もともとろくえふのポジションはそれほど前傾がきついものではない(セパハンだがトップブリッジの上についている)のだが、ハンドルが高さはともかくもう少し近いといいなーと思っていた。ハンドルをおおきめに切ったとき等に外側の腕が伸び切ってしまうのだ。
ということでしばらく前からハンドル交換も含めてビーライドと相談していたのだが、ぴったりくるハンドルがなかったことや、本格的にやろうとするとカウルとの干渉の回避やハーネス類の延長などで結構たいへんなことになってしまうので、しばらく保留していたのだった。
そんなころ OXレーシングからFirestorm用のハンドルスペーサが出てて、こんなのがあればいいっすねー、カラーでも自作するかなーとか話していた。すると数ヶ月後に
CBR600F用が出た
のである。おおお。えらいぞ OXレーシング。「CBR600F用」という記述を国内向けではめったに見ないのでそれだけでうれしくなって、これはもう買うしかないということになったのであった。
ハンドルスペーサを入れることを決めたときに、なんかついでにないかなーと考えてこれを思い付いた。元々ろくえふはインナーフェンダーもついていてその辺はしっかりしているように見えるのだが、
実は意外に泥はねがある
のである。雨中を走ると、ナンバーからテールランプ、後ろに積んだ荷物にまで泥が跳ね上がる。インナーフェンダーはリアサスに泥がかからないようにする効果は大きいのだが、それ以外にはあまり効果がないようだ。それはそれであった方がいいけど。で、CBR1100XX等でよく見る長めのリアフェンダーみたいなものありませんかーと聞いたところ、ありました。
純正部品の延長フェンダー
が。オーストラリア仕様では標準らしい。それでリアフェンダーの先端近くにめくら穴みたいな成形部分があったのね。ということでこれもいっしょに注文した。
取り付けは両方ともいたって簡単。といっても結局やってもらったけど。
ハンドルスペーサは基本的にはハンドルを外してスペーサを挟んで組むだけ。スペーサを挟むことによってハンドルは8mmアップ。これくらいのアップならハーネス類の交換の必要はない。スペーサはトップブリッジにぴったりつく形できれいに仕上げてあるので見た目も気にならない。 こんな感じ。 ハンドルストッパーが無効にならないのも安全上好ましい点である。
延長フェンダーはさらに簡単でフェンダーのめくら穴をあけてビス2本で留めるだけ。しかしこれがつけてみてびっくり
べらぼうに長い
のである。後ろに立つとタイヤ見えないんじゃないかってぐらい。これは長すぎってことで1/3ほどカットしてもらった。で、 こんな感じ である。
フェンダー延長の方も効果ははっきりでた。泥はねが格段に減り、後ろがほとんど汚れなくなった。ただつなぎめがしっかり密着しているわけではないので泥水がしみだしてくる。接着剤も併用すれば防げるのだろうが、別にフェンダーが汚れるだけで困るほどではないのでそのままにしてある。