20000115/伊豆



・つくば〜国府津PA

 特に予定を考えていたわけではないが、天気予報を見たりしているうちに何となく思い立って伊豆に行くことにした。

 はじめはろくえふで海岸線でも回ろうかと思っていたが、あまり天気がぱっとしない様子だったのでSLに変更。もちろん目的も林道に変更。とびきり早起きして出るつもりが準備でもたもたして結局6:30過ぎに 出発。 Photo

 谷田部ICから常磐道で東京へ。天気は曇り。所々切れ間に青空も見えるが、ときどき雨がぱらついたりしてぱっとしない。SLで高速は楽しむだけの余裕もないので黙々と進む。

 首都高都心環状まできたところで思い立って横羽線経由にしてみる。湾岸や第三京浜よりはカーブがあっていいかなというつもり。確かにそうだったが余裕がないことには変わりはなかった。しかも、三ツ沢にでる分岐を見逃してしまった。まあいいや狩場まわりだ、と思ったら

分岐と間違えて横浜公園で降りてしもうた。

朝っぱらからへなへなである。ここは一体どこなんだ。地図を検討して、少し戻ってR1で復帰することにする。結局横浜新道は使わずに出口合流で予定に復帰。30分ぐらいロスしたかな?

 今日はそのままR1を進む。平塚のいつものガソリンスタンドで給油してから海岸線へ。朝食もろくに食べてないし、そろそろファミレスでも入って休憩しようかと思ったら、

まだ開いてなかった。

24時間営業じゃないのね。7:00からと書いてあると思ったら、日祝日だった。今日は土曜日。しくしく。

 そのまま西湘バイパスに乗って 国府津PAで休憩。 Photo ようやくまともな食事にありつく。結局朝食兼昼食になってしまいそうだ。しっかり食べて10時頃出発。

・国府津PA〜河津

 伊豆の東海岸をR136でバイパスは使わずに南下。雨がぱらつくことはなくなったものの天気は相変わらずぱっとしない。気分的にもこれといって盛り上がることもなくのほほんと進む。

 伊東まで来たところで国道にも飽きたと言うことで 県道109にそれる。 Photo やっぱりSLはこういう道の方が合ってる。てけてけ走って再びR136に復帰。さらに少し南下した 大川のコンビニで休憩。 Photo ここからようやく林道にアプローチできる。既に昼だったりするけど。

 まずは奈良本林道目指して大川の街から山の方に入る。

しかしいきなり迷う。

20マップルだと縮尺大きすぎるし、道端の案内板には林道のりの字も出てこない。適当に登っていったら 熱川温泉別荘地に出た。 Photo これは地図に載ってる。つまりこっちじゃない。また戻って次の路地を登っていくと、 今度は林道の入口に出た。 Photo 奈良本林道じゃないけど方向はそれらしいのでそのまま進む。

 簡易舗装された林道を登っていく。海がだんだん下になって見えなくなるといよいよダートに。途中にあった分岐は適当に右を選んでいくと、 再び分岐に出た。 Photo 今度は右に行くと箒木山と書いてあるので、ようやくほぼ現在位置判明。とりあえず当たりだったらしい。今度は直進する。

 緩くアップダウンしながら山の中腹を巻いていく林道を走る。所々ガレているが不安になるほどではなく、少しガスっていることもあってひたすら走りに集中する。だんだん体が思い出してきて調子が出てきた。

 しばらく走ると 左から登ってくる道との分岐に出た。 Photo ここでようやく奈良本林道の標識発見。さらに山の中腹を巻く道を進む。

 もう一度左から登ってくる道との分岐があって、その当たりから路面は少し良くなった。それがおそらく白田林道で、標識は見あたらなかったが上佐ヶ野林道に入ったのだろう。ペースアップして見たりして楽しむ。途中で 八丁の池への遊歩道との分岐 Photo があったりして現在位置の目安になる。

 やがて道は谷に沿って下りだし、どんどん高度を下げてやがて集落の中を通る舗装路になった。そのまま下って県道14に突き当たったところのスーパー前で休憩。ここまでだけでも結構走りごたえがあった。さすが伊豆で一番山深い部分だけのことはある。

・河津〜仁科峠

 一休みしてから後半戦、長九郎林道を目指す。県道14、R414を少し北上して県道115に折れる。奥に詰めていくと道はそのまま 大鍋林道のダートになる。 Photo

 ダートを登り詰めて峠らしき辺りを越えて西側に出ると、道の雰囲気はぐっと明るくなって中腹を巻いていくようになる。どの辺りから長九郎林道なのかわからなかったが、とりあえず出てくる分岐は右を選びつつ進む。

 道は時々ガレていたり石がごろごろしていたりするが基本的にはフラット。途中 伐採したところを Photo 通るときは すこぶる見晴らしが良かったりもした。 Photo

