Project BSD on Maciontosh Performa 5220

改め、

Project LinuxPPC on Maciontosh Performa 5220


プロローグ

わしの現在のマシンはMacintosh Performa 5220(以下PF5220)。こいつをUNIXマシンにしてやろうということになった。


ここに至るまでの経緯

こっち見れ

LinuxPPC何するものぞ

LinuxPPC.comのページ見れ。なんか商売チックで好かんな。
日本代理店もある。
まあ、この体制だからこそ扱いやすいパッケージができるってもんか。

前座で、MkLinuxを試す

MkLinuxだと、MacOSからの起動ができる。インストール時もそうだ。だから、最初にUNIXが動くことを確認するには手元にあるMkLinuxをインストールして試す方が都合が良さそうである。最終的なシステム構成など、後からどうにでもなる。


MkLinuxのインストールの前に

いろいろ調べてみたが、内蔵HDDがIDEの場合は、外付けSCSI HDDを用意し、そこにインストールしないと動かない(インストールすらできない)ようだ。
起動は内蔵HDDのMacOSであり、機能拡張の組み込み時に割り込みがかかってMkLinuxに切り替わる仕掛けなのだが、その段階では内蔵HDDを認識しているはずなのに、デバイス名の割当てにバグがあるのか、MkLinuxになると途端に内蔵HDD(hdxx)が見えなくなってしまうようだ。現象としては、"BAD SIGNATURE"という単語が、画面左下に見え隠れする。
というわけで、外付けSCSI HDDとパッケージのCD-ROMがあることを前提に話を進める。ちなみにPF5220改5420 G3号(仮称)は、内蔵CD-ROMはSCSIである。


MkLinuxのインストール

CDのMacintosh Utilitiesにあるpdiskで、パーティションを切る。SCSI機器にA/UXパーティションを切れるツールなら何でも良いようだが、pdiskを使うのが一般的らしい。
CUIのツールなので、使うには詳しい説明が要るが、涙を呑んで省略してやる。

パーティションの切り方は、最低、MkLinuxが入る十分な領域と、swap領域(64MBで十分らしいぞ。最大128MB以上は無駄になるらしいぞ。)が要る。
まあ適当に切ったことにしよう。

じつはここでしなくても、後でやる方法もあるんだが、まあ害にならんのでしておく。

MkLinux Booterを機能拡張に入れる。これが起動時に割り込みをかけて処理をMkLinuxに渡す。
MkLinux(コントロールパネル)をコントロールパネルに入れる。
MkLinu.prefsとlilo.confを初期設定にコピーして、lilo.confを編集する。コントロールパネルのMkLinuxからできる。直接編集しても同じ。
lilo.confは、インストール元のディスクの在処をUNIXシステム上のデバイスとして指定するだけ。わしのシステムでは、CD-ROMからインストールするので、

のところを、

に換えた。"scd"はSCSI CDということ。"0"はその中で最初のドライブであることを示す。

んで、MkLinuxコントロールパネルの"Restart Now"ボタンで再起動する。普通に再起動しても同じはず。
すると、普通にMacが起動するように見えるが、G3機能拡張が(最優先になっているようなので)組み込まれてG3マシンとして再び起動した後、MkLinuxの割り込みがかかって、MkLinuxとMacOSのどちらを起動するかを選択するダイアログが出る。10秒位放っておけばMkLinuxになる。
Macとは思えないように黒い画面に白い文字が広がり、MkLinuxが起動する。わしのにはEthernet Cardが刺さってないので、密かにネットワークが無い由示すwarningも出ている。そして、ちょっとすると、テキストによるグラフィックでRed Hat Installerが起動する。青い画面になる。

この時点で、内蔵HDDは正常に認識されなくなっている。以降、作業は正常に進んでいるように見えるが、下の方に"BAD SIGNATURE"との文字と付随する情報がづらづらと見え隠れする。


INSTALL時の設定

省略


ここで固まった!

