R391に出て遠矢から脇道にそれる。湿原に向かって少し走ってから山に登り始めると道は 砂利混じりのフラットダートになった。 ゆるゆると登っていくとやがて 岩保木山の案内板が。 さすがにこの先は ろくえふではやばそうな道 になったのでここからちょっとしたハイキング。
道は山道とも四駆のわだちともとれるようなもので、歩いていくのにはさほど苦労はしない。他に誰もいない静かな道をぶらぶら登る。途中で何ヶ所か道なんだか分け入ってみたあとなんだかわからない分岐があったりするので、 標識を探したり 適当に高い方向を選んで進む。三叉路で一回間違えたが、道が下りはじめたので引き返して隣に行くと正解だったらしく 岩保木山山頂に到着。 山頂からの 眺めは こんな感じ。
一息ついてから戻り始めると分岐のところでハイキングに来たらしいおじさんと遭遇。道の情報交換をする。少し湿原の方に下ったところにも眺めがいいところがあったというので、 そっちにも向かってみる。 そこからの 眺めは こんな感じ。
思ったより時間がかかってしまったのでぼちぼちバイクに戻って先を急ぐことにする。R391まで戻ってから道道でショートカットしてR44に出て厚岸を目指す。
そこそこの交通量のあるR44を流れに乗って走る。道は丘陵を緩やかに縫いながら進み、やがて起伏も少なくなってこれといった特徴もなくなって眠くなる。と思ったら取り締まりのパトカーが路肩にいたりする。幹線道路はこれだからあまり走りたくない。
門静で再び海が見えるようになった。 あつけし望洋台 で休憩。時間があれば海岸沿いに寄り道しようと思っていたが既に15時になってしまったので、あとは中標津まで走ることにする。幹線道路を走るのは飽きたので、地図でお勧めになっている道道813経由で行くことにして出発。
ここは良い。まじで良い。
特に厚岸側の20km程は、丘陵地帯を縫う中高速ワインディング。峠と違って緩やかにアップダウンを繰り返しながらひたすらワインディングが続く。路面良し、見通し良し、交通量ほとんどなし。写真を撮るのも忘れて夢中で走ってしまった。トライベツのあたりからは 道は直線的になる。 やがて両側の風景は 牧場に。 飛ばしてもかえって疲れそうなのでのんびり走る。ちょっと 道から下りて写真を撮ってみたりする。 ちょうど牛が移動する時間らしく 群が道路を渡るのを待ったりもした。
上風連で道道128に出て左折して北上。次第に傾いていく日を横目に牧草地帯を走り続ける。R243に出たら右折してしばらく進んでから道道8に左折して中標津を目指す。ここは主要道らしく交通量はそこそこあった。
中標津のコンビニで休憩。今日はこの辺で泊まるところを探すことにする地図に載っているライダーハウスを探して中標津空港のあたりをうろうろするも見つけられずに 夜になってしまった。 あきらめて食料を適当に買い込んで中標津のビジネスホテルに素泊まりすることにする。それだけだと寂しいので風呂は近くにあったマルエー温泉に出張した。
落ち着いたところでテレビでニュースを見ていると、どうも明日以降天気は下り坂らしい。もう1泊するつもりだったが雨では観光する気になれないので、明日は早出して天気のいいうちに知床回りで帯広まで逃げ帰ることにする。
ローカルニュースでは知床に滞在するライダーの話をやっていた。これはうっちーが取材されたと言っていたやつじゃないか?とよく見ていると、
おおーびんごー。 これはうっちーだろー。 一人でおおうけしてしまった自分であった。本日の走行296km。