いいこともあるけどわるいこともある

留辺蘂〜〔103〕〜佐呂間町〜〔961〕〜R238〜北勝水産〜常呂百年記念塔 〜R238〜網走〜〔76〕〜能取岬〜〔76〕〜R39〜女満別

出発

一日我慢した甲斐あって良い天気。昨日一日雨に濡れたテントも日向 に置いたらあっというまにドライドライ。太陽ってスゴイ。

今日、第一にめざすはホタテ。ホタテ刺身が食えないときも あるようだが、今日はどうじゃろ。

サロマヘ

留辺蘂から道道103でサロマ湖方面をめざす。

道道103は交通量少なく、見通しも良く快適。気持ちよく流していたら バイクのフロントカウルに異変が……

てんとうむしが!

フロントスクリーンのエッジを行ったり来たりしている。良く風で飛 ばんもんだなあ。と感心しつつ突然の相棒登場にしばしば眺めて無事を確 認しながら走った。結局国道238の辺まで一緒に移動したような気がする。

R238に出たところでトイレ休憩。できたばかりの道の駅サロマSaroma Road
      Stationにストップ。すっかり天気も良く なった。

北勝水産

狙った通り昼飯前の時間に北勝水産 Hokusho Fisheries到着。今年は分かりやすいところに ホタテ売りのテント Scallop Sellerが出ていた。さてさて、今年こそホタテバーガー を食うぞー!

外のテントで焼きホタテと刺身、中の売店でホタテバーガーを注文し てついにそろったホタテトリオ Scallop Trio。初のホタテバーガー、うむ、期待を裏切 らないうまさ。満足。

百年記念塔

また国道に戻り、網走方面へ。その途中、常呂町にある百年記念塔100th Memorial
      Towerなる場所へ。それが何か知らずに訪 れたのだが、常呂の開基百年を記念したものらしい。このレポートを書い ている今調べてみたら、北海道にはそんな「百年記念塔」がたくさんある らしい。へー。

入場無料(要記名)ってことで早速入って塔の上まで上ってみた。 ちうても細い塔なので階段だ。地力で上るだ。 100段 Step 100だ。やっと着いたー。と思ったら、

あと26段 Step 126あった

ぜえぜえ。おお、いい眺め Notoro Cape Viewでわないかっ。ただちょっと窓がちいさく てなかなか広々と見渡せるわけではなかったのが残念。そのかわり、周り に高い建造物が全く無いので見通しは良いぞ。

この記念塔では貝殻や木の工芸品を売っているのだが、どれも手作り なのだ。いろいろ話しているうちに作り方の説明。海岸で探して来た貝殻 を磨いて磨いて磨いて磨いてPolishing!、さらに 磨くFinishing Polishingのだ。こりゃ たいへん。

能取岬

網走まで出て道道76で能取岬 Cape Notoroへ。人が少なくてええなここ。穴場かも。 しばらく景色をパシャ Sea at Notoroパシャ Ocean view

岬を歩いていたらなんとなく足の親指が痛かった。みてみたら、 爪の横脇が浮いたようになっていてチクチクと痛む。爪が伸びすぎていて 百年塔の階段昇降で無理な力がかかって剥がれ気味になったか…? トレッキングシューズですこし蒸れっぽくなっていたので、 念のため水道の流水で消毒。痛いなあ。

女満別

網走市街のコンビニで買い出しをしてから本日の宿泊地女満別湖判キャンプ場Memanbetsu Camp
      Siteへ。ここは受付で清掃協力費を払っ てテントにつける札をもらう方式。受付に並んでいると、前に並ぶは上品 な50代の頃の夫婦。服装がアウトドアという感じではないのでちょっと不 思議な感じがしていた。

奥様: 「おいくらでしょうか」
受付:「テント一張りにつき清掃協力費ということで300円頂きます」
奥様:「テントはお借りできるんでしょうか……?」
受付:「すみません、こちらでは貸出していないんですよ…」

りょりょりょ、何も持たずにいきなりキャンプ場に来たらしい。御夫 婦揃っての北海道旅行の途中、車中で

奥様: 「キャンプって楽しいのかしらね」
主人:「そういえばこれまでしたことが無いなあ」
奥様:「行けばやらせてもらえるかしら」
主人:「いやいきなり行くのは無茶だろう」
奥様:「とにかく行ってみましょう!」

なんて会話を…してるわけねーよな。

受付を済ませてキャンプサイトへ。うげええ、盆の週末ってだけあっ て、混んで Camping Field of Memanbetsuやがる。

風呂

テント設営を済ませて風呂だ。キャンプ場に隣接したところに山水Hotel Sansuiとい うホテルがありここで入浴することができる。ありがたい。実にきれいだ。 よっしゃ入ろう……こちらOnsen House of
      Sansuiへ。

狭くない風呂だったのだが混んでいてたいへん。なんとか洗い場を確 保してさっさと洗ってから露天風呂へ。ふぉあああ〜あ、露天風呂はいい ねえ……

ズボっ!

うおおお、ふっけー。こけそうになった。座ってゆっくりしたいのだ が、風呂の底が深いので座れない。壁面の石になんとか腰かけてまったり。 ふう。となりの小学生兄弟がお湯のかけっこをしていてむちゃくちゃうざ い。親はなんとも言わず。じーさんが中途半端にたしなめる。ちゃんと叱っ てくれい。なんてことを考えながらぼけっとしていたら、4歳くらいの小 さな女の子、ミホちゃん(仮名)を連れたとーちゃんが入って来た。とーちゃ んが先に入る。女の子があとから入って来る。え、だいじょぶか? ミホちゃ ん(仮名)が入る、ザブン、だ、だいじょぶか? 立った状態でも顔を上にむ けてようやくあごが外に出る程度に深い。ミホちゃん叫ぶ。

「えーんこのお風呂、ミホには深すぎるよ〜」

おおおお、この表現はすばらしい。英訳すると、

This is too deep for me!

である。訳さんでええ。この子は、齢4つにして、世の中の形容詞は全 て感じる人によって決まるのだという真理を知っているのだ。どうでもえ え。

いつものような晩飯&晩酌。寝ようと思って食器を洗いに行ったら、 夜に爆音をとどろかせて来たアメリカンバイク野郎ズが洗い場を占領して 洗い場のあかりで宴会してやがる。邪魔だっての。まあ静かに食ってるか らいいや。朝にはどけよと思いつつ歯を磨いて就寝。となりの3家族合同オート キャンプ組がうるさい。どの親も同じ年代、子供が3歳くらい。かなり酔っ ていて馬鹿騒ぎ。回らないろれつで

「☆○■×※(聞き取り不能)〜〜だっちゅーの!♪」
「ぎゃはははははは」

と訳の分からない歌を歌っては大爆笑、を50回くらい(まじで)繰り返 す。猛烈にうるさい。うるさい。うるさい……………2時くらいまでずっ とやってたよ。アホか。こういう時は、うるさいやつらにたいしてだけで なく、苦情を言いに行けないことにたいしても悶々と考えてしまって余計 眠れない。大きな都市に近いキャンプ場はダメだ。もうやめよう。

一日の良い思い出全てを打ち消された。


本日の走行距離、約165km。


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