耐えられなくなって、途中で読むのをやめた。
書評。
歴史の教科書かなんかに出てくる魯迅の阿Q正伝。知っといて損はないだろうと
思って手を出してみたが、短編集で、どれも恐ろしく暗く救われない。
清朝末期の庶民の様子を表しているんだろう。酷い国だな中国。いつの時代のど
この街を切り取っても救えない。
無知で、愚かな人の集まり。何一つ建設的でなく、得るものが何もない。
日本語としてはこなれている方だとは思うが、正直読みにくい。主語がわかりに
くい。
辮髪なんかしてるところを見ると、どこなんだろう。南部ではない気がするがそ
こまで中国のこと詳しく知らない。
魯迅その人も謎だ。なんかの表紙に日本に留学して、戻って、にせ毛唐などと呼
ばれて、これを書いたときは現地にいたのか、日本にいたのか、日本語で書いた
のか、謎ばかり。
あの時代の中国の片鱗を知るには悪くないかもしれないが、遭えて時間を割いて
優先順位を上げるようなものではないな。
ということで、途中でやめました。
このころこういうのをこいう言う風に書くのは、センセーショナルであったろう。
歴史に名を残すというのはあるんだろう。
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