g20#28 鶴子 1日目
プロローグ
久々のgenteiのツーリングです。
genteiのツーリングも28回目を数えました。genteiが立ち上がったのが1996年の夏でg20#1が1996年12月ですから、もう8年半も経っているんですね。こういう歴史的なことは30回目とか、もっとキリの良いところで書いた方が良いのかもしれませんが、いかんせん参加率は良い方ではないので・・・気が付いたときに書いておくことにします。
今回参加したのは偶然にも久々参加の比較的初期からのメンバーが多くて、さながら同窓会のような雰囲気でした。
そもそも「限定解除しましょう」というmlですから、初期の頃は大型に乗り換えようとしているか、乗り換えたばかりかのツーリングにも慣れていないヨチヨチの集団でしたが、10年近くも経ってしまってメンバーを見回すとヘタしたら国内屈指なんではないかという旅の達人の集団になってしまっています。
待ち合わせも何も決めていないのに、リアルタイムでみんなの居場所がmlに流れてどこからとも無く集合してしまうあたりは流石です。
方角が違ったのでその組には居ませんでしたが、携帯に飛び込んでくる情報でみんなの状態が逐一わかってそれだけでも楽しめてしまいます。
出発まで
思い立って、スクリーンをショートに換えました。高速道路をガンガン使うのであれば真夏でもロングスクリーンの方が良いのですが、今回は基本的に下道しか使わないことでしょう。
風が当たる方が気持ちよいので。
それから、前回ヘタヘタに柔らかくしておいた前後サスを少し固めました。前回のセッティングでも特に不満は無かったのですが、一旦戻して効果を再確認してみたかったためです。
具体的には、Rダンピング:-7→-2 Fダンピング:-7→-2 Fリバウンド:-5まま。
久々の晴天に恵まれたので、出発前に軽く布団を干していました。それを取り込んで11:00前頃いよいよ出発です。
準備完了
ルート
目的地は山形県尾花沢市の御所山地区、新鶴子ダムの辺りです。盛岡から向かうには、どこかで奥羽山脈を越えなければなりません。そのルート選定が難しいのです。いえ、ただ行くだけなら簡単なんですよ。高速でピュッと。とか。
なにが難しいかというと、南北方向に行く道が、基本的には盛岡側のR4と、山形側のR13しか無いんですね。これがまたツマラン道で、どの峠を越えたとしても峠道の入る前はR4、峠越えて向こうに降りたらR13みたいな感じで単調になってしまうのです。
でも200kmくらいしか無いですからね、距離が。 一日ソロの移動としてはもうちょっと色気が欲しいところです。
そこで、まずはルート上に寄り道ポイントを追加します。具体的には、
蕎麦が喰いたい
今回のツーリングはそばに始まりそばに終わるのだ。目的地からしてそうですし。
候補は
「岩手
そば
街道」
の盛岡より南の店。通過する時刻を考慮すると、北上江釣子の
「松苑」
に自動的に決まりました。
あとは、R4とR13を避けて、中山間部をなんとなく南北に抜ける県道や農道や林道みたいなのを繋いでルートを作っていきます。
ルートが複雑になったので今回は久々にetrexを使ってナビをさせました。
MapfanV (mapfan web でもなくて、今売っているmapfan.netでもない、昔の製品版)でポイントを拾っていきます。 大量のポイントを登録できて、それをグループごとにエクスポートできる機能があれば他の地図ソフトでもできるでしょうけど、とりあえずウチは古いMapfan使ってるんです。
細かい道の曲がるべきポイントに名前を順に「01,02,03・・・」みたいにふっていって登録します。これをまとめてテキストで読める形式でエクスポートして、昔作ったExcelシートに読み込んでポイントの表記をGarmapで読める形式に一括変換してまたエクスポートし、最後にそれをGarmapで読み込んでetrexに流し込んでやる、と。
面倒臭そうですが、複雑なルートでもポイント取りも含めて30分もあればetrexに流し込めてしまいます。いや、いくらなんでももうちょっとかかるな。 あとは、etrex上でそのポイントを順にルートに登録してやれば、チェックポイントを通過する毎に次のチェックポイントまでの方角と距離を示すような簡易ナビができてしまいます。
いざ走り出すと、登録したポイントまで残り100m位まで近づくと矢印が次のポイントの方向を指すので、曲がるべき方向も大体わかってしまうというお気楽ナビです。
そんな感じで、蕎麦屋を含む28ポイントを登録して出発しましたが、道中、一度も地図を開くことなく地元民の様に狭い農道を潜り抜けてさっくりと鶴子まで着いてしまいました。
早くて便利なのですが、現在地を確認しないでツツーッと進んでしまうので、道中のワクワク感は微妙に減ってしまうような気がしました。昔、初めてetrexナビを使った頃はナビさせるワクワク感が勝っていたんですけどね。
いかにその場所を感じるか。旅ってそういうものかも知れません。
ところで往路の距離は235kmでした。
岩手 手打ちそば街道(2/10)
その「松苑(しょうえん)」です。
店内に入ると、「本日のそば粉は茨城県金砂産を使っています」という貼り紙があって一瞬興醒めしてしまいました。あら、地元産じゃないのね?
でも蕎麦はシーズンではないし、そば粉の産地はこの際本質では無いと割り切ってしまえばそれまでです。この店で挽いて、打っていることは間違いないみたいですし。東京で美味い蕎麦探すのと一緒です。
ところで金砂郷、最近まで茨城県久慈郡金砂郷町だったようですが、先の市町村合併で常陸太田市に吸収されちゃった、そういう所なんですね。
さて、蕎麦。
うまかったです。はっきり言ってかなり美味い。と思います。
やや縮れ気味の藪蕎麦で、しっかりした蕎麦の香りと味。そして適度なコシと。
話が前後してしまいますが、正直なところ明日喰う「鶴子」より美味いと思ってしまったす。
鶴子にて
密かに宿からホンの数キロ手前の徳良湖周辺とか、一昨日仕事で走り回っていたので土地勘もできてしまっています。
何か見慣れた風景に辿り着いて、「ああー来た来た」と妙な気分で到着です。
16:00頃着くと、広瀬家が到着済みで荷下ろし中でした。やはり早い方でしたか。
やがて、稲さんの漢のキャラバン到着。Adventureが降ろされました。
だらだらしているところへ、怪さんのGSXRが止まってしまったという連絡が入り、、、と言っても先に到着していたyuujiさんはPHS、わしはvodafoneでこの宿、電波が入りません。あうー。
それでもyuujiさんと稲さんがキャラバンでピックアップしに行きました。
怪さんのGSXRはg20らしく結局またドクタ他同行の人々によっては治されてしまったそうで、先に空のキャラバンが戻ってきました。
次に鈴鹿家がやってきました。今回の参加メンバーの中では舞羽さんとだけ初対面です。
到着して外でグタグタやってるところを浴衣来て宿のロビー内からガラスにへばり付いて見ていたら、気付いてくれたのが舞羽さんだけで、舞羽さんはどうして良いかわからず大層恐い思いをしたようです。残念。
やがて軍団が到着しました。
なんだか時の流れを感じるみんなとの再会です。
あのうるさかったガクさんのFirestormが静かになっていました。
久々の怪さんは笑顔はそのままになんだかしぼんでしまっていました。g20名物
「食う怪さん」
が見れませんでした。
そういや鈴鹿君もなにやら懐かしいマシンに乗り換えてました。思えば鈴鹿君のST2は密かに生で見たことがないのです。
夜は宴会。濃い話やら、薄い話やら。
ITOH Osamu/
Sachi/
Guest Book/
036@itoh.gentei.org