- ・発生日時
- 平成14年11月10日 12時頃
- ・発生場所
- 群馬県倉渕村 某林道走行中
- ・状況
- ツーリングで林道走行中に、突然エンジンが調子悪くなった。
朝家を出てから林道を走り出すまではいつも通り問題なく、むしろ気温が低いせいか調子良いぐらいだったのだが、ある時点から少しエンジン音が変わったと思ったら、次に停車した途端にエンスト。
以後、アクセルを開ければ走れるが、閉じるとアイドリングせずにエンストするようになった。
他には、エンジンブレーキ状態の時に、燃焼が安定しない、キャブ回りからヒュルヒュル系の異音がかすかにする(ような気がする)、時々アフターファイヤを起こす、という症状が目立った。
症状としては、スロー系のジェッティングが突然狂ったような感じ。ジェット類がおかしくなったか、どこかに穴が開いたか、排ガス対策でついている2次空気供給装置の不具合か、あたりを想像できた。
とりあえず走れるのでそのままビーライドまで自走で行って診てもらった(主にキャブのジェット類をチェック)が、その時点では原因が判らず(症状が改善せず)、そのまま預かりとなった。
後日原因判明。
2次空気供給装置の負圧チューブに亀裂が入っていた。 ここから2次空気を吸って燃調が狂ったというのが今回の事象。ということは、アクセル開で走れたのは、相対的に狂いが少なかったからで、全域で薄くなっていたことには変わりないと。高速を全開で走ったりしなくて良かった。。。
亀裂の場所は、 インテークマニホールドから分岐した直近。 ちなみに 2次空気供給装置の系統図。
この負圧チューブは長さがぎりぎりで、引っ張られる方向にストレスがかかっていたとのこと。 こういう感じか? ストレスがかかっていた所が走行約4万1千kmの時点で耐え切れなくなったということらしい。
ということで負圧チューブを交換して(部品代は80円)修理完了。ちなみに交換したチューブは元より少し長くなっていたそうな。密かに対策品?