妙に足つきがいい。
いつもより荷物を積んでるから当然なのだが、ちょっと心配になってリアサスを見てみると乗ってるだけでボトム寸前。これは不安なのでプリロードを調節することにした。問題は、SLはプリロードを簡単にいじれる構造ではないということ。荷物を全部下ろして、さらにエアクリーナダクトまでばらしてようやく調節部が現れる。しかもダブルナット。車載工具にもフックレンチは入ってないので、手持ちのちょっと大きめのフックレンチで力業で回す。最初が堅くて苦労したが、いったん回れば大丈夫。調子に乗ってちょっと増やしすぎたような気もしたが、逆に回すのにはさらに一工夫いりそうだったのでまあいいやということにした。
再び組み上げて荷物を積んでようやく 準備完了。 一休みしてから出発。すでに時刻は昼前だった。これから仙台まで行かねば。千代田石岡ICから常磐道へ。時間を稼ぐためにとりあえずいわきまでは高速を使うことにする。
しかし荷物満載のSLでは高速ではパワー不足なのであった。法定速度巡航がせいぜい。すぐに眠くなってくる。もくもくと距離を稼いでいると、挙動不審な赤いロードスターが追い越していった。あれ?赤いロードスター?
中川さんでした。
そういや同じフェリーだって言ってたな。がんばって追いかけて挨拶。以後はつるんで走る。日立のあたりまでくると気温も一段下がって、景色も山がちになって気分も良くなってきた。 常磐道最後の湯の岳PAで休憩。 今後のルートを相談。とりあえず時間は稼いだので、阿武隈縦断のR399で行ってみることにする。いわき中央ICで降りて、いわき方面へ。 途中のコンビニで休憩 して、いわきで給油もしてから、R399へ。
ろくえふならいけいけだったのにー。
という道から、SLでよかった。
という道まで、繰り返し変化しながら、アップダウンを繰り返しながら、 時々集落の中を抜けながら、 ひたすら山地の中を進む。ツーリングとしては飽きがこなくて良かったのだが、曲がりくねっている分直線距離が思ったより稼げず、時間的に全線走破は厳しくなってきたので、 R114に出たところで休憩しつつ相談して、 ここから太平洋側に下って県道34で北上することにした。R114から県道34に回る。途中でショートカットの県道ができていたらしいが通過してしまった。でも県道34は広域農道並にいい道だったので大したロスではなかったろう。
県道34は最後の相馬のあたりで少し遅くなったが、それまでは平均60km/hを越えるような道。一回地元車にちぎられたし。おかげでねらい通り時間を稼げた。
相馬からはR6で北上。流れが良かったのでそのまま進み、亘理から県道10で市街地を迂回して仙台港を目指す。県道10は交通量が少し多かったが、渋滞するほどではなく18:15に 仙台港フェリー埠頭に到着。 ほぼ時間ぴったりでそのまま乗船手続きして 乗船 となった。2等寝台だと場所は確保できているので慌てなくてすむ。出航前に早速風呂に入ってすっきり。
乗船で別れた中川さんとまた落ち合って夕食を食べてから、 展望室でくつろぐ。 ビールを飲んだら眠くなったのでおやすみなさい。
本日の走行距離、約370km。