- ・理由
- たまたま、バックステップを入れたバイクに乗らせてもらったときに、たしかに窮屈になる反面、下半身でバイクをよりホールドしやすくなること、そのぶん体重移動もやりやすく、上半身の力も抜きやすいことが実感できた。
ワインディングを走ってもノーマルステップのバンクセンサーですら接地しない自分には必要のないカスタムだと思っていたが、そういうことならもっと楽しく走れるようになるかもしれないと思いつき、最近カスタムのネタが不足気味ということもあり(こっちがメインだったりして)、入れてみることにした。
- ・導入
- 今回も注文から取り付けまでビーライドでやってもらう。
選択肢はあんまりない。まあこだわりも全然ない。ということで定番とも言えるモリワキのスイングステップにした。 右側、 左側。
有名どころだから問題ないと思いきや、シフトリンクの延長パーツのねじ切りが逆だったというクレーム処理が発生。在庫切れで注文生産だったので、作るときに間違えたらしい。
ポジションは下がり量と上がり量でそれぞれ移動量が30mmと43mm、計4つの組み合わせが選べる。自分の目的からすると上がるだけでも良かったのだがCBR600F3用のは0mmのポジションはないのであった。なのでとりあえずは最小の30mm/30mmにした。
右側で見る移動量はこんな感じ。 ノーマル、 バックステップ。
- ・感想
- 30mm/30mmの移動量でも、違いははっきりわかる。足が移動した分、膝の位置も上がって曲がりもきつくなった。腰の向きも少し起きるようだ。
良い点は、ねらい通り下半身でのホールド感が高まった。
例えばコーナーに備えるときに、今までは両足でニーグリップするのが一番安定してたものが、腰をずらして外足をひねるようにすることだけでかなりホールドできるようになった。
その分上半身の自由度がまして、コントロールの幅が広がった。結果、ワインディングがまた一つ楽しくなった。
一方悪い点は、当たり前だがゆったりポジションではなくなったこと。
はじめはすぐに腰が痛くなった。これは慣れてくるとかなり軽減したが、ノーマルのリラックスした雰囲気はなくなった。とはいえ、疲れ方の面では量より種類が変わったような感じで、長距離がつらくなったかというとそうでもない。
- ・結論
- 本来の目標のはずの快適ツアラーからはまた少しずれた方に行ってしまったが、とりあえずワインディングがより楽しくなったので良しとする。下道ワインディング快速ツアラーだ。なんだそりゃ。
今までやってきたポジション変更の類を並べると、シート下げ、ハンドル上げ、車高下げ、そして今回のバックッステップと、体格に合わせてポジションのコンパクト&ロー化を目的として一通りやってきたのが大体揃った感じ。端から見るとアップライトにしてバックステップとは変な組み合わせに見えるかもしれないけど。