いつものように6時起床。昨日美輝の湯におしかけていた生徒が朝のマ ラソンをしてわれわれの目の前を通過している。わしら、テントの前にバ イクを止めているのだが少年達は出来るだけインコースを通ろうとバイク ぎりぎりを走ってゆく。ためしに、バイクから1m離れた位置に開いた傘を 置いてみた。そしたら、みんな傘のぎりぎり外を走ってゆく。
ふむ
では傘をバイクから1.5m離してみよう。どれどれ。おおおお、バイク と傘の間を走ってゆくではないか! だからなんやねん。可哀想なので傘は しまった。
馬瀬を北に進みR257に戻って東に行って飛騨 川を渡って南下してすぐのゼネラル石油でバイクの朝食。すぐ北の謎のコンビニでわしらの朝食。
萩原から高山までのR41はとくになんてことのない郊外型国道。なんか むかつくescudoがいてkがバトルをしていたがよくわからない。
そんでもってこの辺でリアブレーキとチェーンのオイル切れのノイズ が気になったのでとりあえずチェーンオイルでも買っちゃおうかとオートバックス高山店 に入った。開店時刻の10時まで10分ほど待って 中に入ってみたのだが、バイク用のものは一つもなかった。あきらめてバ イク屋でみてもらうことにした。
R41をそれて高山市街地に入りしばらくバイク屋を探して走ったのだが 見当たらなかったので、ガソリンスタンドのおっちゃんにきいて、川上軍三商会へ。最初オヤジに、バ イクの調子が悪いんすが見てもらえまっカー、と聞いたときは非常にムッ ツリした厳しい顔で「今日はたて込んでてほとんど作業できないよ。でも 一応言ってみな」と言われたのだが、リアブレーキの事を言うと早速エア ガンを使ってパッドまわりを掃除してくれた。
ところが、リアブレーキディスクがもはやイカれていて、指で触って はっきり分かるほどデコボコになっていた。おそらく、道路工事中のダー ト走行でリアブレーキパッドに砂利が付着して、ディスクをガリガリ削っ てしまったのであろう。困ったことに、ディスクがデコボコになってしま うと、ヤスリのようにブレーキパッドを削ってしまうので早めにディスク を換えないとダメだと言われた。おまけに既にパッドが結構減っているら しい。が、まああと1〜2日なのでだいじょぶでしょ。
リアブレーキ清掃のあとチェーンに給油してもらった。これで完了。 最初むっつり顔だった親父も、kとDJEBELやDRの違いの話などをしながら 和気藹々(わきあいあい) のとってもええ親父であった。予想通りじゃな。工賃900 円を払って
「こんど岐阜に見えるときはオフロード車でいらしてください」という御言葉を頂戴していろいろといい道の情報を聞いて11時にオサラバ した。
ちみ白川郷ってしっとる? わし知らんかった。そんだけ。
じゃなくて、次の目的地は白川郷。そこに行く途中で、kが数日前に通っ てめちゃめちゃきれいで感動したという川の中の巨大岩を見に行くことに した。これは中部ツーリングマップル69ページG1、県道90号から下小鳥湖 に向かって県道478号に入った直後の河原に存在する。超巨大で驚くと言 われていってみたのだが、良く分からなかった 。というのも、昨日からの雨で水かさが増して巨大岩がすっ ぽりと水面下に沈んでしまったからである。こっ ちの写真ならちっとはわかるかも。
岩が見えんで残念じゃったのうといいつつ、R360に出た染物屋で休憩。のあとR360を西へ。出発し てすぐの左コーナーで、蛇を発見! さすが大自然である(いみふめ)。
R360は天生峠へと続く。ここ、ところどころ路面が悪いが、ほかは結 構良い。超低速コーナーの連続で結構気を使うが楽しい。なんだか柳沢峠をさらにきつ くした感じ。天生峠を下り切るとそこは白川郷。
