記念すべきgentei-ml十周年、そして第30回を数えたg20開幕です。
今年は、昨年あまりにも走れなかったので、また、昨年のg20に半端な天気の中車で参加してしまって猛烈に後悔したので、当初から雨でもバイクで行こうって決めてましたよ。そしたら台風だって予報じゃないですか。
その週はずっと経過を観察していました。予想進路を見ていると、一見最悪のタイミングで直撃のように見えますがそれは違うんだな。予報円の中は滅多に外さないとしても、その中で見るのは中心ではなく一番東寄りで最も遅いパターンなのです。宮崎で4年過ごした経験からですね、台風ってのはそういう風に来るんです。予報って多分最悪側に偏って出すんでしょう。まあUS-NAVYや台湾軍の予報と見比べればわかりますよ・・・。
この台風は大丈夫。14日にはまだ来ないし、16日は通過後。多少外れても日本海側なら走れると読みましたよ。当たった後だから書くんですけどね。確信あってもまさか他人に「大丈夫だからバイクで来い」とか勧められないですし。
てなことでですね一瞬ひるみましたが、前日にはドタキャン相次ぐ中悠然と荷造りを済ませて待っておりましたとさ。
でも何だかんだで遠足前の子供のようによく眠れませんでしたハハハ。
予定のルートでは600km超です。天気は霧。迷いましたがとりあえず合羽無しで走り出しました。走り出すと明らかにハンドリングが変です。相当切れ込みます。こりゃFエア足りてないな。でもまあいいや。
東北道に乗り間もなく霧雨となり、最初の矢巾PAですぐに合羽着ました。そのまま天気は好転せずに夜明け、宮城を通過し福島県へ。
盛岡は満タンスタートでしたがここで最初の給油。ええと、ここまでで240kmくらいでしょうか。
ついでに思い出して空気圧チェック。なんと、
うをーやばいよやばいよー(出川風)。よくこんな状態でウェット路面の高速なんか走ってたもんです。でも案外高速域では素直なもんでしたっけ。
ちなみに規定は2.5kPaね。これはタンデム満載想定なのでわしは2.2くらいにしてますが。
気をとり直してさらに南へ進みます。
郡山から磐越道へ。福島県内ではほとんど降られませんでしたが時々霧で視界が悪くなりました。あと山間部は結構寒くて、とても合羽脱げませんでした。
途中、JRAの競走馬運搬車を沢山追い越しました。それぞれに馬の名前が書いてあるんですが、あれってその馬の専用車ってことなのかなあ?それとも単なるバスの名前?その内の1台には「オグリキャップ」って書いてありましたよ。謎です。
新潟県に入り、阿賀野川SAで2度目の休憩+給油。
フロントはスイングアーム+ハブステアに変更されていて、前後とも角タイヤです。HOCステッカーも貼ってあったなあ。
向こうもGTS見て「稀少車ですね」って言いました。知ってるだけでも立派です。流石珍車乗り。
8:30過ぎ。ちゃんとした朝飯で暖かいものでも食べたかったところですが、このSAの食堂11:00からですって!フザケルナ!
コンビニ併設でしたが、カップ麺ってのも侘びしいし、、、缶コーヒーのみで我慢です。
水戸ナンバーでしたが、新潟からフェリーで北海道を目指すんだそうで、そんで急いでた模様。
わしが「群馬行く」って言ったら「???」な反応。当たり前です。川崎ナンバーが磐越道で新潟に向かってるわけですからねえ。
前のテールしか見えないやつはモビスタカラーのCBR600RR。ちょっと喋りましたが、お互い「目立つバイクだからまたどっかで遭ったらわかりますねー」みたいな話。
新潟県内も降られず、ところによっては薄日でも差しそうなくらいの天気。
長岡JCTてそういえば関越と北陸道東行きが本線で直結なのね。ぼやっとしてたら関越に入ってしまって、長岡ICでUターンです。料金所手前のパイロンすり抜けです。お巡りさんが沢山入口でシートベルトの見張りをやってましたが、そのすぐ脇をしれーっと通過。すぐ全速で本線へ逃げ!
気をとり直して上越JCTから上信越道へ。長野県に入りました。妙高SAで止まろうと思っていましたが妙高高原ICと混同して混乱してるうちに通り過ぎました。
携帯で音楽聴きながら走ってるので、道中電池切れで通信に支障が出ては困るので・・。ってこうやってどこでも充電できるんだから気にしなくても良いのか。
須坂ICから菅平に上がっていくのが近かったのですが考えてみるとマトモに飯も喰わずにここまで来てしまいました。もう昼です。須坂からでは街を通らないので喰いっぱぐれ確実になりそうで、手前の中野ICで降りました。須坂の街過ぎるまでに何か喰えるじゃろ。
そこで通りがかった小布施の街はなんか観光地ですねえ。蕎麦屋とか多いです。有名どころなんですねえ。知りませんでした。
じゃあ、蕎麦喰いましょう。yuujiさんから「かき揚げ丼うまい」って情報が。PAじゃなかったですが、きっとかき揚げも名物に違いない。
口の中に刺さって痛いけど美味かったす。
富蔵家って店でした。そこへ、「竹風堂の栗シリーズお薦め」というどくたからの情報。竹風堂?
ここで栗おこわとか食事もできるようでしたが後の祭り。しかも混んでて予約でもしないと入れなそうな賑わいでした。
夏らしく栗の水羊羹を買いました。あとは菅平越えて鹿沢へ上がるのみ。
宿の標高は1370m(legend測定値)。900mくらいから上は雨でした。
宿には一番乗りで、14:00前です。部屋へも入れません。
ロビーに合羽を広げて干しながらまったり待ちます。ソファーで豪快にビールでも、と思っていたら寝てしまいました。
やがて本隊登場。
なんか参加表明者よりも人数が多いぞ?この雨の中日帰り参加組がけっこういやがります。アホですなー。
nmuraさんとnukaさんは懲りずにバイクで。もいち君はフォレスターで。
日暮れ前、再三の引き止め工作にも微動だにせず3人は東京へ帰っていきました。
そういや今回のg20、このタイミングが一番メンバー揃ってますね。集合写真撮りますか?
いやそれはちょっとこの雨では無理。
風邪を押して参加のkは一滴も飲まず。
でも朝早かったので割と健全な時間で終わりました。
大人ですから。
ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ | 036@itoh.gentei.org |