チャンバーとか綺麗にしないとねエンジンは全くメンテしてない割には絶好調だったので、今回もエンジンには手は入れず。給排気系の清掃とキャブの同調だけやることにします。 エアクリーナーのエレメント(スポンジのやつ)はちゃっちゃと洗って終わり。ブタノハナは既に外してある。ブタノハナというのはRZ系に付いている部品で、エアクリーナーボックスの穴から内側に延びるゴム製の管で、文字通り豚の鼻に似ているのでこう呼ばれている。吸気音を抑えるためのものらしいのだが、雑誌とかによれば結構な吸気抵抗になるらしい。まあそらそうだろう。 吸気が良く通るようになると、本来なら燃料がリーン気味になって上は伸びるが焼き付きやすいという傾向に陥るのだろうが、このマシンはノーマルでシリンダーからチャンバーまでギトギトの真っ黒、プラグも常にヌレヌレのやる気まんまん(意味不明)なので、がんがん抜いて良いのだ。プラグなんか、最初から一段ホットなのが付いてたって言うのに。 まあキャブはちゃんとオーバーホールしてセッティング出さないと駄目なんだろうけど(絶対狂いまくってるって)、前述の通りフィーリング適には絶好調なのだ。ちゃんとレッドゾーンに達し11000rpmまで回る。トルク感は9000rpmでパッタリなくなってしまうけど。 おお、チャンバーの話だった。サイレンサーは直管ではなくて、全部が膨張室に一度出てから戻ってくるやつ。だから消音効果は高いのだ。真ん中の筒の後半がパンチメタルになっていて、膨張室から戻ってくる排気の一部がここを通るようになっている。ここには本来グラスウールが巻いてあったのだが、ずいぶん前に撤去した。これのせいで音が大きくなったりすることはなかったが、抜けが多少良くなって、下のトルクが少し太ったのだ。上も伸びたが。 グラスウールを取ってしまっているので、パンチメタル本体がばっちり詰まってしまっている。これがまた曲者で、石のように固まっていた。灯油に1週間くらい浸けておいて、「ここが穴だっただろう」というところを針金で突ついて清掃していくのだ。むちゃむちゃ面倒な作業だが、ここはきっちりやった。 おまけで、用品屋で売っていたチャンバークリーナーでチャンバーの中を清掃。チャンバーは焼却炉なんかに放り込んで焼いてしまった方が良いと言うが、残念ながらまだ工場(職場)の清掃のおっちゃんとは仲良くなってなかったので断念。気休めにクリーナー。 案の定、効果は良くわからん。 |
チャンバーばらばら.パンチメタル完全に目詰まり.サイレンサーは灯油で洗浄.
|