・経過12:(1999.09.09(木)・警察への届け(事情聴取))

 午前休みを取って筑波メディカルセンター病院へ。不要となった松葉杖を返却。杖が必要な期間は出歩かなかったので、結局ほとんど使わず終いだった。

 ついでに頼んでおいた診断書(救急時点の見込み)がどうなったか聞いてみたらできていたのでそれをもらう。「左下肢、右上肢、右下肢の打撲で全治20日間」とあった。実際には全治までにはもう少しかかりそうだが。

 警察の担当者から診断書ができたら届けてくれと言われていたので、その足でつくば中央警察署へ。交通課に行くとちょうど担当の警察官もいたので直接渡す。ついでに事故当日見せられなかったバイクの登録証と自賠責保険証も持ち合わせていたのでコピーを取ってもらう。

 これで書類も揃ったということで、次は事情聴取。いきなり今日の夕方を指定される。ちなみに本人立ち会いの現場検証は省略とのこと。事故直後の検証で十分と言うことらしい(目撃証言も得られたそうな)。

 一旦会社へ行き、定時であがって再びつくば中央警察署へ。事情聴取を受ける。あらかじめ用意された質問に対して答えていく形。質問は事故に至る状況を順を追って確認していく。今までの主張通り答える。

 残りは事故の原因についての質問と、相手の処罰を望むか?という質問。前者については「相手の無理めのタイミングでの交差点進入と自分の判断ミス」、後者には「望まない」と答える。

 その他は相手の確認や損害の確認などがあって、最後に質問の答えに沿って担当官が作文した調書を読み上げてもらって同意の署名と押印をして、30分ほどで事情聴取は終了。また別に相手に対する事情聴取があるそうだが、自分についてはこれで届けに関する処理は終了だそうだ。

 ちなみに自分側の調書は「被害(者?)調書」となっており、とりあえず立場は被害者側らしいということがわかってちょっとほっとする。明日にでも保険会社に届けを出した旨連絡することにしよう。これでまた示談交渉が進展するはずだし、まとまるところは早くまとまって欲しい。

 現在のところの右脚は、とりあえずゆっくり歩いたり座って仕事をしたりする事はできる状態。まだ階段の上り下りはつらいのと、歩き以上に急ぐことはできない。長く同じ姿勢を保っているのも少しつらい。

 関節は直角以上にも曲がるようになってきているが、動かさないでいるとすぐ固まってしまう感じで、特に動き始めがつらい。まだ外傷部の腫れも引いてないし、しばらくはこのような状態が続きそうだ。



・経過13:(1999.09.11,12(土日)・リハビリ?)

 土曜日はリードで東京へ遠征。リードだとまさしく遠征。行きも帰りも途中で休憩してしまった。とりあえず上野のバイク街で買い物して3週間分のうっぷんを晴らしてからビーライドへ。SLの書類を渡す。保険の見積もりも出たので、廃車手続きに入るためだ。これで本当に廃車処分となる。あーあ。

 一方、腹打ちでつぶれたエキパイを修理中のろくえふもここにあるので、試しにまたがってみる。乗るだけならなんとかなりそう。右がニーグリップしにくいのと、右足が素早く出せないので立ちゴケの不安があるが。でももう乗れるなら早く乗りたいので、修理ができ次第回収することにする。次の週末かな。

 日曜日は近場の温泉までミニミニツーリングに行って来た。リードだったこともあり、途中の行動に特に問題はなし。土曜の遠征と併せて、だいぶ行動力が戻ってきた。ちょっと前までは立っているのがつらかったが、最近は立っていても右脚の張る感じが弱くなってきている。

 温泉ではせっせと脚を動かす練習もしてきた。可動範囲はだいぶ広くなったが、まだ腫れが残っているので引きつり感があり、右脚の力だけだと素早く強く動かすことができない。外傷部分の腫れはなかなか引かない。まだ時間がかかりそうだ。

 とはいえ、ゆっくりながらも回復しつつあることが確認できた週末だった。



・経過14:(1999.09.17(金)・通院4回目、保険交渉)

 休みを取って筑波メディカルセンター病院へ。相変わらず混んでいる。今日は2時間待ち。しかし前にもまして待ってる間も右脚のつらさが減っているのがわかる。はじめはじっとしているだけでもつらかったもんだ。

 診察を受ける。腫れはだいぶ引いてきていたので今日はいよいよ関節のチェック。足を持って関節をぐりぐり動かされる。特に動きに不安定なところやずれの出るところはないようで、これなら靱帯なども特に問題ないでしょうとのことだった。とりあえず一安心。

 あとは普通に動かす練習をして、腫れがよく引くまでは激しい運動は控えて下さいとのこと。なにか異常があればまた来て下さいということで、特に次の通院も指定されなかった。

 最後に会計をするときに、「保険会社から連絡がありませんでしたか?」と聞かれた。普通は保険会社に請求するようになるらしいが、連絡がないとのこと。結局全部自分が立て替えているわけで、これは確認しなければ。


 家に帰ってからいろいろ確認してみる。まずは自分側の保険会社(安田火災)に電話。しかしこっちは相手の反応待ちで止まっていた。過失割合と相手の損害については了解の返事を出したが、その後督促はしてるが反応がないとのこと。自分側の損害は相手側の保険会社に請求することになるので、それ以上のことはこっちではどうしようもない。

 ということで相手の保険会社(日本生命損保)に直接電話する。すると処理は進めてるが連絡は行ってませんか?と逆に聞かれてしまった。おいおい。実際の処理は業務提携している別の保険会社(同和火災)にやってもらってるそうなので、その辺でとぎれてるんじゃないだろか。

 ということで同和火災の物損と人身の担当者に直接電話する。やはりここで止まってたらしい。そのまま直接交渉する。

 物損は未確定だった自分側の装備(ヘルメット、ジャケット、ジーンズ、グローブ、靴、鞄、ネット)の損害額を交渉(写真と購入時期・価格のメモは送ってあった)。減価償却後の損害額を全部ひっくるめて総額の7割ということで了承して、これで損害が確定したので安田火災経由で示談書を送ってもらうようにする。

 人身は病院と薬局に連絡を取ってもらって、保存してあった領収書と引き替えに払い戻しを受けられるようにしてもらう。それと休業損害等の請求書を送ってもらうようにする。

 これでようやく交渉がまとまりそうだ。示談書と請求書を手に入れるまでは安心できないが。結局直接相手に督促しないと進展しなかったわけだが、それにしても担当者が何人もいてめんどくさかった。


 怪我の方はだいぶ元の脚の形に近づいてきた。腫れや変色は外傷部分を残すぐらいになった。動きも歩くぐらいなら特に問題ないが、階段の昇降や走ったりするのはまだ良くできない。

 少なくともバイクに乗るのはできそうなので今週末にでもろくえふを回収しようと思っていたのだが、ビーライドにきいてみるとまだエキパイの修理ができてなかった。外注に出した工場がたてこんでるらしい。というわけでバイク復活は来週以降に延期。残念。


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