わあぷろ

GUIなわーぷろってーものは、学部生の研究室配属前のレポートを書くとき に、一太郎3とかそのへんのバージョンを使って以来、全然使ってない。 教えてはいるけど :-p。

大駒研究室配属以降は当然LaTeX、なのだが、「解答用紙作成」という まさに一回しか役に立たない用事ができたのでこりゃたまには楽しいかも、 と思ってOpenOffice.org Writer(Wordみたいなやつ)をつこてみた。

しかし、最近のワープロはなんだほら、好きなところに文字が打てないのね。 むっかーしは、お絵書きソフトに似たノリでてけてけと、カーソル移動して 見た目で大体の位置に文字を打ってたが、そう言う風にはできん。 たとえば、左右に何かを配置したいときはちゃんとボックスを挿入してから… なんてなこと、普段Wordつこてるしとには常識なんだよね? きっと。

でもその概念って、LaTeXでminipageを使う理由とかの話といっしょやね。 逆にそう言う「タイプセッティングとはボックス配置メソッドなり」という 概念知らんと、やっぱりわーぷろで「論理的に正しいレイアウト」は できんわなあ。

あともいっこ気になったのが、むかーしは「たぶん左右の高さが揃ってる」 というので満足できたが、もうそういう「視覚的に位置が揃ってる」ってのは 許せない。だめ。ほとんどビョーキかも。「論理的に位置が揃ってる」んじゃな いと気持ち悪くて先に進めない。そういうのはGUIなわーぷろじゃだめだよね? むしろドロー系ソフトだと、「複数のオブジェクトをグリッドに合わせる」 とかできるから、「論理誤差ゼロ」で合わせることできるし、GIMPみたいな フォトレタッチものでも、物差し的ガイドが使えるからやはり厳密に 位置合わせできる。でもやっぱ「見た目」じゃなくて、論理的に 位置合わせしたい。だって、論理を視覚的位置関係で表してるんだもの。

さて、これまで、LaTeXに興味を持って来た人に、ワープロとの 使い分けを聞かれて、

というありきたりの答えをしていたのだが、どうも 「一回きりしか使わない」もののほうがマークアップの恩恵が大きいような 気がしてきた。要するに、「その見映えを達成するのに必要な手順」 が全てソースに入っているので、見れば思い出せる。反してGUIわーぷろは ちゃんとした見映えにする手順なんかは文書に残しておかないのが普通だから、 結果は残ってても、手順は残らない。忘れたらまた最初から試行錯誤しなおし。

次からはなんて答えよう。

なのかな。LaTeX2eになってから凝ったことやろうと思ったときの マクロがほとんど標準で入ってて、かなりラクダ。


きまぐれ記
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HIROSE Yuuji - ASTROLOGY / BIKE / EPO / GUEST BOOK / YaTeX [Tweet]