知床半島の根元に近づくと道は一旦細めになるが、斜里に近づいて海沿いから離れると広い直線道路になる。それに従い今度は左側に 斜里岳を見ながら進む。
南斜里駅前から道道1115と805でR391へショートカット。R391を野山峠へ緩やかに登っていく。それに従いあたりの景色も丘陵の農地から森林に変わっていく。野山峠を越えるとうってかわってカーブを繰り返しながら一気に下る。
川湯温泉から道道52で屈斜路湖湖畔へ。13時半に 砂湯に到着。 少し体が冷えていたので 適当に穴を掘って暖をとる。 さすがに足をつけただけだが、結構あったまったような気になった。
駐車場にバイクを置いてから少し登って 景色を眺める。 ちょっと霞んでるのが残念だけど 中島までは見えた。 それにしても峠から湖を見るんでも 内地とはスケールが違うので やっぱり北海道なんだなーと実感。ちなみに 反対側はこんな感じ。
はじめは真っ直ぐ登っていくが湖畔に近づくにつれて眺めのいい走りやすいワインディングになる。楽しく走って第一展望台に到着。ここで15時。駐車場は有料(150円ぐらいだったかな?)だったがまあいいやと払うと硫黄山の駐車場と共通だった。むむ。これは後で行かねば。
肝心の眺めは こんな感じ。 曇りだけど霧は出ていなかった。駐車場の土産物屋を軽く覗いたけどこれといったものは見つからなかったので、結局景色だけ見て出発。
カルデラの尾根上の気持ちのいいワインディングをさらに進んで、第三展望台にも立ち寄る。あれ、第二はどこにあったんだ?まあいいか。こっちは駐車場は無料。その分展望台しかないけど、 摩周湖の眺めは こっちのほうが いいくらいだった。
なんだ、こっちだけでも良かったなぁ。第一展望台のメリットは、冬でもそこまでは来られるということらしい。ちなみにここからは 屈斜路湖方面の眺めも良かった。
駐車場からは歩いて 噴気しているところまで行く。 噴気口が集まっているあたりの手前には怪しげな温泉玉子売りが陣取っていたが、なんか売り方が強引でやな感じだったのでパス。
さておきここは特に立ち入り禁止もなく 噴気口のすぐ近くまで行ける。 というか気をつけろと書いてあるが行くなとは書いてない。それをいいことに噴気の中をあちこちうろうろしてから、満足して駐車場に戻る。
まずは R391に戻って 摩周市街へ。給油してからR241で阿寒湖を目指す。やがてあたりは原野となり、他に走る車もほとんどいなくなる。道の状態は良くて走りやすいが、とばしてもきりがないという感じだし地図には取り締まり注意とか書いてあるので程々のペースでもくもくと走る。
阿寒湖に近づくとみちはカーブを繰り返しながら登っていくようになるがそれでも走りやすい道なのでかえって変化があってちょうどいいくらい。途中の 双湖台 に一旦立ち寄ったが時間も遅いせいか人影がなかったので写真だけ撮って出発。
阿寒湖湖畔に17時半頃につくころにはすっかり日が暮れていた。実家に連絡だけして、あとは雨が降り出す前にひたすら走ることにする。
足寄に近づくにつれてたまに人家の明かりがぽつぽつと見え出す。時々遭遇する車は地元車ばかりでペースは速いがすぐいなくなる。と思ったら道路脇にパトカーが赤色灯つけて止まってたりするので気が抜けない。
足寄で一旦市街地に出る。やれやれここまでくればもう一息。と思っていたらR242で池田に出るつもりが間違ってR241をそのまま進んでしまい、なんかおかしいなーと感じながらもいいペースの車の流れに乗って走っているうちに上士幌まで来ていた。まあたいしてかわらないからいいや。
上士幌を過ぎたあたりからついに雨がぱらつき始め、次第に本降りとなってくる。協進のあたりのコンビニで休憩がてら雨装備を固める。といってもウェアは雨具兼用なのでグローブと靴とタンクバックのカバーのみ。
慣れない道で雨の夜間走行になってしまったが、この時ばかりは車の流れがありがたい。ペースをあわせてのんびり進む。あと少しだから急ぐこともない。そのまま車の流れに乗って中士幌、音更と進んで帯広へ。実家には19:40頃到着。
本日の走行距離520km。やっぱり二日分ぐらいだったな。