既に13時だったので、土産屋のおばちゃんに そば屋の場所を聞いてそこで昼食。座敷でパソコンにデジカメ画 像を取り込んでいると隣に座ったおっちゃんが「なんだいそりゃおもしろ そうだな」と興味を示して来た。「デジカメっつってね…」と適当に説明 して一枚撮らせてみた。
合掌作りの家を眺めるでもなく逃げるように白川郷を後にした。
R156を庄川沿いに北上、あっというまに富山県に入った。すると、す ぐに岐阜県に入った。と思ったら富山県になった。「おいおい、なんだい ここは〜」と妙にウケた。一回、二回、三回、四回、と数えつつ、「一体 何回富山県に入るんじゃー」と思ったその矢先、
途中何やら合掌作りの家がたくさんある村を通過する。なーんだ、白 川郷だけじゃないのか。てな感じでどんどん北に進み、大牧トンネルへ。 入口に、「トンネル内スリップ注意!」と書いてあった。確かに路面が濡 れているので滑べりそうなのだが、まあこの時期凍ってるわけじゃないの であまり気にせず加速。すると、
ちみは中部ツーリングマップルの1ページ目の「砺波平野を見下ろす」 というタイトルの写真を知っとるか。この写真、
ふと進行方向を見ると、なにやら展望台らしきものが見えるではないか。すばらしい! 早速行って みよう。あなんか、見える村景色の説明 があるじょ。ほほう、そうなのかー。
ご機嫌な景色の後山を下り、県道25号、県道11号、県道9号、県道207 号と進路を取ってR8に出た。突然高速道路並のハイペース。たまにはいい もんだなあ。R8が、とある橋に差しかかった(たぶん早月川にかかる早月 大橋)ときに、おおお、
と、延々8号を走り続け18:45に「道の駅三の 木」へ。ここツーリング マップルには載っていないのだ。R8 が日本海沿いになる富山県と新潟県の 県堺の「いちぶり」の駅の辺りに 存在する。ここは休憩室があって無料でお茶が飲めてなかなか良いぞ。で も19時には給湯が止まってしまうからちういせよ。
20時前に道の駅を出て天険親不知・親不知ト ンネルへ。といってももうあたりは真っ暗でな〜んも見えんかっ た。
姫川(糸魚川)を渡ってR148に入る。ここ、
まあなんにせよ、ここ、雨の夜に走っちゃいかんすな。
途中小谷(おたり)温泉左折の表示があったので地図も確かめず左折。 どんどん寂しい山村に入って行く。もう21時すぎなので、旅館らしき建物 も玄関の灯が消えている。こりゃあかんぞな。とおもって、ちょっと明る いスノウシェッドにバイクを止めて地図を確認したら10kmくらい山奥に行っ たところにある温泉なのでこの時間じゃ絶望的に思えた。てことで、ザー ザー降りの雨が弱まるのを待ってからユーターン、R148に復帰。
ここから南のR148は直線的になり外灯も増えて来てようやく落ち着け た。白馬村に入ったところで温泉ドライブインを発見! よっしゃいってみ るでー、がーん、21:30まで、10分遅刻しくしく。おまけに客いなかった らしくて館内真っ暗。てことで今日は風呂はあきらめざるを得なかった。 じゃテントを張る場所探すべ。
大糸線が走っているので駅にいってみた。まずは、神城駅。おお、こ こは適度に明るい上に自転車置場があるぜ。ここにけって〜! と思ったら、
探すのにとても苦労した南神城駅。ここは無人駅でボツ。やなば駅、 ええ感じだが始発電車が5時に来ちゃうのでホームと待合室しかないので、 ちとやばめで遠慮。次、海の口駅と稲尾駅、kがみたがだめ。信濃大町駅 に近付くと「山岳博物館」の表示が。匂いを感じたkは県道468を駆け上っ て博物館の下にある「山岳センター」に行って「ぐー!」のサイン。玄関 前の軒先を借りてテントを広げ今日の宿とした。
本日の走行距離、だいたい400km?