志賀までの片道なので下道でひたすらワインディングをたどって行くことにする。どうせならと道連れを募ったところ長野が実家で帰省がてらのbe君と、あとふっきーが一緒に行くことになった。
集合は青梅駅に9時。 6時過ぎに出発。 八王子までは高速で行くことにして常磐道から首都高へ。行楽車が多いせいかいつもと違うところから混んでたりして、その度にすり抜けをしながら中央道へ。あとはさくっと八王子まで、と思ったら
三鷹から渋滞。
なんじゃこりゃー。電光掲示を見ても八王子から先は全部「2時間以上」としか出ていない。それって計測不可能って事?おそろしや。仕方ないので車線の間をすり抜け。当然ペースは上がらない。加えて車が延々つながっているので、遅いすり抜けバイクがいると
すり抜け渋滞まで発生。
どうしようもない。かといって途中では路肩走行取り締まりで御用となっているバイクもいたので路肩はだめだし。結局いつもの数倍の時間をかけて八王子へ。石川PAで一息入れようかと思ったら2km手前から溢れかえっている
のを見てやめやめ。とっとと八王子ICでおりて狂乱から逃げ出し、秋川街道に出るところのGSで給油して一息。この時点で8時半を過ぎてしまったので道連れ二人に電話。be君はまだ走行中だそうな。ふっきーは何回ならしても出ない。とりあえず連絡はしたので秋川街道で青梅を目指す。高速の渋滞が嘘のように車も少なくさくさく進んで結局15分程の遅刻で 青梅駅に着くことができた。
be君も先程着いたところらしい。とりあえず朝食がまだだったのでドーナツ屋で腹ごしらえ。ふっきーが現れないので電話してみると、
今起きたところらしい。
やってしまいましたか。昨日遅かったらしいからねぇ。相談した結果、ふっきーは今回は断念ということになった。まあまた次の機会に。
R299に出て秩父市街までは渋滞していたのですり抜け。市街を抜けると再び流れは良くなった。そのまま車の流れにのってR299を進み、まったり気分になってきたので 小鹿野のコンビニで休憩。
それにしても暑い。
genteiジャケットにして良かった。 重ね着してる分を脱いで ベンチレーション全開にする。ここからはbe君のGSX1100Rとバイクを交換。さらにR299で上野村を目指す。小鹿野から先は車もぐっと減り、道も良くなってるのでハイペース走行。大排気量の余裕はいいね。志賀坂峠に近づくと道はくねくねになるが、GSXRは倒せば結構よく曲がるのでそれほど苦労はしなかった。
志賀坂峠の下りの途中で、めずらしいものに追いついた。
サイドカー付きCBR250RR
である。何故にCBR250RR?ともかくバンクしないで曲がっていくバイクを見てるとなんかこっちが不安になってくる。志賀坂峠を下ると道はまたハイスピードコースになる。一気に走って 道の駅上野着。 そろそろお昼時という時間だったが、二人ともまだそこまで腹が減ってなかったので 軽くおやきなど食べるにとどめる。 先程の サイドカー付きCBR250RR もここで休憩していた。
そのまま県道45を進んで下仁田でR254に合流。車の多いR254を少し進んでから県道51に折れて妙義山方面へ。さらに県道196に折れて妙義山を登る。中速コーナーを繰り返しながらぐいぐい登って 中之岳神社前の駐車場で休憩。
ここでは走り屋もいたけどほとんど大型バイク。そしてここにも 隼が。 一方be君はおもむろに ブレーキペダルの位置調整。 それでも ネタの仕込みは忘れない。 昼はとっくに過ぎていたのだがまだそんなに腹も減ってないし、これといってめぼしいものも見あたらなかったので榛名山まで行ってしまうことにする。
妙義山を車につかえながらも下ってR18に出て、すぐに県道33に入ってさらに北上して地蔵峠を越える。ここは1.5〜2車線のなだらかな峠。ところどころ路面が悪いところがあるので思い切り走ることはしにくいが、車は少ないのでマイペースで淡々と走るのには気分良い。
倉淵でR406を横切って榛名山を登る。こちら側は上の方が低中速コーナーの切り返しの連続で、がんばって走ると結構疲れた。登り切って 榛名湖畔に出たところで休憩。 ちょうど食堂もあったので そばで遅めの昼食。
バイクを交換したのは半ば計画的犯行
だったりするのであった。気持ちよく下りきってR145に出たところで給油。その後は少し中之条方面に進んでから県道234経由で県道55で草津方面へ。県道55は峠の近く以外は拡幅工事が進んでいて、それでいて車も少なく快適にとばせる道。中之条〜草津へ抜ける場合、混む時期はR145より早い場合さえある。この日も快適に走って 暮坂峠で小休止。 だいぶ日が傾いてきたので、日のあるうちに志賀草津を越えなくてはと先を急ぐ。
暮坂峠を下ってR292の旧道で草津へ。時間がないので温泉街は迂回して志賀草津道路へ。観光道路だけあって車が多めでペースは上げにくいが、その分眺めもすばらしい。まだバイクを交換していたので、大排気量の余裕で抜けるところでは抜いて気持ちよく走る。be君はその分苦労してたかな?
我ながら悪じゃのう。
どんどん登っていくと気温も下がってきて路肩に雪も見えだしたので、 眺めのいい駐車場で休憩 して着込むことにする。 既に気温は一桁台。持ってきた服を全部着込んでちょうどいいくらい。これは夜間はまだ凍結の可能性があるな。もうすぐ日が暮れるし、はやいとこ渋峠は越えてしまわなくては。ということで 眺めを少し楽しんでから、 バイクを元に戻して出発。さらに登って白根山を通過。時間があればこのあたりの志賀〜草津のエリアでゆっくり楽しむのもいいのだが、今日はひたすら先を急ぐ。白根山からは尾根上のアップダウンを繰り返して渋峠へ。渋峠もさくっと通過して、横手山の長野側に出たところの ドライブインの駐車場で小休止。
日が暮れる前に渋峠を越えられて良かった。峠の近辺では既に路面が凍りかけのような感じの所もあるし。まあ まだ営業しているスキー場の中を通る 位だからそれも当然か。写真を撮ったら早々に下ることにする。この道は冬季は横手山スキー場の初心者コースになる部分。直線とヘアピンを繰り返しながら下っていく。はじめの数カーブは路面が怪しかったが、下るにつれて良くなり、硯川まで下るとまた完全にドライになった。
あとは高原の中をさくさく走って 蓮池のバスターミナルで休憩。 ここまで来ると気温も峠に比べて5度以上高い。もうゆっくりしても大丈夫ということで、 誰もいない待合室 に入って缶コーヒーで一服。
長野に下るbe君とはここでお別れ。僕は目的地である一ノ瀬方面へ向かう。オリンピック対応で新しいトンネルが通ってすっかり良くなった道を走るとあっという間に 一ノ瀬着。 お疲れさまでした。
信州の走りはじめとしては盛りだくさんなコースを完走できて満足。やっぱり夏は山に行くに限る。今年はどれくらい走れるかな。