20000915/山形


今回のルート(概略)。 Photo Photo Photo

今回のルート(詳細)。 Photo Photo Photo Photo Photo


・つくば〜山形

 三連休の初日、天気の良いうちに走りに行こうと考えて、まだ未踏の地である東北をキャンプ20中のyuujiさん達を追っかけてみることにした。土曜は東京で所用があるので日帰りになるが、山形あたりにいるそうなのでなんとかなるかな。所要時間が読めないので、とりあえず夜行で前進することにして22時半頃 出発 Photo

 はじめから高速を使うとえらく高くなるのでしばらくは下道で行くことにする。県道で下館に出て、R408/294で北上。宇都宮の郊外でR4にぶつかり、あとはR4を北上。

 R4はさすがに深夜でも交通量が多め。流れてはいるけど。時々工事渋滞に捕まりながら流れに乗ってもくもくと進む。宇都宮の手前でもともとあまり入ってなかった燃料がリザーブになる。今回もトリップは300kmを越えている。最近燃費がいい。

 カードがある出光のGSがあったら給油しようと思ったが、なぜか出光のGSだけ開いてるのが見あたらない。半ば意地になってるうちに、白河も過ぎてしまい、しばらくGSがない区間に入った。気が付けばトリップは400kmを過ぎている。

 いくらなんでもこれはやばい、次のGSで入れよう、と思ったがあってもしまってたりする。白河で入れるべきだったと思ったが後の祭り。そしてついに白河ICと矢吹ICの中間あたりで

ガス欠でエンジン停止。

やってしまった。。。ろくえふでやるのは2回目か。わたくしとしたことが。

 さてどうする。まだ真夜中だから朝まで待つのは論外。戻るか進むか。戻れば確実だけど、5km以上あってしかもだいぶ下ってきた気がする。ちょっと覚悟するにはきつすぎる。ということで望みを託して前進。真っ暗な国道を、トラックに追い越されながら押し歩き。何やってんだ自分。

 しばらく押した先にコンビニがあったので休憩。既に汗だく。詳しい地図で位置を確認すると、ガス欠したのは矢吹ICの2,3km手前というところか。矢吹ICの近くで開いてるGSがあることに期待して出発。

 試しにエンジンをかけてみたら、隅っこの燃料が落ちたらしく弱々しいながらもかかった。ちょうど上り坂だしこれ幸いと歩道をてれてれ進む。あとのことも考えて平地はまた押し歩き。

 しばらく行くと工事現場があった。交通整理のおじちゃんに声をかけられる。

「ガス欠かい? このちょっと先にスタンドあるよ。」

元気百倍。果たして、その工事現場を過ぎた先にjomoの明かりが。やれやれよかった。早速満タンにしてもらうと、

17Lタンクに17L入った。

ほんとに空っぽだったのね。

 一息ついてから、もう今夜は十分だということで矢吹ICから高速へ。国見SAで夜食にラーメン。その後はさらに山形道へ入って、濃い霧に悩まされながらも山形へ。あらかじめ所在を調べておいた健康ランドに4時頃到着。風呂に入ってから寝る。ガス欠がなければもう1時間ぐらい早くつけたかな。

・山形〜蔵王

 朝 7時起床。とりあえずyuujiさん達に連絡を試みるも通じず。しょうがないので適当に動くことにして 出発。 Photo

 まずは西蔵王高原ラインへ。寝不足で体がまだ起きてないせいか乗れてない。路面も荒れ気味なのでへろへろ登る。登り切ったあたりに 西蔵王公園 Photo があったので 寄り道。 Photo もしかしているかな、と思ってキャンプ場も覗いてみたが誰もいなかった。高原ラインへ戻って先に進む。

 料金所を過ぎると路面は良くなった。だんだん体も起きてきた。途中に古竜湖キャンプ場への入り口があったが、道が林道でダートだったのでやめ。先に進む。

 そのあとは特にあてはなかったのだが、ワインディングを走っているうちに自然と足は 上へ上へと向いていく。 Photo どうせなら一番高いところまで行くことにしてエコーラインへ。

 登るにつれて視界が開けた感じになってきた。どことなく志賀草津とかを連想する。火山性の高原はどれも似たようなものになるのか。こっちの方がなだらかだけど。峠からはさらにハイラインへ入って頂上の 刈田岳駐車場へ。 Photo

 駐車場から 山頂はすぐ近く Photo だったので登ってみる。天気は快晴で、 山頂からの Photo 眺めは Photo いい感じ。 Photo 最後に 神社 Photo にお参りしてから駐車場に戻る。

 駐車場脇のレストハウスで朝食もかねて休憩しつつ再度yuujiさん達と連絡を試みると、今度はつながった。なんでも古竜湖キャンプ場にいるらしい。なんださっき通過したところか。どうやら反対から入れば舗装路らしい。地図で確認して、とりあえず追いかけると伝える。

 まだこれから撤収とのことだったので急げば間に合うかもと、来た道をさくさく引き返す。最後に高原ラインには入らずにもう少し下ってから適当そうなところで右折。農免道路だったか。

