リアサスのオーバーホールのついでに奮発してオーリンズのショックに交換することにした。リアサスの交換は効果がわかりやすいという話を良く聞くので試したかったのと、さらについでに車高調節機能を使って車高ダウンをねらってみた。ローダウンがかっこいいと思っているわけでは決してない。足つきの改善という切実な理由である。(^^;)
今回もビーライドにお世話になりました。
実は交換を決めたのは少し前だったのだが、そこは毎度のマイナー車の悲しさ、取り寄せに時間がかかったのだ。代理店に在庫を確認したら一足違いで在庫切れ。結局本国からの輸入待ちになってしまい、ちょうど円安と重なったので、価格改定で値上がりするわなんやかんやで一月以上かかるわでさんざんだった。。。
で、ようやく来ましたオーリンズ。一応何種類かあるはずなのだが、CBR600F(97)には一種類しか設定がない。
レーシングって書いてあるぞ
なんかすごそうなのが来たなあ。調整もプリロード、伸び側減衰、縮み側減衰、自由長調整と一通りついている。この自由長調整で車高を下げることを考えてたのだが、説明書によれば「調整範囲:0〜+12」
上がるだけじゃん。でもそこはなんとかしますのビーライド。オリジナルの車高ダウンリンクを入れることにした。2cmダウンのリンクを入れて、そこから自由長調整で微調整というしくみ。問題はリンク比が変わるのでバネのレートをあげる必要があるということだが、ちょうどレーシングということで高めのレートのものが入ってるし、あとはプリロードの調整で何とかなるでしょうということだった。
作業はビーライドにお任せ。自分はデジカメ片手に見物。リンクも交換するということでついでにスイングアーム周りの可動部分のオーバーホールもやってもらう。まずはバラす。
さらにタンク、アンダーカウル、インナーフェンダーを外してリアサスを外す。
リアサスのリンク周り。矢印のリンクを交換して車高をかえるのである。
リアサス比較。左がノーマル。本体、リザーバともオーリンズの方が容量が大きい。
交換するリンク。右からノーマル、2cmダウン、4cmダウン。今回は2cmダウンのリンクに交換。
車高を下げるのでサイドスタンドも短いものに交換。下がノーマル。交換するものはビーライドお得意の純正部品流用でRVF400のものを使用。サイドスタンドスイッチの取り付けも問題なし。
外されたスイングアーム。でろでろ。組み上げる前にリンクも含めて洗浄とグリスアップ。僕はその横でこの際だからとフロントスプロケット周りを掃除。げろげろ。油汚れというより油の固まりがたまっていた。こそげ落としてから洗浄。すっきり。
スイングアーム、リンク、サスまで組みあがったところ。オーリンズのリザーバが目立つ。
リアの車高ダウンにあわせて、フォークの突き出しを増やしてフロントも車高ダウン。フルボトム時のクリアランスに余裕を持たせて突き出し量は+13mm。ちなみに突き出しを増やす前はこんな感じ。
ちょっと姿勢が後ろ下がりということで車高調節機能で調整。ここまでやって時間切れ。プリロードや減衰の調整は大体であわせて(ほぼ標準)、設定をつめるのは次の機会ということに。
いきなりしあわせ。
両足で指の付け根までつく〜。片足ならちょっと傾ければ踵までべったり。いままで片足べったりついたらすでに支えられなかったからこれは大きいよ。なにより、またがったままうろうろできる。
これはあこがれてたので、うれしいっす。もうこれだけでもやってよかったってもんだが、次は走ってサスの具合を見る。果たして違いはわかるものなのか? とりあえず普通に走り出す。5分後。
こりゃええわ。
わかるわかる。いいサスだから硬いかって言うとそんなことは全然なくて、むしろ乗り心地大幅UP。今まではバネの上に乗っていた感じが、なんていうか、ダンパに乗っているというか。とにかくリアが安定している。変わってないフロントが気になるほど。たぶんノーマルに比べてサスの動きが良くなってしかも収束が速いのだろう。タイヤの路面への追従がすごく良くなったように思う。常にタイヤが路面にしっかりついている感じ。
というわけで結論は高い買い物だったけど入れて良かったということです。足つきもねらい通り良くなったし。とりあえず組んだだけでもこれだから、前とあわせてセッティングつめたらおもしろそう。たのしみである。