散歩

休日です。
暇だし天気も良いしどこか行きたいところですが、バイクがありません。
じゃあ車で? っていう気にならないんですよね。
Miniがありません。CRESTAで一人で出掛けてもはっきり言って全然面白くないのです。日常の枠を超えられない。
ついでに熊本は街の道が狭くてグチャグチャなので用も無いのに車で出掛ける気が失せるんですね。
ほんとに離合困難なところが多いこと!

ふと思いつきました。


自転車があるじゃないか!



そうだ、わしにはティレル号があるじゃないか。
原点に返ろう。バイクにエンジンなぞ要らない。


そんなわけで今日はティレル号で出掛けました。当ても無く。
自転車だと装備が大変ですね。これまで以上に最低限に絞らなければなりませんし、着るものも一枚間違えると不快だったり暑いの寒いの大変なことになります。

それでも温泉くらい寄れるように小さな手拭いと着替えの下着くらいは持ちました。
最初はね、熊本港からフェリー乗って島原でも行こうかと思ったんですよ。それなら日帰りできるし、別に日帰りじゃなくても良いしね。
でもなんだか船賃払っても元取れるプランのイメージができなかったのでやめました。
天草五橋でも目指すか。ちと遠いすな。日帰り無理かもしれない。別に良いけど。

とか考えながら家を出て1kmも走らない内に、地元の小路にフラフラと吸い込まれて単なる市内探索モードにシフトしまして、折角だから車じゃ行きづらい市内中心部のゴチャゴチャを走ろうってことで方針が固まったわけです。
駐車場とか考えずに何処でも立ち寄れますからね。自転車無敵です。


子飼商店街

ほうほう、こんな近く(徒歩ではちとツライかな)にこんなレトロな商店街があったか。
通勤経路とは反対側だけどたまには使えるかな?


熊本城

おー、最近なんかできたのなんのって盛り上がってます。混んじゃって大変。
自転車で正解。でも素人にはつらいぞ。城だから坂道が凡人では漕いで登れないレベルです。そして2輪には強敵である玉砂利!



入館しませんでしたが



熊本市へ転入するとね、市内のいくつかの施設が1年間入場無料になる観光パスくれるんですよ。熊本城はこれが使えるんです、が、パス持って来るの忘れましたので諦め。
また今度入ってみます。
昔入ったことあるしね。


交通センター

バスターミナルです。
今度御利用の予定があるのでなんとなく下見〜。と思って佇んでいたら、近くに『自転車放置禁止区域』の看板があって、なんか監視員風の爺様がギヌロ!ってこっち見やがるのでそそくさと退散。


白川(代継橋)

市内を流れる川で一番でかいのかな?
南の端を流れる緑川の方がでかそうだけどそれは市内を流れてないし。

熊本の辺りは、どうやら大小さまざまな火山の痕ばかりなんですね。阿蘇だけが矢鱈目立ちますが、それ以外の丘陵も全部昔は火山かも。
先週行った金峰山も火山で御丁寧に周りに外輪山まで持ってます。
ずっと引いて地図を見ると、島原の雲仙岳を中心に熊本との間にある島原湾・有明海なぞはカルデラに見えなくも無い。


えーと、何が言いたいかといいますとですね、要するに山ばっかりなんですよ。一応沿岸にある割と大きな街なんですが平野と言える部分が少ないんですねー。
河口近くまで種々の山がありますから、小さな川が合流せずにそのままそれぞれ海に注いでいます。
白川の源流は阿蘇の方です。阿蘇の方で降った雨は全部白川に集まってこの狭い平野に押し寄せてきますから、水害とか多そうですねー。
偏見かもしれませんが、熊本=水害って、小さい頃から頭に刷り込まれていまして。
もう30年も前のことですね。当時熊本の知人が、ある集中豪雨の後それっきり音信不通になってしまったことがありましてね。いまだに安否がわかりません。

そんな白川なので?あまり大きくないんです。盛岡市内を流れる北上川(河口から200km上流)といい勝負でしょうか。
時節柄、中流域で農業用水に取られてしまっているのかな?



水前寺公園

ここも有料でした。ので入りませんでした。
でも後で調べたらここはパスが使えない施設でした。てことは金払って入っておいてもよかったのか。


総合運動公園

一気に街から外れて北東へ7kmくらいかな?
各県にバラ撒き予算で造られた国体用の施設ですなあ。
国体の目的はスポーツ振興じゃなくて土建予算のローテーション式バラ撒きなんでしょうなあ。

悪態はさておき、
木陰の芝生で昼飯喰ってそのまま昼寝です。至福のひととき。




いえね、昼飯を調達したとき、「ここで缶酎ハイでも買って終了してしまうのも良いなぁ〜」て思ったんですけどすんでのところで踏みとどまりました。
チャリダーの良識です。呑んだら乗らない、乗るなら呑まないのだ。チャリであろうと。
最近はチャリでも捕まるしね。それ以前に熊本の狭い路肩を酔っ払いチャリが走るなんて、酔っ払い車よりずっと危ないよ!


あとは白川沿いをまた下って帰ります。

ずっと快晴だったので、腕まくりして走ってたら腕が日焼けですごいことになりました。


床屋

2年振りにプロの床屋の世話になりました。
サッパリと刈上げ。

「上の方まで、白くなるくらいギリッと刈上げて。ツーブロックみたいで良いから。」って言ったけど、割とおとなしめの仕上がり。



ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ 036@itoh.gentei.org