 一車線の道をくねくね進んでいくと、キャンプ場の案内が。そこからの道はさらに細かった。案内がなければ絶対わからないようなところだ。そしていちばん奥まで行ったところがキャンプ場。yuujiさん達はちょうどその駐車場にいた。ということで 合流に成功。 Photo

・蔵王〜鶴岡

 今日はまず次年子というところにそばを食べに行くそうな。036紹介の予約制のとこらしく、予約をしてから出発。山形市街を県道でかすめつつ迂回し、R458で北上。山形市のあたりは結構暑かった。国道に出てからは流れも良くなり、田んぼの中の道はのどかでいい感じ。

 寒河江で給油してからさらにR347で北上し県道36で次年子へ。あたりは次第になだらかな山の中軽く峠を越えるとそこが次年子。少し探してから 目的のそば屋に到着。 Photo

 そのそば屋はメニューは一つだけ、テーブルに山菜が置いてあって、あとはそばが食べ放題で出て来るという一風変わったところだった。店構えも普通の民家風だったし。その割には客は次々やってくるし、路駐にあふれる車も遠方のナンバーが多い。しかし予約の意味が果たしてあるのかは謎。

 肝心のそばは、うまかった。つるつる入る。食べ放題ということで店のお姉ちゃんは黙っててもひたすらお代わりを運んでくる。思わずお代わりをもらう、てのを繰り返して結構食べたのでついにギブアップしてそば湯を頼む

それでもお姉ちゃんはお代わりを持ってくるのであった。

まいりました。満腹です。

 満腹後は庄内平野方面へ。月山に登る途中に展望台があるようなのでそれを目指す。最上川沿いに下って行き、県道45で羽黒山方面へ。国道以外は交通量もほとんどなくて、信号もほとんどなくて、 ほんとにのどか。 Photo 天気も良くて風も爽やかだが止まるとまだちょっと暑い。

 羽黒山の麓から県道211で月山方面へ。一車線の道を登っていく。しかし 展望台の場所がよくわからない。 Photo とりあえずさらに先に進むがそれらしきものはない。そしてどんどん登っていくと後ろには庄内平野の眺めが広がってくる。結局展望台は見つけられないまま、 六合目あたりの眺めがいい場所で Photo 止まってここで引き返すことにした。

 そろそろ午後も半ばを過ぎたので次はキャンプ場を目指す。今日は鶴岡のあたりらしい。牧場の中を下って平野に下りて、県道や広域農道らしき道をたどって行く。このあたりもほんとにのどかで、緩やかに下っていく方向には庄内平野の眺めが広がり、どことなく北海道みたいで気分が良かった。

 櫛引あたりで温泉に入ろうかという案もあったがまだ日が高くてちょっと暑かったので涼しくなるまで待つことにして先に進む。鶴岡の市街を過ぎて、湯野浜温泉の海岸線の近くにある 七窪キャンプ場 Photo に到着。

 一息ついてから、設営を待つ間にちょっくら加茂あたりまで走って 日本海に沈む夕日を見てきた。 Photo キャンプ場へ戻ってから、近くにあるという温泉へ。皆は歩いて、僕は一風呂浴びたら帰るつもりなのでバイクで。

 温泉は、いこいの村庄内という宿泊施設の風呂だった。敷地内に入ってからも結構距離があったのでタクシーサービスみたいなこともしたりしてから風呂へ。さっぱりしてからあの手この手の引き留め工作を有り難くも振り切ってyuujiさん達と別れて帰路に就く。

・鶴岡〜山形〜つくば

 鶴岡〜山形はひたすらR112。月山の麓は旧道も気になったがとっくに日は暮れてるし先は長いしで新道で通過。途中工事で先導付き片側交互通行があったりした以外は順調に進んで寒河江へ。素通りして山形へ。

 山形で市街地を横切るのに少し迷ったが適当に進んで行くと抜けられた。西蔵王高原ラインの入り口で給油とコンビニ休憩。いけいけ車がたくさん高原ラインへ登って行っていた。

 関沢ICから高速へ。国見SAまで走って夜食休憩。時刻は真夜中過ぎ、さすがに眠くなってきた。ルートを考えるのも面倒なのであとは行きの逆ルート。矢吹ICで高速を下りてR4で南下。このころから眠気がピークに達して、何度かコンビニに駆け込んで10分ほど仮眠を取ったりしながら進む。

 宇都宮のあたりまで来ると今度は雨がぱらついて来た。もくもくと進むあまりR408の入り口を通りすぎて宇都宮市街の方へ行きかけてしまったりもしたが、異常に流れのいい宇都宮環状経由で予定ルートに復帰できたから大したロスはなし。むしろ早かったかも。

 あとはR408/294を南下して、行きとはちょっと変えてR125経由でつくばへ。なんとか夜が白む前の4時半頃に つくば着。 Photo

 今回は久々のほんとにきつい強行軍だった。そのかわり東北気分を少し味わえたし、山形あたりまでの距離感を掴むことができたのが収穫。東北は、いつかの機会にじっくりまわってみたくなった。


ツーリング(2000年)