 それにしてもこっちもなかなか走りごたえがあった。距離にしてみれば20数kmだったのだろうが、道は 山の中腹をひたすら巻いて行く Photo ので峠と違って現在位置の目処が付けにくいし、午後も半ばを過ぎて日は次第に傾いてくるしで実際の距離以上に長く感じたのかもしれない。

 そんな感じでひたすら進んでいくとぽっかりと 切り通しの三叉路に出た。 Photo そこが諸坪峠。とりあえず再び現在地がはっきりしてほっとする。

 さてどっちへ行くかと地図を見て考えて、この時間なら日が暮れる前にもう一本滝見林道を走れるかなということで西へ 白川林道を下る。 Photo

 次第に谷に沿って下っていくダートはやがて舗装路になり、下り詰めると県道59に突き当たる。右へ進む。距離的にそれらしき辺りの分岐で大城方面へ右折。

 登って行っても滝見林道の案内は見つからず、かわりに大高(だったかな)林道の標識が右に。そっちの道は真新しい舗装。標識によると総延長900mちょっと。なんか違うな。そのまま直進。

 しばらく行くと道は簡易舗装からダートへと変化する。もうほとんど登ったらしく、そこからはアップダウンの少ない ほぼフラットなダートがつづく。 Photo 地形的にも それらしき谷を左に見下ろしつつ Photo 山の中腹を進んでいくので、どうやら正解だったらしい。

 あとは日が暮れる前に走りきるべし、と走りやすいダートをどんどん進む。地図によると終点近くの林道脇に滝があるらしいのでどんなもんかと思っていたら、 こんなのだった。 Photo そんなに大きくはないが、ほんとに 林道脇にあった。 Photo

 道はちょうど滝の橋のところから再び舗装路に。そして あたりはいよいよ夕方。 Photo ということで今日のダートはこれで終了。さらに進むとすぐに 県道59に復帰。 Photo

 あとは県道59を仁科峠方面へ。天城牧場にでたところで、レストハウスで缶コーヒーを買ってきて 夕日を見ながら休憩。 Photo

・仁科峠〜つくば

 さてあとは帰るのみ。いつもの調子で日が暮れるまでうろうろしたけど、こっからが遠いんだよなぁ。まずは県道411で船原峠へ。仁科峠の辺りで一瞬白いものがちらついてきた気がしたがかまわず進んだらすぐにやんだ。

 船原峠からはR136を東に下り、途中の達磨山林道で北上。県道18に出たら左の達磨山方面へ。達磨山高原レストハウスで休憩。ここで 夜景撮影に挑戦したら、 なかなか良い感度で撮れた。 Photo シャッターが8秒も開いてるから、手で持ってるわけにはいかないけど、なかなかである。

 その後は戸田峠から河内に下る道で海岸沿いの県道17に出る。R414にぶつかったらショートカットしつつR136へ。R136で北上。途中にあったガソリンスタンドで給油。ついでに水道を借りて軽く泥汚れを流す。

 県道11へ右折して、函南駅方面に左折しつつR1にショートカット。R1はトレーラー渋滞を抜いたらがらがらだったので、そのままR1下道で進むことにする。宮ノ下から小田原まではさすがに車が繋がっていたが渋滞するほどでもなく、下りきってそのまま西湘バイパスへ。

 西湘バイパスを走りきってR134に出て、最初にあった(朝はまだ閉まっていた)ガストで夕食休憩。さすがに疲れた。でもまだ先は長いのでゆっくり休む。

 再び出発。R134を進み。県道30経由でR1へ。原宿交差点も渋滞することなく、さくさくと横浜新道へ。ここで帰りも横羽線で帰ろうと思い立って、狩場方面へ回る。

三ツ沢から行けばいいというのは後で気がついた。

行きに来ようとしたルートの逆しか考えてなかったのだった。まあいいか。と思ってたら、

気がついたらベイブリッジを渡っていた。

おお、いい眺めじゃ。そうじゃなくて、何故に。また分岐を間違えたらしい。でも大黒線から横羽線へ復帰。やれやれ。

 あとは今度こそ行きの逆ルートで、と最初は思ったのだが、気が変わって一旦大井の料金所に回ってからレインボーブリッジを渡る。やっぱり下道よりいい眺めじゃ。ついでに芝浦PAで休憩。なんかやる気な車が多いので、今日は土曜の夜なんだということを思い出した。

 あとは最後のひとがんばり。これまた渋滞してない箱崎経由で向島線三郷線と走って常磐道へ。左車線をいつもより長く感じながら谷田部ICまで走って、最後に給油してから23:30に 帰着。 Photo

 今日はダートの走りごたえがとてもあって良かった。ダートだけで60km以上走ったんじゃないかな。しかし南伊豆の方まで行くとさすがに日帰りはつらい。SLだと余計に。やっぱり夜行で出て二宮で前泊するのがいいかな。


ツーリング(2000年)