いろいろ指定して、後はインストールされるのを待つのみというところで、最後のポチッとなすると、まず外付けSCSI HDDが指定通りにフォーマットされ、ファイルシステムが組み込まれて行くはずなんだろうが、微かな「カッ」という音と共にHDDにアクセスランプがつき、そのまま先に進まない。
全くHDDを読んだり書いたりしている風ではないのだ。ただ虚しく回転音だけが続く。何時間待ってもダメ。

何でかな。
とりあえず、新しいMach Kernelがあるようなので、試してみる。

結局試してない。:-p

LinuxPPC R5

買った。インストールまでの手法はMkLinuxに酷似している。機能拡張で割り込みがかかって、OSの選択になり、テキストベースの画面からインストール画面へと流れていく。違う点は、Xまで立ち上がってインストーラ起動となるらしいのだが、Xにたどり着く前に、止まる。
止まる場所がいまいち一定しないので、何が原因かがいまいち判らない。

設定するところもほとんどない。 だけだ。
まずは、なにもしないで(デフォルト設定、G3も有効、仮想メモリon)起動すると、SCSIデバイスを読みに行って、固まった。
RAM DISKとGraphicDriver?のチェックを外すなどして試すと、SCSIデバイスはスキャンしたが、"WELCOME TO Linux INSTALLER"? の後2行くらい出力して固まった。
いずれにしても、いまいち不安定であり、同じ状況でも固まる位置が完全に一定しない。
G3は依然として有効のままだが、これは余り問題にならないっぽい。
MacOS上で仮想メモリを使っていると不具合が生じるようなので、切ってみた。
設定がデフォルトのままだと、SCSIデバイスのパーティションを読んだ後、ATAドライブのパーティションを見に行ったきり帰ってこなくなった。
G3も無効にして試したが、カーネルをなんちゃらG3とかいうのにして、全て認識(ATAドライブはパーティションが読めずに帰ってきた)「あとはフォーマットよん」というところで固まった。これがたどり着いた最高値。
root deviceの設定は、基本的には何も書かなかったが(自動で検出されるの?)、画面に表示されたデバイス名を書くのがよさげなのか。
内蔵IDEドライブなら、/dev/hda
内蔵SCSI CD-ROMなら、/dev/sr0
なのか?ほんとか?一応、これでわしの場合sr0書いてうまく通った感じだったんだが。
結局うまく行ってないので、どれも嘘くさい。

別の方法

どうやっても、後は待つのみというところで先に進まなくなるので、(何時間待ってもダメなのよホントに。)もう、このマシンでUNIXは諦めるかって気になった。

LinuxPPCに関しては、内蔵HDD(IDE)へのインストールならうまく行くような例も報告されているような感じなのだが、うーむ。
あ、その手があったか!
MacOSを外付けに移してしまって、内蔵ドライブをLinuxに当てればいいのね。外付け1Gを500M/500Mに切って、一つを現在のsystem、MacOS 7.6.1ディスクにする。残りの500MはとりあえずMac領域としてtmpでマウントしておいて行く行くは共有領域に、内蔵500Mはswap64Mと残りズドンに分けてLinuxを入れる。うーん、完璧なプランだ。

これで、ギリギリのところまで進んだ。
BootXのバージョンは1.2bにした。カーネルじゃないから関係ないかな。
セッティングは、BootXのバージョンが1.1の時はNo video driverのチェックを外しておかないと、どうも途中で止まってしまっていたが、1.2bにしてからは比較的安定して行くところまで行ってくれる。後は、カーネルはデフォルトになっているLinux finalよりもその下に表示される、Linux on video support(うろ覚え)の方が安定して進んだようだ。
で、文字画面が全て流れ、後は待っていればXが起動するというところで、一瞬CD-ROMにアクセスする音が聞こえ、そのままカーソルが点滅しなくなり、お止まりあそばされた。

遂にG3カードを外すか

普通のPF5400だと比較的簡単にインストールは成功する臭いので、やっぱり最後はG3を外してみるしかないかな。

と思って、G3カードを外して(これでほぼ純正5420状態)挑戦してみたところ、外す前と何も変わらなかった。

redhatインストーラを使う

Xのインストーラだと、テキスト画面が流れている途中で、いくつかのエラーらしき文字が見られる。内容は、

なるものと、
とがある。これは一体何を示すものなのか。しかも無視されて次へ進んでいるので、うまく行かないのと関係があるのか無いのかがわからない。

そこで試しに、redhatインストーラを使ってみた。
すると、上記のエラーは出なくなり、CD-ROMにアクセスしてredhatインストーラが起動した。キーボードを選択し(わしのはus-ext)、インストールされるデバイスは何ぞや?との質問に「local cdrom」と答えてポチッとなすると、

が出て[固まった|異常終了してカーソルが画面下に出た]。
もうわしの為す術無し。linuxppc-jp mailing listに助け船を求めよう。


hoge


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ITOH Osamu/ Sachi/ Guest Book/ 036@itoh.gentei.org