7日目(後編) (10月1日(木))


・知床五湖〜屈斜路湖

 今日中に帯広に帰るつもりなので、次の目標を屈斜路湖にして11時半に出発。 道道93で Photo R334に戻り、斜里方面へ。ウトロの町を通過して、オホーツク海を見ながら新しくて走りやすいR334を進む。途中のオシンコシントンネルの手前では旧道にそれて、 オシンコシンの滝 Photo上から見る。 Photo

 知床半島の根元に近づくと道は一旦細めになるが、斜里に近づいて海沿いから離れると広い直線道路になる。それに従い今度は左側に 斜里岳を見ながら進む。 Photo

 南斜里駅前から道道1115と805でR391へショートカット。R391を野山峠へ緩やかに登っていく。それに従いあたりの景色も丘陵の農地から森林に変わっていく。野山峠を越えるとうってかわってカーブを繰り返しながら一気に下る。

 川湯温泉から道道52で屈斜路湖湖畔へ。13時半に 砂湯に到着。 Photo 少し体が冷えていたので 適当に穴を掘って暖をとる。 Photo さすがに足をつけただけだが、結構あったまったような気になった。

・屈斜路湖〜美幌峠

天気は予報通り下り坂で、このころになると曇りになっていたが、まだ視界はありそうだったので美幌峠に登ってみることにする。道道52を進んでR243に出て美幌峠へ。道幅の広い走りやすい道を何度か大きなカーブで折り返しながら登って 美幌峠に到着。 Photo

 駐車場にバイクを置いてから少し登って 景色を眺める。 Photo ちょっと霞んでるのが残念だけど 中島までは見えた。 Photo それにしても峠から湖を見るんでも 内地とはスケールが違うので Photo やっぱり北海道なんだなーと実感。ちなみに 反対側はこんな感じ。 Photo

・美幌峠〜摩周湖

 美幌峠でこれくらいなら摩周湖も見えるかな?と考えて摩周湖にも行くことにする。R243で戻ってさらに摩周市街方面に進んで道道52で摩周湖へ。

 はじめは真っ直ぐ登っていくが湖畔に近づくにつれて眺めのいい走りやすいワインディングになる。楽しく走って第一展望台に到着。ここで15時。駐車場は有料(150円ぐらいだったかな?)だったがまあいいやと払うと硫黄山の駐車場と共通だった。むむ。これは後で行かねば。

 肝心の眺めは こんな感じ。 Photo 曇りだけど霧は出ていなかった。駐車場の土産物屋を軽く覗いたけどこれといったものは見つからなかったので、結局景色だけ見て出発。

 カルデラの尾根上の気持ちのいいワインディングをさらに進んで、第三展望台にも立ち寄る。あれ、第二はどこにあったんだ?まあいいか。こっちは駐車場は無料。その分展望台しかないけど、 摩周湖の眺めは Photo こっちのほうが Photo いいくらいだった。 Photo

 なんだ、こっちだけでも良かったなぁ。第一展望台のメリットは、冬でもそこまでは来られるということらしい。ちなみにここからは 屈斜路湖方面の眺めも良かった。 Photo

・摩周湖〜硫黄山

 こうなりゃ是非とも硫黄山にも立ち寄らねば元が取れん、ということで硫黄山にも立ち寄ることにする。 道道52を Photo 屈斜路湖方面に下って、 Photo 一旦R391に出てから案内にしたがって硫黄山へ。15:40ごろ 駐車場に到着。 Photo

 駐車場からは歩いて 噴気しているところまで行く。 Photo 噴気口が集まっているあたりの手前には怪しげな温泉玉子売りが陣取っていたが、なんか売り方が強引でやな感じだったのでパス。

 さておきここは特に立ち入り禁止もなく 噴気口のすぐ近くまで行ける。 Photo というか気をつけろと書いてあるが行くなとは書いてない。それをいいことに噴気の中をあちこちうろうろしてから、満足して駐車場に戻る。

・硫黄山〜阿寒湖

 そろそろ夕方といえる時間になったので、あとは帯広目指して走るのみ、ということにして、駐車場のレストハウスで 軽く腹ごしらえ Photo してから16時過ぎに出発。

 まずは R391に戻って Photo 摩周市街へ。給油してからR241で阿寒湖を目指す。やがてあたりは原野となり、他に走る車もほとんどいなくなる。道の状態は良くて走りやすいが、とばしてもきりがないという感じだし地図には取り締まり注意とか書いてあるので程々のペースでもくもくと走る。

 阿寒湖に近づくとみちはカーブを繰り返しながら登っていくようになるがそれでも走りやすい道なのでかえって変化があってちょうどいいくらい。途中の 双湖台 Photo に一旦立ち寄ったが時間も遅いせいか人影がなかったので写真だけ撮って出発。

 阿寒湖湖畔に17時半頃につくころにはすっかり日が暮れていた。実家に連絡だけして、あとは雨が降り出す前にひたすら走ることにする。

・阿寒湖〜帯広

 阿寒湖からはR241で足寄目指してひた走る。原野の中なのであたりは真っ暗。自分のライトに照らされる道と反射板だけが浮かび上がる。時々道端にエゾシカがいるのが見えたりするが、止まる間もなく通過したりいなくなったりするのでかまわず進む。

 足寄に近づくにつれてたまに人家の明かりがぽつぽつと見え出す。時々遭遇する車は地元車ばかりでペースは速いがすぐいなくなる。と思ったら道路脇にパトカーが赤色灯つけて止まってたりするので気が抜けない。

 足寄で一旦市街地に出る。やれやれここまでくればもう一息。と思っていたらR242で池田に出るつもりが間違ってR241をそのまま進んでしまい、なんかおかしいなーと感じながらもいいペースの車の流れに乗って走っているうちに上士幌まで来ていた。まあたいしてかわらないからいいや。

 上士幌を過ぎたあたりからついに雨がぱらつき始め、次第に本降りとなってくる。協進のあたりのコンビニで休憩がてら雨装備を固める。といってもウェアは雨具兼用なのでグローブと靴とタンクバックのカバーのみ。

 慣れない道で雨の夜間走行になってしまったが、この時ばかりは車の流れがありがたい。ペースをあわせてのんびり進む。あと少しだから急ぐこともない。そのまま車の流れに乗って中士幌、音更と進んで帯広へ。実家には19:40頃到着。

 本日の走行距離520km。やっぱり二日分ぐらいだったな。


index / next / back / ツーリング(1998)