今日はいよいよ小樽に戻って北海道とお別れ。朝食のあとせいどうくんとお別れ。ばい ばーい。
一気に積丹半島を抜けようと思っていたのだが、途中何度も神威岬の 案内板を見かけて、もしかしたら積丹岬よりすごいのかも…と思い立って 入口の交差点を曲がってみた。そしたら駐車場には結構バイクも止まって 賑やかだった。いざ岬入口の方に行ってみると、
これは神秘的。かつて「女人禁制」ともったいつけられた理由が分か る気がする。まあ見よ。
そしてこれが神威岩 だ。
11時に神威岬をあとにして積丹西岸をひたすら南下。そういえば2〜3 年前にトンネル崩落事故があったのってこの辺だよなあ…。どのトンネル だろう…。たぶんここかな。
ノンストップで岩内まで来て道道66に入る。すると景色は一変高原の 中。この先本当に街があるのかなあと不安さえ覚えるような大きな景色。 ぐんぐんと山の懐にもぐって行くと、うふふ、ワインディングだ。じゅる。 あ失礼。しかし、本当に「じゅる」なのだ。道は広い、路面はきれい、見 通しは良い、景色も良い、交通量少なし。ここは通らな損々。ちみもゆけ (おー久しぶりや)。
景色は良いがパノラマラインには手軽なたべもの屋があまりない。さ いしょ昆布温泉辺りのホテルにレストランの看板があったので入ってみた のだが、スキーシーズン以外はやってないような感じ。うーん、探すのも 面倒なのでツーリングマップルに書いてある「ヌプリ」にしちまおうと決 めて先を急いだ。ニセコに近付くにつれ後方羊蹄山の姿がはっきりと見え て来る。ほほう、これは形がきれいだ。ひそかにわし、山梨出身なので富 士山にはうるさく(なんだそれ)、各地に存在する「ほげほげ富士」という 名のついた山をズームイン朝などで見るたびに、
と思っていたが、後方羊蹄 山は良い。非常に形がよろしくってよ。許可。大許可。スーパー許可。美 しい。なので止まって写真でも撮ろうかなーと思いつつ後ろを見ると、
もしやちょいと前からあおるようにくっついて来た軽自動車に押し出 されたんじゃろか…。もしや、羊蹄山にみとれて路肩にずっぽり? 慌てて ユーターンして今来た道をかっ飛んで引き返すと…
ぶおお〜。
標識を頼りに13:40ニセコ駅到着。その駅舎の中にぽつんと入っているのがこのヌプリ。おもろいのう。メ ニューを見るとちと高いのが並んでいたが、どれも結構うまそう。わしら はカレーと地鶏丼。うーん、ツーリング マップルにわざわざ書いてあるだけあってうまいぞここは。ぜし行くべし。
ニセコを出て真狩村に入る途中左手にでかでかと羊蹄山が見えるので、 ぱしゃり。さらに道道66号を進 んで、細川たかしのふるさと真狩村へ。ツーリングマップルに細川たかし 記念像が「ヒット曲を歌ってくれる」とあるので近ければ寄ってみようと 思ったのだが、道道から4km離れたところという標識があったので、面倒 臭いのでパス。真狩村を駆け抜けてR230に入って洞爺湖へ。道道132で湖 の東岸を走ったのだが、木が多くて全然湖が見えーん!
最初に見かけた駐車場でも林に遮られて湖見えじ。つまらん。行こか。 チャリーン。えなに?
あかん。限定ジャケットのポケットにいれたまま来てしもた。もう戻 るわけには行かんし、うーどないしょ〜。
北海道二日目に走ったR453からはおなじみの景色を逆走。行きのとき は少し離れたり近付いたりしていた骨吉も今日の帰り道ではぴたりとペー スを合わせて来る。この数日間で飛躍的に乗りこなし度が上がっている。
R37に入ってすぐ伊達市街へ。さーてこの辺で民宿の鍵を遅れる場所を 探さねば。郵便局かなー。もう閉まってるかなあ。なんて考えるより宅配 受付しているスーパーで頼んだほうが早いか。なんて考えてたら長崎屋に ペリカンののぼり発見。民宿北都に電話して住所を確認して発送。ふう。
ほっと一息したところで、ミスタードーナツでお茶。まだまだ時間は たっぷりあるのう。
R37をまた走るのはもったいない気がしたので、途中道道779にそれて 海沿いの道へ。こっちはR37より空いているラッキー。でもまたすぐR37に 戻されて、あっと言う間に白鳥大橋へ。橋を渡って室蘭の市街に下りると なぜか
という意識が。まだまだ明るい6時に室蘭港到着。20時まで待って搭乗 手続をしてから、初日にお世話になったTen-Popへ。マスター夫妻はちゃ んと覚えていてくれて、今日は店のカメラではなく、わしのデジカメで二人を撮ってくれた。ごっそさん。 またらいねんもよろしう〜。
22:20にフェリーのゲートが開いてぞくぞくとバイクが乗り込む。帰りはも う手なれたもんで、てきぱきとバイクを停めて、荷物を下ろしてザコ寝部 屋へ。真夜中なので、室蘭の景色も分からぬまま出航。ばいばーい。