・経過15:(1999.09.21(火)〜1999.09.27(月)・保険交渉その他)

 前回の交渉で治療費は相手の対人保険で出ることが確定して精算できるようになったので、筑波メディカルセンター病院へ行って今まで立て替えで払っていた治療費の払い戻しを受けた。通院四回+救急の診療費と薬代、合計で55,040円。松葉杖のレンタル代はなぜか保険の対象外だった。といっても一日30円だったが。

 休業損害の請求書が送ってきたので記入する。過去三ヶ月の収入と休んだ日数などを記入し、事業所の証明をしてもらうためにうちの労政課に送る。休んだ日数は全部で12日、全て溜まっていた有給に振り替えたが、損害には違いなのでしっかり請求するのだ。

 自分側の搭乗者傷害の担当者から電話がかかってきた。搭乗者傷害は日常業務に支障が出なくなるまでということなので、通院四回分が出るのだそうな。通院一回につき限度額200万円の千分の一ということなので、2,000円x4回で8,000円。なんかしょぼい。500万円にしておけば良かったなぁ。

 27日になっても物損の示談書が送ってこないので双方の保険会社に電話してみる。結局事務処理の途中ということがわかった。現在は相手のサイン待ちだそうな。郵送でやりとりなのでどうも時間がかかる。決まった物はさっさと済ませたいのだが。

 23日にろくえふを回収してきて、一ヶ月ぶりにライダー復活を果たした。やっぱりバイクはいい。

 怪我の方は普通に歩く分ならだいぶ良くなってきた。それ以上の負荷はまだかけられないが。日常生活でほぼ不便を感じなくなってきたのはありがたい。あとは気長にやるしかないかな。



・経過16:(1999.10.01(木)〜1999.11.01(月)・物損示談成立その他)

 10月に入っても相変わらず相手の反応待ちは変わらず。安田火災からは週に一回状況の連絡(相手の反応待ち)があったが、相手の同和火災からは何も言ってこない。とりあえずライダー復活したし仕事も忙しい時期になってきたのでこっちからは特に行動はとらないでいた。

 そして10月も半ばを過ぎた18日、安田火災からようやく示談書が来たので送るとの連絡が来て、19日に示談書が届いた。内容を確認して、こちらの負担額が約5万だったので、安田火災の担当者に電話して自分の対物保険を使うかどうか相談。対物を使うと等級が3つ上がって、保険料にすると1万7千円ほど上がるとのことだったので、今回は過失相殺にして自分の保険は使わないことにする。オフ車を復活させて保険も継続するつもりなので。

 示談書は署名捺印して20日に安田火災に返送する。あとは保険会社間の精算手続き待ち。それが済んで、「対物事故解決のご案内」が安田火災から送られてきたのが28日。結局のところ、物損の示談内容は、

「自分の責任額」=「相手の損害額(\260,000)」×「自分の責任割合(20%)」= \52,000

「相手の責任額」=「自分の損害額(\502,550)」×「相手の責任割合(80%)」= \402,040

 相手の損害額は車の修理代金。自分の損害額はバイクの損害+装備の損害。バイクは全損なので、新車購入価格から2ヶ月分の減価償却分を差し引いたもの。

 このときビーライドはオプション装備まで含めた目一杯の見積書を作ってくれたので、減価償却分を差し引いてもまだSL230の車両価格より高かった(40万以上あった)。

「保険会社には吹っ掛けとくから、またうちで買ってね(はあと)」

ということらしい。つき合うべきは要領のいいバイク屋である。それに装備の損害額(償却分をひっくるめて装備総額の7割)を加えてこの値段。今回は過失相殺なので、実際に受け取る額は

「相手の支払額」=「相手の責任額(\402,040)」−「自分の責任額(\52,000)」= \350,040

になる。SL230の新車車両価格にちょっと足りないくらい。これなら復活は十分可能だ。自賠責と任意保険はそのまま車両変更で済むし。オプションも含めて再生の効く部品がほとんどない(全体的に多かれ少なかれ歪んでいる)のが残念だ。

 というわけで、実際の支払いは11月2日という案内が1日に来たのだが、それを待たずに10月30日にビーライドで2台目のSL230の注文をしていたのだった。11月半ばには納車される予定。オフ車復活の日も近い。

 一方で人身の方は休業損害の請求書を送ったものの、同和火災の担当者からはよく聞き取れない留守電が一本あった他は連絡なし。まったく使えないぞ同和火災。仕事が一段落してもまだ連絡来なかったらこっちから連絡してみよう。とりあえず物損が決着したから資金的には急ぐ必要もなくなったし。

 怪我の状態は、日常生活では問題なくなった。バイクで出かけるのも問題なし。でもまだ力を入れたり、運動したり、普段でもときどきツボにはまると痛みが出るのと、腫れというかしこりのようなものが右膝の周辺に残っているので完治とはまだ言えない。どこまで治るのかも含めて、気長に様子見である。



・経過17:(1999.11.02(火)〜1999.11.12(金)・SL復活その他)

 11月2日に物損の保険金\350,040が振り込まれた。これで物損の方は終了。

 さて人身の方はどうなってるかと同和火災の人身の担当者に電話。すると休業損害の算出はもう済んでいて、18万位だそうな。それ以外も含めた人身の示談については、僕の完治報告(診断書)待ちらしい。それならそうと早く連絡してくれればいいのに。

 とりあえず完治報告はもう少し様子を見てからということにするが、休業はもうしないだろうということで休業損害だけ先に振り込んでもらうようにした。

 一方2台目のSL23011月11日に納車となった。ここまで来るのに事故から3ヶ月弱。いろいろ大変だったが、ここまで戻せればまあうまく行った方だと思う。

 記念というかなんというか、廃車となった1台目のSL230のパーツを取っておくことにした。選んだのは 割れたジェネレーターカバー。 Photo パーツというよりオブジェですな。破壊面は いかにも鋳物という感じ。 Photo ちなみにこのオブジェの名前は「ピスタチオ」 である。命名は「そらまめ」 タンクをお持ちのガクさん。そういえばそらまめタンクをを見せてもらったのが1台目の納車の時だったんだよなぁ。

 休業損害の保険金は11月12日に振り込まれた。12日分で、\182,752円。サラリーマンの場合は過去3ヶ月の給料から平均して算出するらしい。残業代もしっかり計上したからちょっと高め。物損の過失相殺分を補って余りあるのは助かる。これで2台目のSL230分は完全に賄えた。

 これで残るは人身の示談確定だが、あとは自分の完治報告のみ。こっちは100%元どおりとはいかないかもしれないから、運動も支障なしと思えるようになったら完治としよう。試しに少し運動してみたら、まだちょっと力を入れると痛みが出た。もう少し様子見としよう。


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