3連休となる。天気も良い。流石にどこかに出掛けたいと思う。
作業着を洗濯しているうちにビデオカメラも届いた。
行ける。
ただね、来週には家族も来ることだし、あまり余計な出費はしたくないんだよな。
でもこれは連続とか集中とかタイミングの問題じゃあない。金が惜しいならセー
ブするネタはまだまだあるんだ。
じゃあ、今回出掛けるか、って言ったら、行かないと後悔する奴だと思う。単な
る浪費ではなく、経験への自己投資でもあるのだ。
そんなわけで、10:50に出発。
長崎の街をチャリで走る!が今回のテーマとなった。
キャンピングMiniのシェイクダウンにはまだちょっと寒いのと、長崎界隈で車中
泊が可能なサイトがみつからない。
幸い、健康ランド的な施設があるので、これで行こう、と。
御代志から植木までは新しい道で一気に行けることがわかった。弁天山に抜ける
んだ。
そこからR208バイパスを経由して荒尾、長洲港に12:00に着いた。
車検証もへったくれもなく、料金所で金を払って即乗り込めるシステム。島原へ
渡る便の中では一番リーズナブルかつ便数も多く、4m以下2020円だ。
12:05発に滑り込みで乗れた。久々のフェリー。45分なんでのんびりする間もな
いが、まあ雰囲気は堪能。
島原の北岸を西へ。へえ国見高校ってここにあるのか。サッカーの名門だが、な
るほどこのド田舎だからこその宗教だな。なんのリスペクトも感じない。どちら
かというと侮蔑。
諫早の干拓堤防道路を渡ってみる。ちっとも快適じゃなかった凸凹で。真ん中に
堤防上に上がれる歩道橋を持った展望用パーキングがあったが止まり損ねてしまっ
た。これはちょっと残念。
干拓もいろいろ物議を醸したが、今後も続く長い歴史を考えると、英断だと思う
よ。それぞれの立場と背負ってるものは当然あるだろうが、こんなとこ、埋めちゃ
いなよ。
平地が少なすぎるんだよここは。
あと5-6km沖まで全部埋めちゃった方が良いよ。んで長崎の中心はこっちに移そ
うぜ。
まっすぐ長崎市へ向かうと早すぎるので、大村湾沿いを西へ向かい、さらにどこ
かで西彼杵半島を横断して東シナ海を拝んでから長崎入りしようと思った、が、
この道が全然ペースが上がらなくて、長与の辺りで断念してそのまま長崎入りす
ることにした。
大村湾、対岸の長崎空港を眺めながらのまったり休憩とかは気持ち良かった。
最後に長与から長崎までの道は、ボトルネックで、渋滞ではないが逃げ道の無い
街道。リスキーである。
あっという間に市街地感が出て、恐怖の市電沿道となり、あれよあれよという間
に長崎中心部へ。
うまいこと目的地のAmandiに直行できたが、いやぁ長崎、噂に違わずすごい地形
だ。無謀な街だ。
長崎の西に聳える標高333m。長崎版203高地、ではないな。そういう軍事要所に
はなりえない。
函館山と同じで、登っておくべき基本スポットと見た。
当初は明日のメニューにしようと思っていたが、明日いきなりヒルクライムはちょっ
と体力配分的にも時間配分的にもよろしくない。今日登ってしまいましょう。
Amandiの受付で、外出可能か聞いてみたらダメだという。そういうことならチェッ
クインはせずに、車だけここに置いていきますよ。崖っぷちの無茶な作りのホテ
ル。道に面したフロントは3F、そこから駐車場はグルグルとB1まで下りる。そこ
からTyrrel号でえっちらおっちらまた登る。
ここいらの標高は70mくらいかしらん?B1Fだと50mくらいかもしれんな。ここか
らひたすら333mまで登るのか・・・ちょっと滅入るが。
なんとか漕いで登り続けるのも可能な勾配。道が悪いが、片側に広めの歩道が出
て来てくれたのでそっちでのんびり登ります。
時々Appで標高を確認すると結構登れているようだ、すぐに160mとか。そして埋
め込まれたタイルに「あと800m」とか、200m刻みで表示が出てくるのでめげずに
登れた。
頂上の駐車場まで行けるはずだが、最後に道路工事があり歩道に担ぎ上げて駐め
てしまったので、最後は徒歩になってしまったが、まあこれはこれでいい。
展望台から街を望む。ほうほうまずまず綺麗なもんですねえ。
でもちょっと寂しい。地形的には面白いんだけど、眺望としては絶対的にランド
マークが足りないなあ。
新三大夜景というが、神戸や函館から比較するとかなり見劣りする正直。
そんな中で、一際目立つのが寄港中とみられる大型豪華客船。あれは何だろう。
そして西側の海も見えるのね。東シナ海!
