南イオンの横の住宅街の中にある。
お浸しの味付けが良い。洗練されたサッパリ感。素材もいいんだな甘くて。
スパゲティはアルデンテを通り越して完全に硬かったぞ。なんかの間違いじゃろ。喰ってるうちに丁度良くなってきた。
入っていた自家製ベーコンは塩加減も良いしスモーク感が独特でよかったな。オートロワポワソンのベーコンより好きかも。
その後暇潰しにLEXUS冷やかしに行ってみました。
駐車場に駐めると営業さんが入口から出てきてお出迎え。さながら高級ホテルのやうであります。
薄汚れた14年落ちのポンコツクレスタで普段着の夫婦が現れて何ぞや?的でしょうから、最初に「冷やかしですが」って断っておきますが嫌な顔せずに一回り立ち会ってくれました。
一番入口近くにある赤いISにはロクに眼もくれずとりあえずGSから。
「この赤いボタンはナンですの?」
「緊急時にお手持ちの通信機器を使って救急車呼びます。」
ううう何だか時代に取り残されてるなあわし。
「携帯は何処へ繋ぐんですの?」
「Bluetoothというのがありまして接続しなくても近くにあれば・・」
「なるほど・・・。」
そらそうか今時。
続いてSCに近付きます。
「屋根を閉めた姿もご覧になれます。」
おおお、初めてソアラの電動ハードトップ見たぜ。
やっぱしこうでないとな。 しかし買うなら650Cabrioletだなあ。(買わない!!)
「このシルバーは8層コートで、他の色より2層多く15万円お高いですが一番人気です。」
ぬおお。普通の車は3層が精々、ってのが板金の常識ですが。
しかも中間で職人の磨きが余計に入ってるそうな。
「LEXUSはすべて職人が磨いてます。」
そーか。その辺の事情は
読んでるから結構知ってるぞ。本の当時はLEXUS店なんて無かったし技術は日進月歩なのでだいぶ事情は変わっているんだろうけど、トヨタの塗装と磨きの凄さは理解してるつもり。多分この営業さんよりは。
塗装の話から、遂に対称車は奥のLS460へ。
「真っ黒。です。」
知ってる。トヨタの究極の真っ黒。隣にある他社の黒い車が黒に見えなくなるという真っ黒。
傍に立つとドアへの映り込みとか超美しい。
GSに引き続き中へも入ってみます。
高級車を見る時は後部座席から入るのがわしの流儀。運転席へはかみさんがいそいそと乗り込みます。
「どちらまで?」「熊本まで頼むよ。」(夫婦のおバカな会話)
後部座席で、座面と背もたれの隙間に手を突っ込んでゴソゴソ。
営業さんも見ていますが、怪しいだろうなあ。
ISOFIXの金具を確認してたりして。なるほどこんな風に付いてるのか。
話の流れでボンネットも開けてもらいますが、中もフルカバーで何も見えないのね。
“オーナーは弄るべからず”て雰囲気がムンムンです。
車の横には値段とスペック書いた立札がありますよ。
960万くらいって書いてある。
かみさんと二人でシンクロして唸ります。
「安っ!」
普通は逆の反応ですよね。
意味はちゃんとあって、
(1)我々がその“額”を安く感じるような金持ちというわけではない。買えない訳でもないが
(2)あの出来の悪い小さなMiniが新車価格250万とかするわけですよ。排気量も4倍あって注ぎ込んだ技術は計り知れず、設計製造の随所に手抜かりのないこの車がたったのMini4台分ですか?
(3)云々。
「試乗車もありますが?」
「いえ結構です運転下手なんで。」
「カタログご覧になりますか?」
「いやいいですわ(ゴミ増えるの嫌だし)」
「買えるように頑張ります。」
「是非よろしく。」
ということで帰ってまいりました。茶も出なかったよ!当たり前
最後に試乗から帰ってきたハイブリッドのLS。レーダー(エンブレム)のところが青く光ってる。
専用色の「コスモなんちゃら」綺麗。ヘッドライトもLEDなんだと?灯いてるところはみれなかったけど。
いずれにしてもLEXUS、わしが乗る車じゃなさそうだなあ。オイルが流れてるタイプのオーナーには合わない車。という意。
店の雰囲気、対応は流石です。
でももっと車、メカ、技術に詳しい店員だと良いな。
最近の車屋には本当の車好きって滅多に居ないみたいだしね。
高級車って可哀想だ。
ものすごい技術の塊なのに大概のオーナーにはその技術の価値がわからないんだからな。
金は出すけどその金額の意味がわからんのですよ。
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