g20w#2 讃岐うどん(前日)

g20w(genteiのツー・リング、西日本版)の2回目です。
目的地が香川ということで、どうにか1日で行ける距離なので参加してみました。

はい。前日から休んで出発します。
前日から出発すれば関東まで射程距離に入っちゃうんだけど、そこはそれ。
安全マージン(いろんな意味で)の1日です。
本日の予定は、松山まで。


延岡まで

10:00過ぎには出ようかと思ってたんだけど、結局11:00近くに出発。15:00佐賀関発の船に乗りたいんだけど、4時間ぴったりしかないね。昼間だと、ちょっとキツイかな。
まあこの便は1時間に1本あるのであまり深く考えない。
ガソリン入れて、シーガイ屋の道経由で佐土原をパスし、なんて余計なことやってから北上。

もはやこの区間は通過作業と化してる。気分でちょっとずつルートを変えるけど、どれも時間的には変わらないんだろうな。 昼間なので川南から尾鈴サンロードで日向まで。の割とオーソドックスなルート。

もはや定番となった尾鈴サンロードはアップダウンの大きいワインディング広域農道。
ここいらで大体本日の調子(人間/マシン)とセッティングを見るんだけど、


クラッチズリズリでんがな


あー、やっぱりクラッチ完全に終わっちゃってるよ。登りコーナーの立ち上がりとか、ラフに開けると8000くらい回っちゃう。
次のオイル交換のときクラッチ板も交換するから、あと1500mileなんとか持ってくれ。
とりあえず今回も無理はできませんねぇ。いや、しないんだけどさ。
普通に走ってる分には殆ど影響ないけど、気分的に嫌だね。完調じゃないってのは。

さて、尾鈴サンロード。
珍しく、抜いた車がピッタリ後につけてくる。あれまあ。

マリノみたいだけど、速いね。コーナーは負け。
パワー差あるので登り直線では離れるけど、それ以外はGTSのペースにピッタリついてくる。
かといって、抜く気もないみたい。ブン回している音も聞こえないし挙動も安定してて、マリノも余裕のある走り。
あの車でこれだけ走るって、上手いねぇ。

気持ちよくランデブーしてたら最後のループの手前でいなくなった。さいなら。
R10に復帰して延岡をパス。


延岡から佐賀関

延岡を過ぎ、道の駅北川はゆまでちょっと休憩。
季節感のないわしは、

半袖1枚の上に3シーズンジャケット

という、アホみたいな軽装で出発してたんだけど、どうもこの先ちょっと寒くなりそう。 てんで、持ってきていたフリースを着てみる。
ジャケットを見ると背中のベンチレーションが全開だったので、閉めてみた。

密かに、
フリースは暑いんじゃぁ?


と思ったけど、寒いより暖かめの方が楽なので走ってから考えよう。
もちろん、この感覚が大いに間違っていることは、後で気付くことになる。

ついでに、Rのプリロードをチョイ上げ。本日の荷物と気分にはこのくらいかな。


昼間で条件も良いので、ワインディングのR10宗太郎越えで北上。
山に入るとけっこう涼しい。フリースは間違ってなかったみたい。


15:00の船に間に合うかがかなり微妙な状況なので、止まらずにガンガン進む。
野津からR502で臼杵に抜けたけど、後で考えると、船なんかさっさと諦めて、佐伯から海沿い走った方が良かった。
距離も殆ど変わらないし、貴重な初めて走る道だし。

