8:30の便で熊本へ。
夜はしゅう→ひばり。結構面倒な感じ。
読み終わった。
山崎豊子は読みやすい。読むと嫌な気分になることは解っていてもグイグイ読ま
せ、
あっという間に終わる。
自分にとっては「沈まぬ太陽」「華麗なる一族」に次ぐ三作目となる。
本作から得たものは、何と言っても中国の文化、というか、中華思想というか。
文化大革命の功罪やら日本の侵略やら、細かい所でも色々あるんだが、所詮枝葉
末節なのだ。
有史以来、知識人層・権力者層がやってきたことの素晴らしさとその裏に隠され
た搾取される貧民層と。ヨーロッパも中東も、大体どこかの時代で折り合いを付
けてきたのに、中国だけは欺瞞と搾取と不信と、でグチャグチャだったんだな、
そして今も。ということがわかる。
あとは日本政府の立ち位置とかな。他の本やらからの情報とつながると成程って
感じ。
こんなもんなのか、合理的なのか、腐ってるのか、正直知れば知るほどわからん
のである。
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