ベアレン醸造所

盛岡に地ビールがあります。銀河高原？　いえいえそれは潰れてしまったし、彼方此方に工場を構えて地ビールとはいえない状態でしたね。

そのビールはベアレンビールと言って、とても新しい醸造所です。ようやく3周年だとか。
そのベアレン醸造所 が、実は近くにあるんです。
今日はなにやら見物できる日（試飲付き！）ということで、行ってみましたよ。歩いて20分くらいだったかな。
定員30名と言うことだったんですが、行ってみたら先客は2名しか居ませんでした。余裕です。

同い年くらいの若い技術者？がライン（と言うよりは単なる設備ですね。製造ラインなんて大袈裟なもんじゃなくて、1ロットずつすべて手作業のバッチ処理です。）を案内してくれましたが、30人だって入れそうもありません。
新しい醸造所ですが、設備は古い。下手な老舗よりずっと古い。骨董品のような設備をドイツから移設してきて完全に職人の勘で造っているってのが売りなんですね。なるほど。

確か、チラシには「社長の有難いお話が聞けます」みたいなことが書いてあったような気がしました。ラインの見学が終わって、ロビー（？）に戻り、一通り試飲して、土産買って帰ってきたんですが、後でわかったんですが案内してくれた若い技術者風が社長でした。ああ有難や有難や。


んで感想。
総括。悪くない。普段からは飲めないけど、常時ストックしといてもいいな。

• クラシック：基本のビール。芳醇な感じだけど後味まで厭味が無い。
• シュバルツ：黒ビール。クラシックと方向性は同じかな。うまいす。
• ピルス：ピルスナー。チョイ酸味。なんつーかこう、若い感じ。
• ヴィット：えーと、何だっけ。ベルギービール？なんかスパイスとか入ってる。
• マイボック：なんか5月に春が来たぞーてお祝いで気合入れて飲むちょっとキツくて濃いやつ。方向性はクラシックと似てるかな。
• アップルラガー：盛岡産りんご果汁50％のビール。ビールのシードル割りみたいな味。

多分この6種類飲みますた。
どれも良い意味で工業的な感じが無くて、まろやかで良かったと思う。
あとはまあ好みの問題ですが、わしは普通に癖の無いのが好きだったので、クラシックとマイボックとシュヴァルツを2本ずつ買ってきたぞ。
徒歩なのであんまり沢山は持ち帰れないし、近いから何時でも買えるしね。ここまで来なくても市内なら普通に手に入るし。


我家へお立ち寄り戴いた際にはもれなくベアレンでおもてなし致しましょうぞ。
日本酒党へは鷲の尾、ワイン党へは五月長根で。