臼杵からは海沿いR217で佐賀関へ。
なかなか気持ちよいです。一部未改良区間が残っていて、そのまんま海へドボンできそうなところもあるけど、


この辺て、ほんとに海が綺麗


2年前の8月に佐伯の南にある九州最東端鶴御崎へ行った時も思ったんだ。浅い磯で、底までよく見えるの。
こういうところなら確かに魚や貝なんか美味いと思うよ。

そうこうしてようやく佐賀関に着いた。



あれに乗りたかったんだが・・。


しんちゃん

次の船を待つ間、たばこを買っていると、

「何処から来たんだい?」

という声。
振り返るとベンチでビールを飲んでる初老のオヤジ。

風体からあり得ないと思いつつ、「船に乗るんですか?」と聞くと、やはり違う模様。ちょっと安心。
しんちゃんと呼ばれるこのオヤジ、どうやらこの辺の漁師らしい。
大潮なので(それが漁に良くないのかな?)取れなくてなんか早く上がってきたと言っているよう。激しい大分弁と漁業用語で良くわかりません。職場に大分人もいるので、大分弁だな、ってのは解る。
漁師と話したこと無かったので、結構いろいろ聞けて面白かった。しかし、話はそこから意外な方向へ。


その先で、歯科技工士やってるんだけど、


誰の話になったのかなと思ったら、しんちゃん本人が、らしい。
兼業は良くあることとしても、漁師と歯科技工士すげーミスマッチ。しかもしんちゃん、歯が無いんだよ。
でも話っぷりはやっぱり本物の歯科技工士。腕が良いのが自慢らしい。

歯医者が忙しくて、頼まれて、俺がやったことも沢山あるよ。

ひえー。無免許歯科医。

200万円の総金歯作った話とか、わけわからん話を色々聞いて、そのたび


「へぇ〜」×20


なんかすごい人だったなあ。世の中をしっかり見てる大きな人だった。
やがて地元のおばちゃんが現れ、

「しんちゃ〜ん、今日はもう終わったの〜?」

とかなんとか、しんちゃんはおばちゃんに取られてしまいました。:-)
窓口が開いて無くてまだ切符を買ってなかったので、一旦しんちゃんとさいなら。
結局それっきりしんちゃんのところに戻る間もなく、金輪際遇わないのでしょうか。



さらば九州。


三崎

船が予定の1時間後の16:00発になったので、三崎港に着いたのは17:20頃。
あ、三崎ってのは四国の尻尾、佐田岬半島の先っちょですよ。念のため。

実は、15:00の船に乗る予定というのは、三崎かその辺りで

夕日を見たかった

というのが根底にある。e-trexで日没を確認すると17:25らしい。ギリギリっすー。

船から出るとそのまま一目散に三崎目指して山を駆け上る。
道が尾根の北側になると、正面に、

正に九州の山に半分隠れた太陽が!

うをー、太陽でけー。超キレイー!
これが見たかったんよー。

どこか見晴らしの良いところで停まって写真取りたいけど、太陽が見えるところでも木が邪魔で写真取れるようなクリアな場所はない。
半分隠れた太陽は、あっという間に4分の1になり線になり、山の向こうに消えてしまった。
山がある分、実際の日没時刻よりちょっと早く見えなくなるんだね。

そんなわけで写真撮れなかったよ。残念。
でも目に焼き付いた。

ところで日が暮れちゃったので、これより西に行く理由が無くなっちゃった。
港から岬までは10kmくらいあって、日没に遭遇したところから岬の先っちょまではまだ5kmくらいある。
5km走るのは全然問題じゃないんだけど、その先、先っちょまで徒歩で20分くらいっていうんだよね。
どんどん暗くなるし、どうしよう。



とりあえず来れるだけ来た。


うー徒歩20分かー。しかしここまで来たし、先っちょマニアとしては、


行っちゃえ!


でもすげー道。車が入れないってことはそもそもが平坦じゃないわけで歩いても結構キツイ。
そうそう、以前yasの日記にあったやつ、見付けました。



こんなところにっ!

こんなものがっ!


