いじった。置いた。
まだ、PC-9801でDOSを動かしているときのこと。貧弱なコマンドラインを補 完するファイラーというものが流行っていた。その初代定番としてFDがあったが、 FDの発展形として(作者は違う)mielちうのがあった。これは、ファイル一覧でカー ソルを動かすと、画面の下側に、そのファイルの先頭部分が速攻で表示されるも ので、普通のファイルだけでなく、lhaのアーカイブファイルもファイル一覧が 表示されるという優れものであった。ついでに、アーカイブファイルを選択する とそのアーカイブの格納されたファイル一覧に画面が切り替わり、カーソルを動 かすとアーカイブ中のファイルの先頭部分が表示された。更に、そのファイル選 択すると圧縮を解くことなくファイルを全部読むことができた。ちょ便利だった。 ああ、書いてて懐かしくなって来た。また使ってみたいな。
これに触発されて1993年に作ったのが、「まるしぇ」で、ついでにdiredを使 うときにmielのような操作ができるようにしたのがdmarche.elである。しかし当 時の主力WSといえばSparcStation2とかでちーともサクサク動かなかった。久々 に動かしてみたら、かつてのmielのように動きやがった。ひえー、マシンパワー の進歩は恐ろしい。てことで、dmarche をちょっとだけいじって、アーカイブファ イルの中身を隣のバッファに表示したら、それをキャッシュして、よりサクサク 動くようにしてみた。diredもなかなかええもんじゃのう。