島原

また休みである。
1年の休日を4〜6月に集中させた変則カレンダーで回っているので、休みが異常に多くなってます。
まあ7月以降も有給で結構休むとは思いますがね。
水曜定休くらいで働きたいなぁ。なんて思うわけですが。


そんな3連休初日ですが貴重な梅雨の晴れ間となりました。予報では明日いっぱいもちそうです。
ざざっと洗濯・布団干しを済ませて12:00頃ティレル号で飛び出しました。いつものケツバッグにはTシャツとタオルだけ入ってます。地図も無し。

漠然と島原まで行ってみようかなとは思って出てきたのですが、確定はしてません。海沿いを北上して玉名とか荒尾とかの方でもいいかなとは思っていたのですが、ネタ的にはやっぱり島原まで行っちゃいたいよね。と、ネタ基準で行動するのは多分これ読んでるみんな同じなんじゃないかなあ。

白川沿いを海に向かって走り、海が見えてきました。 うを。橋が無い。
港へ行くには2km程上流のR501小島橋を渡らないと行けないのだな。戻ります。

海に近付くと、独特の風を感じます。こういうのはバイクとも違う。自転車ならではですな。
雨上がりの晴れで、周りは土がむき出しの畑なので、ムワッとする熱風が流れてきますが、その合間に一瞬、海からの冷たい風が混ざっているのです。暖かい空気と冷たい空気が交じり合わずに相になって渦巻いたまま流れてくるんですね。空気に色がついていたらマーブルっぽくて面白いだろうなあ。

13:30。熊本港に着きました。
ちょうど13:40発島原行きが乗船中です。切符売り場に行って勢いで乗船券買いました。自転車1000円。車やバイクみたいにいろいろ書かないで良いのでお手軽ですな。
でもアレです。車とかは同乗者も含めて名前を書くわなあ。徒歩や自転車の人は名無しで乗るので沈んだ時誰だかわかりませんなあ。

車と同じ乗船口から、やけに身軽で旅っぽくも無けりゃ生活感も無いチャリが一台チリンチリンと船に乗っていく光景を他の客が不思議そうに見ています。



さらば熊本




チャリも丁寧に固定してくれます。



1時間後。



島原ついた。雲仙岳が間近に。



熊本からでも十分見える距離なんですが、春は晴れても空気がかすんで近付かないと全然見えません。



あの有名な水無川には、本当に水がありません。



とりあえず行けるところまで行こうと思って海沿いを時計回りに走り続けるのですが、地図が無いので距離がつかめません。自分のペースもよくわからないし。
当初は、半島の反対側(雲仙の西側)の小浜温泉辺りまでいけたら良いなと思っていたのですが、どうやら相当遠そうです。表示では「口之津(くちのつ)32km」とか。口之津は半島の南の果て、そこから天草下島の鬼池へ渡る船が出ていてGTSで乗ったことがあります。

口之津までは、行ける。でもその先はわからんな。



御参考まで。



海沿いの割にちょこちょことアップダウンが続くR251。体力的には全然問題なくどこまででも行けそうな感じですが、南有馬辺りまで走るとヒザに来始めました。あ、なるほど。こうやって限界って来るのね。
久々の感覚です。疲れは無いのに体が言うこと聞かなくなって来る。15年近くこういう感覚は味わってないかも。

口之津から小浜までは24km位ですか。日も長いので十分たどり着けそうですが、さらに1時間半はかかります。そうすると18:00過ぎそう。それから宿を探すとなると晩飯にありつけなくなる可能性がありますな。
ヒザもやばくなってきたことだし、今日は口之津でおしまいにしましょう。


フェリー乗場で聞いた民宿は電話したら今日に限って満室だと仰います。
無難に大きな看板を出してる民宿に飛び込んでみました。そこはわし以外に客は無く。まあ休前日とは言え平日だしな。6月の半端な時期だし、普通こうよね。

Tシャツ以外替えを持っていなかったので、風呂上りに洗面でいそいそと洗濯。窓際に干しました。
今宵はフリチン浴衣です。

晩飯はもちろん刺身に煮魚その他。んまかった。でも米はイマイチだった


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