見付けるまで存在を忘れてたけど、これ見付けたらなんか満足しちゃったよ。って、オイ。目的はこれじゃねぇ。

すごい道をギシガシ歩いてどうにかほぼ先っちょまで行った。途中自販機があったのはスゲエ。
どうやって設置したんだ?担いできたのか?どうやってジュース装填するのだ?ボッカ雇うのか?
謎は尽きない。電気引いてるだけでも驚きなのに。



ここで夕日を見たかったな。
山と海の境の光の列は別府辺り。


先っちょと言っても、灯台は見ての通りもうちょっと先にある。その手前の展望台に登って、それより先には行かなかったのだ。
灯台の麓行っても見晴らしが良いわけじゃないし、もう暗いのに。


ここまで来ると、


帰りが大変なんだよ!


来るまでは辛うじて足下も見える明るさだったけど日没から30分後。もう足下も見えない。
この状況で駐車場まで帰れってか。女の子なら泣いてしまうぞ。

それにしても結構ヤバいかも。足場は悪いし段差や階段も変則的に登場するし。こんなところで足挫いて動けなくなったら、明日の朝まで誰も来ねえぞ。

そうだ、マグライト持ってた
ケツバッグに常備してるグッズにsolitaire(単四1本のやつ)が! 灯けてみたら明るいんだ。安全に駐車場まで戻るには充分。やっぱり手放せないねぇ。

駐車場に戻ると本当に往復で40分掛かってる。18:20かあ。って、yasには19:00頃松山って言ってたんじゃなかったっけ。
とりあえず急ぎませう。大洲から高速だなこりゃ。


少し戻ると赤いレンタカーのfitが交差点みたいなところでどっちだろう?てな感じでモタモタしてる。
この車、三崎港から岬に向かって登ってる時に抜いた車だなあ。レンタカーだし、土地勘の無い観光客ってのは良くわかる。ここで抜くって事は、駐車場まで来て引き返したんだろうね。
こっちだよー、と言う感じでバビューンと抜いてさらりと右の道へ。
fitの人も、さっきも抜かれてること覚えてるだろうし。きっと分かりやすい、と思う。

と思ったら、その先で、ふと星が綺麗なのに気付いた。
右側に寄せて停まって空を眺めていたら、後からfitが来た。そして、わしを抜いて、

少し先で停まった

トラブル?かと思ったけど、どうやらわしが空を眺めているのに気付いて車を停めたっぽい。
なんかわし旅の達人ぽくてイカシてる?自己満足100%

女の子だけの旅行っぽい。この状況で声掛けたら100%ゲッチュウじゃねーの。
でも急いでるので先にその場を去るのだ。


松山まで

気持ちよいはずのR197佐田岬メロデーラインも、暗い夜道では爽快さ半減。良い道なのでそれはそれで爽快なんだけど、眼下に絶景があると知りながら見れないのはちと残念。
ギシガシ走って八幡浜で給油。ジャケットに念のため持参していた裏地を付けた。こんなに寒くなるとは。
もう19:00を過ぎたしyasにも電話しとかなくっちゃ。と思ったけど、なんかGSのおっちゃんがうざいので長居せずさっさと出てしまった。

大洲の松山道入口でyasに電話し、高速へ。あまり抜くところもなく淡々と松山へ。


おが多

yas夫妻とIC近くで合流し、yasお薦めのラーメン屋へ。



奥さんも来てくれました。


R33で砥部町に入ってすぐのショッピングモールみたいなとこにある。
醤油ラーメンなんだけど、甘めのスープであっさりしてるのにコクがあり、すごく美味い。
普通のと中盛(大盛のこと)しかメニューに無いとこも潔くて良いね。
ここは良いよ。覚えとこう。また来ることあるのかな。



おが多。


yas家

街の東の外れにあるいよてつ健康ランドに泊まる予定で、\300引きのクーポン券を印刷してきてたんだけど、誘われてしまい悪いなあと思いつつyas家に泊まってしまいました。
軽くビールを御馳走になっておやすみなさい。
手ぶらで来ちゃって、本当に悪かったなあ。


ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ 036@itoh.gentei.org