屋久島その2(縄文杉)

屋久島2日目。今日は縄文杉に挑戦することにしました。
懸案の天気も朝方まで雨は残るけど日中には回復してくるとの予報。

縄文杉までは一番短いコースタイムでも荒川登山口から往復7時間半。
昨日は白谷雲水峡で山道もほぼコースタイム通り歩けることが判ったけど、
今日は夕方のトッピーで種子島に戻らねばならないので、あまり余裕はありません。

でもこんなチャンスも滅多にないので、挑戦です。
朝食は弁当にしてもらって、宮之浦の民宿を夜明け前の5時半発。荒川登山口までは1時間ほど。

荒川登山口に着いてみると、既に登山客の車で駐車場は一杯でした。
少し離れた空き地に停めて、朝食を済ませて7時頃に登山開始。ここでいきなり、登山道入口に

「縄文杉まで往復約10時間。遅くとも7時には入山すること。」

という看板がありました。。まあコースタイムは他にも何種類かあったので、
とりあえずは先を急ぐことにして続行です。ここまで来て引き返すのも何だし。
登山は払暁とともに行動開始というのを改めて思い出したのでした。

荒川登山口からまずはトロッコ軌道歩きになります。雨はほとんど上がってパラパラ程度。
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枕木の間は少し歩きにくいけど、斜度はないのでペースは落ちず。
トンネルがあったり沢を渡る橋があったりと飽きません。
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トロッコ軌道区間のほぼ中間点が小杉谷橋。ここで本沢筋の対岸に渡ります。
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小杉谷橋から先はトロッコ軌道の中に木道が敷かれてさらに歩きやすくなります。
ここでコースタイムを稼ぐべく、まっとうなペースの人々を追い越しつつずんずん進みます。
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トロッコ軌道の終点から大株歩道に入ります。ここで9時頃、なかなかのペース。
ここからは登山道です。雨は上がって代わりに霧が出てきて、これはこれでよい雰囲気。
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大株歩道はその名の通り大き目の屋久杉が次々現れます。名のあるものとして、
翁杉、 Photo 大王杉、 Photo 夫婦杉、 Photo などなど。

そして最奥にあるのが縄文杉。今は樹が傷むのを防ぐため、
周りにできたデッキから眺めるようになってます。
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屋久島といえば縄文杉、という感じもあるのでここまで来れて大満足。
しかし堪能した分、既に11時。帰りも急がねばなりません。

縄文杉で折り返し、来た道を戻ります。大株歩道を下る途中、
登りのときは混んでたウィルソン株が空いてたので、そこで昼食休憩。
大きな切り株で中は空洞で祠があり、小さな沢まで流れてました。
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トロッコ軌道に戻って下り始めたのが13時前。ここからは再びペースアップ。
天気は急速に回復して青空に。登りとは全然違う雰囲気です。
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最後に素彫りのトンネルをくぐって橋を渡ると荒川登山口に到着。
14時半過ぎ。コースタイム7時間半は健脚者で休憩時間除く、だったようです。
ほぼ達成したけど、確かに昼食以外は休憩ほとんど無しのカミカゼ登山でした。
また別の看板には9時間半と書いてあるし。
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無事下りてこれたけどのんびりする暇はありません。
車で宮之浦に戻り、給油してからレンタカー屋で車を返却し、港まで送迎してもらって
トッピー乗り場には16時過ぎに到着。10分しないうちに乗船開始。
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トッピーは16時20分に宮之浦を出て、帰りは直行で種子島西之表へ。
船に乗る際に、靴が壊れていることに気がつきました。たぶん最後のトロッコ軌道でご臨終。
7,8年使ってきたけど、この週末の12時間の山歩きはご老体には堪えたようです。
ともあれ昨日や今日の登りで壊れたりせずに最後までもってくれてよかった。
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西之表には17時過ぎに到着。こちらで借りていて港に置いてあった車に戻り、
今日の最終便の飛行機でやってくる出張者を迎えに空港へ向かいます。
空港に着いたとき、着陸した最終便が滑走しているところでした。

我ながら今日はギリギリを極めてましたが、それだけの甲斐はあった週末でした。

本日の軌跡(昨日のも入ってます)。黒が車、緑が徒歩の移動です。
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