、朝飯喰って間もなかったのでウェイポイントだけ登録してパス。なにやってんだか。
今日もちょっと目標距離が長いし。


志賀島から望む海ノ中道


芦屋にて

北九州へ向かうR495他。
流れは滞らないけど、快適でもない。暑い。
そんな時地図を見に停まった芦屋町にて、

ぶおおおおーーん

エンジンの爆音が鳴り響いてる。三国峠に登る途中でFISCOから音が聞こえてくるよね。丁度あんな感じ。
サーキットでもあるんだろうか?

競艇場でした

ああーボート乗りてえ。


下関

1年4ヶ月ぶりの本土上陸を図る。
関門海峡を渡るルートは3つ。船とトンネルと橋と。
トンネルはRZで通っているので、船で渡って橋で戻ることにしよう。
それはそうと、

激便意。


何港って言うんだっけここは?

あぶないところだった。紙無いし。
20マップルには32便/日て書いてあるけど、土曜日で便が少ない。1時間待ちだ。そうこうしている内に橋経由で下関に渡れそうだけど、下関の街で用足したいので橋を回るとかなり遠回りになる。その後の予定ルートを考えてもここはゆっくり船を待つ方がよさげ。
結局港のしょぼい大衆食堂でカレー食って船を待つ。猛烈に量が多い。普通の2人前以上あるぞこれは。しかも別に大盛りがあるんだ。大型トラックの運ちゃんが多いけど、これはすさまじいぞ。そして、別に美味くないのだ。


バイクは輪止めすらしない。
下関は目と鼻の先。鹿児島−桜島くらいなもんか。
全然違うのは海峡の交通量。大型貨物船から小型船まで、列を成して通ってる。船尾の旗を見ても国籍も様々。神戸や横浜なんかから中国方面へ行く船はみんな通るんだよね。その船の間を縫う様に海峡を渡り、ほどなく下関の福浦港に到着。

下関駅前まで行くとビルの陰に綺麗なでかい客船が聳えてる。
いわゆる下関港ってのはこんなに駅に近かったのね。高松並。

下関のデオデオで携帯に充電してもらえるか聞いてみたら断られた。で、代わりにJ-Phoneショップの場所を教えてくれたのでJ-Phoneショップに携帯を預けて北へ進む。

下関の10km余り北に、本州最西端の「毘沙ノ鼻」がある。
この後九州で唯一残った最北端を目指そうと思っていたけどそのついでに、本州最西端にも行っちゃえとね。
先っちょファンとしては素通りできませんな。
最東端は犬吠埼だっけ?GTSに乗り始めた頃行ってる。最南端は潮岬よね。これはRZRRで行ってる。最北端は行く機会あるかなあ?


本州最西端には結構ひっきりなしに客が来る。しょぼいのに。


じつは当初もうちょっと足を伸ばして、るねきちの墓参りしようかと思ってたんだけど、すまん、るねきち。今回は届きませんでした。

九州最北端

下関から九州へは高速道路で橋を渡る。
橋の高さがすごく高くて、下を通るさながら艦隊のような船の列といい、とても壮大な風景。
この橋気持ちよすぎ。レインボーブリッジなんかクソだ。
壇ノ浦の戦い、幕末の長州と外国の戦い、この海峡を舞台に有史以来いろんなドラマがあったんだろうなと、歴史には疎いけどなんかグッと来るものを感じながら橋を通過し九州へ戻った。
本州を延々自走して来てこの橋渡って九州にたどり着くようなシチュエーションだったら泣いてしまいそうだ。

次に目指す九州最北端は、地図には載っていない。
メッシュを頼りに一番北を探すと橋から程近いところなのだ。
行ってみると、


貨物埠頭のよう。


看板も碑もないけど、これはこれで結構いい雰囲気。


安心院

「あじむ」と読みます。
もうすっかり夕方なのだけど、今日は野宿の予定。明日には宮崎に帰ることを考えるとできるだけ南に進んでおきたい。
淡々とR10を下り、大分県に入った辺りでそろそろタイムリミットが近づいてきた。

国東半島の適当な所でキャンプしたかったけど、日没までには届かなそうだ。20マップルを探して、院内の道の駅にテント張ろうと思ったけど、行ってみると狭くて居心地悪い。住宅地近いし。
5kmくらい離れて、風呂目標にしていた家族旅行村安心院というのがあって、そこはキャンプ場もあるんだけど、20マップルには、

通年営業
持込不可

とだけある。値段もわからない。

なんとかゴリ押ししてここに泊まるとするか。
程無く到着。管理等に行くと、

持込テントもokです

おお、やった。最悪、常設テントでもいいかとは思ってたけど。
が、

持込でも同じ値段なんですよ。1500円と、入村料てのがあって200円。

げー世の中ナメた値段設定だ。
でも立場が弱く承諾。
結局、既に満杯のフリーテントサイト内の隙間に設営し、下も平じゃない。
駐車場も離れてて不便。
子供キャンプ会みたいな団体が深夜まで騒がしくて散々だった。
ビールも売ってないし。
温泉もしょぼくて260円。

飯だけは、途中の「道の駅豊前おこしかけ」とか言うところで買った「鮎めし弁当」夕方で2個で560円を食って満足。
そしたら、隣のテントのおっちゃんが

ビールどうぞ。

家族連れだったけど、本人は休眠ライダーらしい。しかも宮崎から来たと。
ああ有難や有難や。
一瞬で飲み干す。

ふと思い出す。
そういえば夕べは義祖父母家で、ビールご馳走になったな。
あの家には義叔母一家も同居してるんだけど、誰も酒飲まない。
爺さんがあちこちでちょこちょこ貰ってきたというビールで、銘柄もまちまちだったな。
なんも考えずに出されたの全部飲んだけど、4本だったな・・・。

常設テントの空があれば、そっちにすればよかったと後悔しつつ就寝。
でも土曜だし、多分あの状況では空いてなかっただろう。
常設テントだったらビールにありつけなかったな。

本日の成果

ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ 036@itoh.gentei.org