本当は東シナ海岸の白い浜青い海を間近で見たかったけど今回は無理っすね。
展望台には外人が結構いる。流石長崎。クルーズ船の客かしら?
フランス語のファミリー、子供がかわいい。展望台屋上のメンテをしている職人
さんの手元にべったり。醤油チュルチュルに手を出すちびっ子。
こちらはこれみよがしにPloomTechをスパスパ。
しかし視線は、わしの場違いな薄着に集まる。そういやここ、結構風が冷たいで
すね。ヒルクライムしてきたのでずっと気付かなかった。せめてヘルメットをぶ
ら下げていれば皆納得だったんだろうけど。
そういう演出も必要だなあ。
下りは、ほんの5分くらいですかね。ハハ。
改めて、Tyrrel号は自転車置き場に置いて、車に戻り荷物を纏め直してチェック
イン。
健康ランドを期待して入ったが、たしかに日帰り風呂+仮眠室での1泊が可能で
はあるが基本は格調高い観光ホテルのようだ。
かなり勝手が違う。
ひとまず風呂からでしょ。
ロッカーは、健康ランドのように割り当てられていないので、荷物量に応じて複
数使える。基本空いているので、これは便利。
風呂は週替わりで今週は男湯バリ風。どこが?まあいいです。
そんなにバカでかくはないしバリエーションもそんなにない。十分快適です。
でもなんだろうそこはかとなく漂う物足りなさ。多分ね、お湯がちょっとだけヌ
ルいのよ。あと0.5℃、1℃上げればずいぶん違うと思うのに。
それと、ビール飲みながらダラダラできる座敷が無いのよね。娯楽施設はあって
缶ビール売ってるんだけど、暖かいツマミが無い。
そういう客層を求めていないので仕方ない。
必殺、クーラーバッグで全部持ち込むのも可能そうだったが。
あとは困ったちゃんは、携帯の充電ですなあ。随所に「充電禁止」。
見つけたら没収ってアンタ。今時、バスや電車、飛行機だって電源付いてますが
な。
有料で充電してくれるサービスあるけど、客は充電しながら、、というか外部電
源取りながらその間も使いたいんですよ。この辺の時代錯誤感は早く改善される
べきだよ。
マッサージ系が休業だったのはちょっと残念。使ったどうかは微妙。多分使わな
かった。
さて、最初の風呂を上がって館内の探検。多分混まないけど仮眠室の場所もとっ
とけ。
喫煙場所も確認。そしたら、メシですな。
1Fのレストランで晩酌セット+ツマミ2品ほど。健康ランド飯に比べりゃ高いが、
内容とロケーションと雰囲気と総合では安い方だと思う。美味しかったよ酒盗カ
マンベールとかイイね。塩辛とクラッカーとカマンベールがあれば似たようなの
作れる。
きびなごも沢山食べれて幸せ。カルパッチョもグー!いや、安いよ冷静に考える
と。ビールのおかわりは我慢。
唐揚げは、頼まなければよかった。いやいいんだけど、どうせならもっとご当地
的なのを選ぶべきだった。多分これ冷食だし。
でもここ、雰囲気本当に良いです。景色も夜景に変わっていくのを丁度見れた。
稲佐山から比べると低いけど、その分港に近い。
豪華客船も異様なオーラを放っている。ずっと煙突からは薄く煙が上がり、発電
とボイラーと。さしずめ一つの街だもんね。
その後また風呂へ。
そして娯楽室でマンガ読む。はじめの一歩は鉄板です。どこから読んでも面白い。
21:00頃?もう寝ても良い時間。もうひと風呂。
しかし勿体ないのでまたマンガ5冊読んで24:00過ぎに就寝。明日起きれるかな。
ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ | 036@itoh.gentei.org |