こんだらの前に乗っていたさそり (CBR900RR)は走りを追求するだ けでなく、ツーリングユースの事なども非常に良く考えられた作りだった。最も 魅力的で、その恩恵に預ったのはやはりリアシートとトランクの設計であろう。 鍵を捻るだけで、スプリング作用でぽーんと自動的にリアシートが持ち上がりス ポーツバイクとしては異例の広さのトランクスペースが顔を出した。リアシート の裏側には荷掛けフックがあり、必要なときに表に出して使う仕組みだ。リアシー トがそこそこ大きいのでテントなども余裕で積載 できる。さらに、荷物をたっぷり積んだままトランクを開けられるのだ。これのおかげ でツーリングがずいぶん楽だった。
こんだらを選ぶにあたってこのリアシートからお別れするのはつらかった。 「これで本当に北海道キャンプツーリング行けるのかなー」という不安が最後ま で残ったが、「まー何とかなる(する)だろー」と自分で装備をつけちゃうことに した。
あ、ちなみに「なら最初からパニアつけやすいマシンにすれ」ちう話もある が、普段乗るにはこういう軽くてトルクのあるマシンが好きなのだ。でも、ツー リングも行きたいのだ。峠でちょっとだけ楽しみつつも、ウニ食いに行きたいの だ。
オートバックスとかで売ってるシガーライトソケットの延長ケーブルを 途中で切って丸口端子をつけてバイクの12V電源に引く。シガーライトソケット 部分をリアトランクまで延ばしておく。で、ロングツーリングのときには シガーライトソケット12VをAC100Vにするインバーターをトランクに入れて必要 なときにNiMHなどを充電。ま、これはg な人の間ではポピュラーですな。
R1の荷掛けフックはデフォルトで1組しかない。リアシートの後端のちょうど 真裏のタイヤ側ににょきっと二本生えてる。一組だけでどうやって荷物括りつけ ろいうねん。ひそかにタンデムステップのところに申し訳程度に輪っかがあるの だが、あんなとこまで伸ばしたらロープがべろんべろんに伸びて不安定じゃ。ま、 そういうバイクじゃないもんな。文句いわん。なら、自分でつけたれ。
リアシート前側に欲しい。また、カウルを跨いで下の方に括りつけるよりも、 リアシートに括りつけるようにした方が、カウルに傷がつかなくて済むからそう したい。なんとかシートにつかんかな。とひっくり返すとタンデムライダー用ベ ルトの裏側がボルトとナットで留められている。おお、これを使わない手は無い。 と、DIYセンターで
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こんな形になってる長さ15cm厚さ1mmくらいの金属板を買って来て、リアシー トから外に向かって這い出るような曲率に曲げて シート裏側に取り付けた 。んでシートを本体に取り付けると こんな感じ 。角度を変えて見たのが こっち 。さらに、金属板が当たる部分がカウルを 削らないように保護テープを貼った 。
うむ、なんか急に荷物が積めそうな気がして来た。はよ北海道行きたい。
で、北海道行った行った。大活躍!
ひょんなことから本格的な荷掛けフックを作ってもらえた。いわゆる特注っ てやつだがここでは書けねー。しかもステンレス。
剛性はばっちり。これまでのフックは長過ぎたがちょうどいい長さ。 ぐふふ。 |
はよ北海道行きたい。