道の旅『県道143』

謎の新シリーズ。
折角いろいろ変なところ放浪してるのに、今まで「あー行ってこうだった。」位しか書かなくて、自分のメモとしても何処行ったんだなくらいの役にしか立たなくて、勿体ないなと思ったのだ。

写真中心のレポートにしてみたらどうなるかなという実験です。
これはこれで、何かの都度、停まって写真撮らないとならないので結構大変。

大通りとか、気持ちいいワインディングとか、いちいちとまってらんねー道ではできませんね。


本日は、都城−小林−須木−(宮崎/熊本 県道143)−多良木−人吉−えびの−新しい広域農道「ミヤマキリシマロード」−都城
と回った内の、県道143をレポート。





出発。前回の雨でバイク泥だらけだが気にしない。
良く晴れていたので、長袖Tシャツの上に3シーズン
ジャケットのみという軽装で。



須木村に入り、既に寒い。軽装は失敗だったかな。
ここが県道143の入口ですが、。



本線であるはずの国道265は通行止。
国道265はいつもこんなです。



すると、目的の県道143も怪しい看板が。
台風たくさん来たからなあ。



もう一つの看板は、バイクなら通れる可能性を示唆。



まあ、いけるところまで行ってみましょうか。
天気も良いことだし。



小川沿いの谷の道をぐんぐん登っていく。
日陰で寒いよ。



この辺で民家はおしまい。
ジャケットのベンチレーションを全閉にした。



道も狭くなってきたけど路面は良くて走りやすい。
しかしまた不吉な看板が・・・



台風の爪痕も生々しい。



さらに進むと、視界が開けた。気持ちいい。



ほんとにこの道でよいのかな、と心配になってきた頃、
県道の標識が。よかった、あってた。
ん、熊本県?



ちょうど県境だった。



ちなみにこの峠には、名が無い。
標高は680m位だったかなあ。



熊本側に入ると雰囲気が少し変わって、林業の山。



突然ヘリポートが出現したりして。
なんじゃらほい。


無事、下り切った。ここまでは何もなかった。



綾北川って、本庄川→大淀川となって宮崎市に流れてるんだよね。
こんなところから流れてたんだなあ。



ここで宮崎側に向かう県道144と、多良木の町へ下り?る
143の続きに分れる。左奥から来て、右奥方面へ行くところ。



問題の区間は、この先だった。でも、どうやら通れそう。

実は町に出るまでに<もう一つ峠を越えなければならない。
そしてその峠の方が、高い。



ここまで来ると紅葉も見れる。
杉林が中心だから色の付く木は少ない。



しいたけ畑もあるでよ。



ここが問題の箇所らしい。
崩れたのは9月で、もう立派な処置がされてる。



でも覗き込んでみると、こりゃ大変だ。



足下にはまだ亀裂があるし。逃げ。



周囲には植えたての杉畑とか。



その後も、こんなところが何ヶ所かあった。
生活道路でなければ2t以下でも通行止めにしたいよね。
できれば余計な車両は通って欲しくないんだろう。

余計な車両って、、わしか。



やっと峠に着いたぞ。狭い隧道がある。
この隧道、出口付近が突然ダートでびびった。



峠にはお地蔵様と、なぜか電話ボックスが。
携帯はバリバリ圏外だから、必要かもね。
良く引いたな、電話線。



ぐりぐり下りていくと、視界が開けて多良木の町が 見える場所に出る。もう少しだね。



そしてその辺からは道も改良済み。
中速コーナーが気持ちいい。



下り切りました。田んぼー。



あの山々を越えてきたのね。
見えてる範囲って意外と近くだけで、県道入口は遥か彼方のはず。
直線で20kmチョイの区間だろけど。



帰りに通った、新しくできたばかりの広域農道ミヤマキリシマロードは、すっげえ爆走道路だった。
あまりワインディングじゃなくて、高速バイパス的。実用道としても、ナイス。


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