僕はゆっくり起きて朝食兼昼食をガストでとって待ってようと思ったので10時前につくばを出発。三郷まで高速を使って外環の下道で和光へ。ガストには11時過ぎに到着。ランチを食べつつ待ってると11時半過ぎにNSRのloony到着。しかし後が来ない。。。12時になったころにふと携帯を見ると、
チャクシンアリ
ありゃ。イヤホン付けっぱなしだった〜。留守電を聞いてみると「タイヤ交換遅くなって今練馬出発。11時58分。なぜかうっちーも一緒」とのこと。しばし待つと12時半前にGTSの036とninjaのうっちー到着。甲斐さんは一旦家に帰って荷物を持ってくるのでさらに待つことしばし、13時ごろ到着。13時って心さんとの合流時間じゃん。甲斐さんは後で適当に食うからということでとりあえず出発。うっちーはこれから準備して今夜新潟発のフェリーで北海道行くそうなんでここでさいなら。いいなぁ北海道。気を付けてね。
青梅街道に出るあたりからようやく流れが良くなってくる。やっとツーリングらしくなってきたぜー、もうすぐ夕方だけど、とか思ってると、甲斐さんが今にも死にそうな声で
「腹へった。。。」
そういえばそうでしたな、ということでコンビニで休憩。甲斐さんはさくっと牛丼を平らげる。それだけでいいんですか?もういいやということでイヤホンマイクを返してもらう。結局うまく使えなかったらしい。僕のやつは着信を受けるにはボタンを1秒間押しつづける仕様なんでそう説明したんだけど、それをすっかり忘れてしまった甲斐さんは心さんからの電話が来たときに
ひたすらボタンを連打
していたらしい。そりゃつながらんですわ。再び青梅街道を進む。奥に行くにしたがってだんだん車が減ってきて、奥多摩湖を過ぎるころに前が空いた、と思ったら
ぱあーーーん
Jhaの音も高らかにloony NSRが飛び出していった。おお、行ったぁ、とがんばってついていくが速い速い。時々ペースをゆるめてくれたから何とか見失わずにすんだ。いい調子でどんどん進んで、柳沢峠少し手前の高速コーナーの連続を抜けて最後のくねくね、の直前で車の列に追いついてしまった。前のloonyがそんなー、という感じで頭を抱えている。結局最後は車のペースに付き合わされて柳沢峠到着。036のGTSがちょっと注目を集める。甲斐さんのGSXRのタイヤはすでに端まで皮むきが完了していた。
塩山駅前
ありゃ。一個所曲がる場所を通り過ぎたらしい。でもまたそこから脇道に入って程なく復帰できたので問題なし。R20の手前で給油。ここで先に本栖湖にいるkeijiと連絡。心さんとは連絡取れて合流できそうとのこと。結局心さん今日は一人旅。すみませんねぇ。後はうちらだけということで、再度ルートの相談。「ヘアピンカーブ連続」という記述に惹かれて県道36でR358へ出て精進湖に出ることにする。僕の先導で県道34からR137を横切って、一回曲がるところを間違えつつも県道36へ。はたしてトンネルを抜けるまでのそこは「対向2車線」「路面は筋が入っているものの良し」「直線とヘアピンの連続」「車ほとんどいない」「でも登坂車線もあり」となかなか良い道だった。これだけ条件がそろえば、、、
ぱあーーーん
来た来た。今度はGSXRもついてきた。なんか煽られてるしー。先行け、先、と譲ると2台はあっという間に見えなくなった。トンネルを抜けて少し下ると道は左右に分かれる。ここは右なんだけど先に行った甲斐さんが左に行ってしまった。まあそのうち戻ってくるじゃろということでしばし待つ。ちょっとおふざけ。しばらく待っても甲斐さんが来ないのでloonyが偵察に行った。こゆときNSRみたいな軽いバイクは便利。で、聞くところによると甲斐さんは
立ちゴケしてたらしい。
さらにしばらくしてようやく甲斐さん復帰。詳しく聞くとなんと立ちゴケ2連発だったらしい。
さらにエンジンのかかりが悪くなって坂道で押しがけしたらしい。そしてこれが前兆に過ぎないとはまだ誰も知らないのであった。そうこうしてる間にすっかり日が暮れてしまった。後はR358に出て精進湖を目指すのみ。再び僕が先導で県道36を進む。トンネルからこっち側は時々狭くなるがひどいって程でもない。一度対向車とすれ違った後ハイビームにした途端に照らされた民家を見てしまってそっちに行きそうになった他はさくさく進む。R358に出てからは車が結構走っていた。精進湖からはR139で本栖湖へ。keiji達はレースの会場の本栖ハイランドちう所にいるそうなんでそれを探す。看板があったので入ってみるが、誰もいない。再びloonyが偵察に出るがやっぱりいない。なんでももう一つ入り口があるそうなんでそっちに行くことにした。
ところがGSXRのエンジンがかからない。
再び押しがけ。このときはまだ高度のせいかなー、とか言っていた。。。
夕食の後もビール片手に盛り上がる。ビールが切れるころ夕方川崎を出たk到着。来る途中で追加のビールその他を買ってきてもらってさらに盛りあがる。冷えてきたら日本酒を熱燗にして暖まる。幸せ。甲斐さんがかなりいい調子で飲んでいた。あとで聞くと一升パックの半分以上一人で飲んでたらしい。ネタの前振りである。
24時ごろになって明日も早いので寝ることに。テントは3張。僕はloonyと甲斐さんのテントに入れてもらう。おやすみなさいー、からしばらくすると甲斐さんがむっくり起き上がって一言
「俺、外行ったほうがいいかも」
事態を瞬時に理解した同居者二名は素早く道を開ける。甲斐さんはテントの出口から上半身だけ出して一息。同居者二名は、外行ってすっきりしたほうがいいですよ〜とか言ってはみたものの、結局甲斐さんはその体勢のままリバースモードにシフト
してしまいました。同居者二名は出入り口を甲斐さんにふさがれているのでどうしましょ状態。とりあえず背中をさすったりしてみる。外の状況は音から推して知るべし。リバースモードの甲斐さんは合間合間に半ば独り言じみたセリフが入るので、気の毒に思いつつもうけてしまう。
「大丈夫!」
「置いてあるものにはかかってないから」
「俺こんな弱かったかな」
「ありがとう」
「ああ気持ちいい」
「最高」
「ああすっきりした」
でした。