- エキゾースト交換
パワーアップその5から約一年。その間にFISCOも走るようになり、最高速(GPS計測で239km/h)付近での回転の伸びが悪いことが気になり始めた。吸排気がネックかも、というのはその5のパワーチェックの時からあったので、エキゾーストを換えてみることにした。
97年式のCBR600Fともなると選択肢は限られる。国内の有名どころにはほとんどないも同然。おのずと国外のが主な選択肢になる。
そこで選んだのがアクラポビッチ。どちらかというとパワーの出るというイメージがあったし、有名だし大ハズレはしないだろうと。カタログでは種類が幾つかあったが、97'CBR600Fだとレーシングラインのフルエキになる。
ということでビーライドから発注。予想通り国内に在庫があるわけはなく取り寄せに。届くまでに2ヶ月弱を要した。届いた内容はちゃんとした物。日本語の取説も入っていた。ここでいきなりサイレンサーに凹みがあるというトラブルがあったが、クレームですぐ交換できた。(交換は早かった。サイレンサーはある程度共通らしい。)
取り付けもビーライドで。今までつけていた テクニカルスポーツのフルエキと比較 すると、 結構違いがあるのがわかる。 材質もチタン・カーボンからステン・チタンに変わったが、重さとしては大して変わらなかった。ノーマルが重過ぎというのもある。
取り付けた状態はカウルを外すとこんな感じ。 前、 横、 後。
- 結果
そして今回もBLRでセッティングとパワーチェック。 結果はこちら。
結局、期待したピークパワーは今回もほとんど変わらず。これだけだとがっくりだが、意外なところで低中回転での山谷が小さくなってフラットに近くなった。テクニカルスポーツの4-2-1よりよほどノーマルに近い。
実走では、最高速はメーター読みで260km/hまで出るようになった(@FISCOストレート)。ただし、今回と同時にチェーンとスプロケを交換して、ドリブンスプロケを42→43にショート化したので、ドライブ軸から取るメーターは若干上に誤差が増えているはず。そのうちまたGPSで計ってみよう。回転の伸びも最高速付近でも上まで回るようになったが、これも同様にショート化の効果が主かもしれない。
公道では、低中回転が扱いやすくなったのが際立つ。テクスポの時の山谷ある特性もそれなりに楽しかったが、市街地や流し気味に走るときは断然こっちの方が乗り易いしラク。フラットに近いということはどんなペースでも同じような感覚で走れるということ。気が付くとツーリングがまた楽しくなっていた。テクスポの時は慣れでカバーしていた面があったのだろう。逆に言うと、ノーマルって侮れない。ノーマルエキパイ+スリップオンサイレンサぐらいが一番性能vsコストパフォーマンスが良いんじゃなかろうか。
ということで結論は、当初の目的とは違った意味だけど、換えて良かった。ろくえふの走行距離はまだまだ伸びそうです。